学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題3の概要
タイムスイッチ代用端子台を含む電灯・コンセント回路の施工
技能試験 · タイムスイッチ回路 / 点滅器回路 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続
配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて単相2線式100V屋内配線工事の完成作品を作成しなさい。 【主な施工条件】 1. タイムスイッチ(TS)は3極端子台(S1、S2、L1)で代用し、S1に電源非接地側、S2に接地側、L1とS2から引掛シーリングローゼット(イ)へ配線する。 2. ジョイントボックスA部分はリングスリーブによる圧着接続、ジョイントボックスB部分は差込形コネクタによる接続とする。 3. 電線色は、接地側に白、点滅器・コンセント・TSへの非接地側に黒を使用する。 4. 埋込連用取付枠は、コンセント部分に使用する。 5. 各器具の極性(コンセントW端子、ランプレセプタクル受金ねじ部端子、引掛シーリング接地側極端子)を正しく配線する。
解答・解説を表示
解答
ジョイントボックスAはリングスリーブ圧着(2.0mm+1.6mm白2本は刻印「小」、2.0mm+1.6mm2本黒3本は刻印「小」、1.6mm赤・白2本は刻印「○」)。ジョイントボックスBは差込形コネクタ(白4本は4本用、黒3本は3本用、赤・黒2本は2本用)。タイムスイッチ代用端子台はS1に黒、S2に白2本、L1に白熱灯/引掛シーリングへの黒を接続する。
解説
タイムスイッチ回路は、内部モーター駆動用の電源接続(S1・S2)と負荷制御用接点(S1-L1)から成り立ちます。本問の代用端子台では、S1に常時電源の非接地側(黒)、S2に接地側(白)を供給し、負荷側(引掛シーリング)へは点滅制御されるL1(黒)と共通接地となるS2(白)を接続します。本問に示された接続の範囲で考えます。リングスリーブ圧着では、1.6mm同士の2本接続時のみ刻印が「○」となり、2.0mmを含む接続や3本以上の接続では「小」となる規定を厳格に順守する必要があります。この圧着の説明を別の径・本数へ一般化せず、異なる接続では単線・より線の別も含めて適合表でスリーブと刻印を選び直します。
解き方
- 単線図から複線図を起こし、電源からジョイントボックスA・Bを経由する各負荷・器具への電線色(白・黒・赤)を決定する。
- 支給ケーブル(VVF2.0-2C、VVF1.6-3C、VVF1.6-2C)を図面寸法および器具施工に必要なストリップ長(外装・絶縁被覆)を考慮して切断・被覆剥ぎ取りを行う。
- 埋込連用取付枠をコンセントに取り付け、タンブラスイッチ、ランプレセプタクル、引掛シーリング、端子台へそれぞれ極性に注意して結線する。
- ジョイントボックスBにおいて指定された差込形コネクタ(2本用・3本用・4本用)を用いて各芯線を正しく接続する。
- ジョイントボックスAにおいて電線の太さと本数に対応する圧着ダイス(○、小)を確認してリングスリーブを圧着し、心線の噛み込み・先端余長を適切に整える。
覚えるポイント
- リングスリーブ小で圧着マーク「○」になるのは「1.6mm×2本」の組み合わせのみ。
- タイムスイッチの端子S2には、電源側接地線と負荷側接地線の白線2本を共締めする。
- 埋込連用取付枠を取り付ける器具の指定(本問ではコンセント)を施工条件で必ず再確認する。
間違えやすいところ
- 2.0mmと1.6mmの2本接続において、リングスリーブの圧着ダイスを誤って「○」で圧着してしまう刻印違い。
- タイムスイッチ端子台においてS1とS2の接続を逆にしたり、負荷側への白線をS2以外の端子へ接続してしまう誤配線。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部(外側ソケット部)に非接地側(黒線)を接続してしまう極性逆接続。
出題の前提:2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日実施)候補問題No.3の公式問題・施工条件および公式正答に基づきます。
出典:電気技術者試験センター『2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題3』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題3
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した2019年度第二種電気工事士上期技能試験(7月20日) 課題3の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

