学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題13の概要
平成30年度上期 技能試験 課題13(自動点滅器・端子台回路)
技能試験 · 端子台代用自動点滅器 / VVRケーブル / リングスリーブ圧着刻印 / 差込形コネクタ / 埋込連用取付枠
図に示す配線図及び施工条件に従い、支給材料を用いて単相2線式100Vの低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【主な施工条件】 1. 自動点滅器は3極端子台(1・2・3)で代用し、屋外灯「ロ」部分は施工省略とする。 2. 電源からの接地側電線にはすべて白色、電源から点滅器・コンセント・自動点滅器までの非接地側電線にはすべて黒色を使用する。 3. コンセント接地側極(W端子)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、自動点滅器端子台の記号2端子には白色電線を結線する。 4. ジョイントボックスAの電線接続はリングスリーブ、ジョイントボックスBの電線接続は差込形コネクタによる接続とする。 5. 埋込連用取付枠はコンセント部分に使用すること。
解答・解説を表示
解答
A部分(リングスリーブ):電源黒+イ黒+A-B黒の3本(2.0+1.6+1.6)を刻印「小」、電源白+A-B白の2本(2.0+1.6)を刻印「小」、イ白+A-B赤の2本(1.6+1.6)を刻印「○」。B部分(差込形コネクタ):接地側4本接続に4本用コネクタ、常時非接地側3本接続に3本用コネクタ、スイッチ「イ」結線2本に2本用コネクタを使用。自動点滅器代用端子台:端子1に非接地側黒、端子2に接地側白2本、端子3に屋外灯行き黒を結線。取付枠はコンセント側に取り付ける。
解説
自動点滅器は内部電源(CdS駆動用)を常時必要とするため、端子1(非接地側)と端子2(接地側)に常時100Vを供給し、端子3から負荷へ点滅電源を供給します。端子台代用時は負荷の接地側電線も端子2から取り出すため、端子2には電源側と負荷側の白線2本が共締めされます。本問に示された接続の範囲で考えます。リングスリーブの圧着刻印は、電線太さの組み合わせ(1.6mm×2本は「○」、2.0mmを含むまたは合計太さが1.6mm×2本を超える場合は「小」)に厳密に従います。この圧着の説明を別の径・本数へ一般化せず、異なる接続では単線・より線の別も含めて適合表でスリーブと刻印を選び直します。
解き方
- 複線図を作成し、電源からの非接地側・接地側・スイッチ「イ」回路・自動点滅器「ロ」回路を整理する。
- 支給ケーブルを寸法に合わせて切断し、VVRケーブルの外装・介在物を丁寧に処理して各端末被覆を剥ぎ取る。
- ランプレセプタクルの極性(受金ねじ部に白)、コンセント(W端子に白)、端子台(1:黒、2:白2本、3:黒)に器具を結線し、埋込連用取付枠をコンセントに装着する。
- Aボックス側をリングスリーブで圧着し(2.0+1.6×2は刻印「小」、2.0+1.6は刻印「小」、1.6×2は刻印「○」)、心線のはみ出しや噛み込みがないか確認する。
- Bボックス側を差込形コネクタ(2本用・3本用・4本用)に奥まで確実に差し込み、全体の形状を整える。
覚えるポイント
- 自動点滅器の端子2には、電源からの接地側白線と負荷(屋外灯)への接地側白線の合計2本を接続する。
- 埋込連用取付枠の指定器具(本問ではスイッチではなくコンセント側)を取り違えない。
- VVF2.0mm電線と1.6mm電線の圧着刻印は、2.0+1.6が「小」、2.0+1.6×2本も「小」となる。
間違えやすいところ
- 自動点滅器端子台の端子2に負荷側への白線を接続し忘れ、結線不良となる。
- Aボックスの圧着で、2.0mm+1.6mmの組み合わせを誤って「○」で刻印してしまう誤圧着欠陥。
- 埋込連用取付枠をコンセントではなくタンブラスイッチ側に取り付けてしまう施工条件違反。
出題の前提:平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日実施)公表問題No.13 試験条件・施工条件
出典:電気技術者試験センター『平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題13』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題13
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題13の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

