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電気工事士試験 · 学習ガイド

平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月9日) 課題12の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月9日) 課題12の概要
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平成30年度下期技能試験 課題12の施工と複線図結線

配線図・技能施工 · PF管配線 / アウトレットボックス / タンブラスイッチ / リングスリーブ接続 / 差込形コネクタ接続

配線図および施工条件に従い、単相2線式100V回路において、PF16可とう電線管を用いたコンセント・点滅器部分の配線、ジョイントボックスA(差込形コネクタ)およびジョイントボックスB(リングスリーブ)の結線、圧着マーク(刻印)、電線相互の接続および器具への結線を完成させなさい。 【主な施工条件】 1. ジョイントボックス(アウトレットボックス)は打抜き済みの穴だけをすべて使用する。 2. 電源からの接地側電線にはすべて白色を使用する。 3. 電源から点滅器およびコンセントまでの非接地側電線には、すべて黒色を使用する。 4. 接地側(白)を結線する器具端子:コンセントの接地側端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングの接地側極端子。 5. 電線相互の接続:ジョイントボックスA部分は差込形コネクタ、ジョイントボックスB部分はリングスリーブとする。 6. 電線管用ボックスコネクタは、ジョイントボックス側に取り付けること。 7. 埋込連用取付枠は、タンブラスイッチ(ロ)およびコンセント部分に使用すること。

解答・解説を表示

解答

ジョイントボックスA(差込形コネクタ):接地側白3本(3本用)、スイッチ「イ」からの戻り線2本(2本用)、スイッチ「ロ」からの戻り線2本(2本用)。ジョイントボックスB(リングスリーブ):接地側電線(電源白2.0mm+A間白1.6mm+PF管白1.6mm)3本で刻印「小」、非接地側電線(電源黒2.0mm+スイッチ「イ」黒1.6mm+PF管黒1.6mm)3本で刻印「小」、スイッチ「イ」連絡線(スイッチ白1.6mm+A間赤1.6mm)2本で刻印「○」、スイッチ「ロ」連絡線(PF管赤1.6mm+A間黒1.6mm)2本で刻印「○」。PF16管内にはIV線(黒・白・赤)を通線しボックス側コネクタで固定、スイッチ(ロ)とコンセント間の渡り線は黒色を使用する。

解説

単相2線式配線では、電源接地側(白)をすべての負荷(引掛シーリング、ランプレセプタクル、コンセント)に直接接続し、電源非接地側(黒)をすべての点滅器およびコンセントに直接給電します。点滅器からの返り線(負荷側)は各対応する負荷の非接地側に接続します。本問ではジョイントボックスBからAへ接地側白線と2系統の点滅回路の電線を中継し、B部分ではリングスリーブの規定圧着マーク(2.0mm+1.6mm2本は「小」、1.6mm2本は「○」)、A部分では差込形コネクタ(2本用・3本用)を正しく使い分ける必要があります。

解き方

  1. 施工条件と単線図から複線図を起こし、電源白線(接地側)がコンセント・ランプレセプタクル・引掛シーリングに、電源黒線(非接地側)がコンセントおよびスイッチ(イ・ロ)へ至る経路を確定する。
  2. アウトレットボックス(B部分)の打抜き済み穴にゴムブッシングを取り付け、PF16コネクタを介して合成樹脂製可とう電線管を接続する。
  3. PF16管内にIV線3本(黒・白・赤)を通線し、スイッチ(ロ)およびコンセントを取り付けた埋込連用取付枠に結線(接地側白をコンセントW端子、非接地側黒をコンセントからスイッチへ渡り配線、赤をスイッチ負荷側へ接続)する。
  4. 器具(ランプレセプタクル、引掛シーリング、スイッチイ)を結線し、ケーブル外装・絶縁被覆を適切な長さに剥ぎ取る。
  5. ジョイントボックスB部分をリングスリーブで圧着:電源2.0mm白+A間1.6mm白+PF管1.6mm白の合計3本(断面積5.5mm2超〜8mm2以下)は刻印「小」、電源2.0mm黒+スイッチイ1.6mm黒+PF管1.6mm黒の合計3本は刻印「小」、スイッチイ白1.6mm+A間赤1.6mmの2本は刻印「○」、PF管赤1.6mm+A間黒1.6mmの2本は刻印「○」とする。
  6. ジョイントボックスA部分を差込形コネクタで接続:白3本(A間白+レセプタクル白+シーリング白)を3本用コネクタ、スイッチイ対応の電線2本(A間赤+シーリング黒)を2本用コネクタ、スイッチロ対応の電線2本(A間黒+レセプタクル黒)を2本用コネクタにそれぞれ確実に奥まで挿入する。

覚えるポイント

  • 2.0mm電線1本と1.6mm電線1〜2本を接続する場合のリングスリーブ圧着マークは「小」となる(「○」は1.6mm電線2本のみ)。
  • PF管用ボックスコネクタはアウトレットボックス側にロックナットで確実に固定する。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部側端子には必ず接地側白線を接続する。

間違えやすいところ

  • 電源線VVF2.0mmを含む結線箇所で、リングスリーブの圧着ダイスを「○」で圧着してしまう刻印誤り。
  • PF管用ボックスコネクタのロックナットの向きやつばの締め付け方向の誤り、ボックスへの未固定。
  • コンセントの極性(W端子に白線)とスイッチへの渡り線(黒線)の接続位置の誤り。

出題の前提:平成30年度第二種電気工事士技能試験候補問題No.12の施工条件および電気設備技術基準・内線規程。

出典:電気技術者試験センター『平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月9日) 課題12』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月9日) 課題12

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月9日) 課題12の問題・解答資料です。