学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題5の概要
平成30年度下期 技能試験 候補問題No.5 施工解説
配線図・実技施工 · 単相100V回路 / 単相200V回路 / 端子台代用 / 接地極付コンセント / リングスリーブ / 差込形コネクタ
図に示す低圧屋内配線工事を与えられた材料を使用し、施工条件に従って完成させなさい。 【配線図の概要】 ・単相100V電源(配線用遮断器B):VVF 2.0-2C(青色シース)でジョイントボックスへ接続(器具間250mm)。 ・単相200V電源(漏電遮断器BE・対地電圧150V以下)および接地端子(ED):VVF 2.0-3Cで接地極付コンセント(20A 250V 接地極付)へ直接配線(器具間250mm)。 ・配線用遮断器、漏電遮断器、接地端子は一体の5極端子台で代用する。 ・ジョイントボックスから各器具への配線: - 施工省略部(蛍光灯「イ」):VVF 1.6-2C(器具間100mm) - ランプレセプタクル「ロ」:VVF 1.6-2C(器具間250mm) - 埋込連用取付枠に取り付けたタンブラスイッチ「イ」「ロ」及びコンセント:VVF 1.6-2C 2本(器具間200mm) 【主な施工条件】 1. 配線及び器具の配置は図に従い、「ロ」のタンブラスイッチは取付枠の中央に取り付ける。 2. 端子台は図2の表示(上から100V N・L、200V 2端子、ET)に従って結線する。 3. 電線色別: ①100V電源の接地側電線にはすべて白色を使用する。 ②100V電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。 ③接地線には緑色を使用する。 ④コンセントの接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、端子台の100V N端子には白色電線を結線する。 4. ジョイントボックス内の接続: ①4本の接続箇所は差込形コネクタ(4本用)による接続とする。 ②その他の接続箇所はリングスリーブによる接続とする。
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解答
ジョイントボックス内接続:接地側白線4本(2.0mm×1本、1.6mm×3本)を差込形コネクタ(4本用)で接続。非接地側黒線2本(2.0mm×1本、1.6mm×1本)をリングスリーブ小(刻印「小」)で接続。点滅器イの返り線2本(1.6mm×2本)をリングスリーブ小(刻印「○」)で接続。点滅器ロの返り線2本(1.6mm×2本)をリングスリーブ小(刻印「○」)で接続。200V回路は端子台から20A250V接地極付コンセントへVVF2.0-3C(黒・白・緑)で直接配線する。
解説
本課題は100V電灯コンセント回路と200V動力(接地極付)回路が共存する構成です。5極端子台を用いて配線用遮断器(100V)、漏電遮断器(200V)、接地端子(ET)を代用します。単相100V回路は接地側(白)を負荷およびコンセント接地側(W)へ常時供給し、非接地側(黒)をスイッチ群およびコンセント非接地側へ常時供給します。200V回路は対地電圧150V以下の単相200V回路であり、電源からコンセントまでジョイントボックスを経由せずVVF2.0-3Cで直結され、緑線は必ず接地極端子に接続します。
解き方
- 複線図を作成し、100V回路の接地側(白線4本)、非接地側(黒線2本)、各スイッチ返り線(各2本)の接続関係を整理する。
- 支給ケーブルを寸法に合わせて切断する(VVF1.6-2Cはレセプタクル用約350mm、スイッチ・コンセント用約350mm×2本、施工省略用約200mmに配分)。
- 端子台(5極)に100V用VVF2.0-2C(N:白、L:黒)および200V用VVF2.0-3C(200V端子:黒白、ET:緑)を皮むきしてねじ止め接続する。
- 埋込連用取付枠に上からスイッチ「イ」、中央にスイッチ「ロ」、下にコンセントを取り付け、わたり線(黒)を配線する。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部側に白線、中心接触片側に黒線をのの字曲げ加工して結線する。
- ジョイントボックス内で、接地側白線4本を差込形コネクタで接続し、残る3接続箇所を適切なリングスリーブ(刻印「小」1箇所、刻印「○」2箇所)で圧着する。
覚えるポイント
- スイッチ「ロ」は必ず取付枠の中央に取り付ける施工条件の遵守。
- 4本接続箇所(接地側電線)のみ差込形コネクタを使用し、他はリングスリーブ小を使用する。
- リングスリーブの圧着刻印:2.0mm+1.6mmは「小」、1.6mm+1.6mmは「○」とする。
- 200V接地極付コンセントのアース端子には必ず緑色線を接続する。
間違えやすいところ
- 連用取付枠における器具の取付位置指定(「ロ」のスイッチが中央)を誤り、上下の並びを間違えるミス。
- 端子台の100V電源側で極性(N端子に白、L端子に黒)を逆に接続してしまう欠陥。
- ジョイントボックス内の電源黒線(2.0mm)とスイッチ送り黒線(1.6mm)の圧着刻印を「○」にしてしまうミス(正しくは「小」)。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部(白線接続)と中心接触片(黒線接続)の極性を取り違えるミス。
出題の前提:平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(2018年12月8日実施)候補問題No.5 公式問題および解答例
出典:電気技術者試験センター『平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題5』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題5
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成30年度第二種電気工事士下期技能試験(12月8日) 課題5の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

