学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12の概要
平成30年度第二種電気工事士上期技能試験 課題12の施工・結線
技能試験 · 単相2線式100V配線 / アウトレットボックスとPF管工事 / 差込形コネクタ接続 / リングスリーブ圧着
図に示す配線図と施工条件に従い、支給材料を用いて低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【主な施工条件】 1. 配線及び器具の配置は配線図に従うこと。 2. ジョイントボックス(アウトレットボックス)は打抜き済みの穴だけをすべて使用すること。 3. 電線の色別: ①電源からの接地側電線はすべて白色を使用。 ②電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線はすべて黒色を使用。 ③コンセントの接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングローゼットの接地側極端子(接地側表示)には白色を結線。 4. 接続方法: A部分は差込形コネクタ接続、B部分はリングスリーブ接続とすること。 5. 電線管用ボックスコネクタはジョイントボックス側に取り付けること。 6. 埋込連用取付枠はタンブラスイッチ(ロ)及びコンセント部分に使用すること。
解答・解説を表示
解答
ジョイントボックスA(差込形コネクタ):接地側白3本に3本用×1個、器具「イ」黒2本に2本用×1個、器具「ロ」電線2本に2本用×1個を使用。ジョイントボックスB(リングスリーブ):接地側3本(2.0mm×1+1.6mm×2)を刻印「小」、非接地側3本(2.0mm×1+1.6mm×2)を刻印「小」、スイッチ「イ」連絡線2本(1.6mm×2)を刻印「〇」、スイッチ「ロ」連絡線2本(1.6mm×2)を刻印「〇」で圧着。PF管はボックスコネクタでボックスBに接続し、コンセント・スイッチ(ロ)部には埋込連用取付枠を取り付け、コンセントW端子に白、非接地側黒および渡り線(黒)、スイッチ(ロ)戻りに赤を接続する。
解説
単相2線式100V配線では、電源の接地側(白)を各負荷(コンセント、ランプ、シーリング)の接地側端子に共通接続し、非接地側(黒)をコンセントおよび各スイッチへ供給します。本課題はアウトレットボックス(B)とジョイントボックス(A)の2箇所の接続点があり、B側で電源の分岐とスイッチ「イ」・PF管側の処理、A側で器具「イ」「ロ」への分岐を行います。本問に示された接続の範囲で考えます。接続規定としてA側は差込形コネクタ、B側はリングスリーブを使用し、電線太さと本数に応じた適切な刻印記号(1.6mm×2本は「〇」、2.0mmを含む組み合わせは「小」)を選定します。この圧着の説明を別の径・本数へ一般化せず、異なる接続では単線・より線の別も含めて適合表でスリーブと刻印を選び直します。
解き方
- 単線図から複線図を起こし、電源の接地側(白)をコンセント・ランプレセプタクル・引掛シーリングへ、非接地側(黒)をスイッチ(イ、ロ)およびコンセントへつなぎ、各スイッチの戻り線を対応する器具へ送る配線経路を特定する。
- アウトレットボックス(B)における接続を判定し、電源2.0mm+1.6mm×2本となる接地側・非接地側の2箇所はリングスリーブ刻印「小」、1.6mm×2本となるスイッチ戻り・連絡線の2箇所は刻印「〇」で圧着する。
- ジョイントボックス(A)において、接地側白3本を3本用差込形コネクタで接続し、器具「イ」および「ロ」への連絡線2箇所をそれぞれ2本用差込形コネクタで接続する。
- PF管用コネクタをアウトレットボックスの打抜き穴へ確実に取り付け、埋込連用取付枠に固定したスイッチ(ロ)およびコンセントへIV線3本を極性・渡り線に注意して結線する。
覚えるポイント
- リングスリーブ圧着マーク:1.6mm電線2本の接続は「〇」、2.0mm電線1本+1.6mm電線1〜2本の接続は「小」を使用する。
- アウトレットボックス側のノックアウト穴はあらかじめ打ち抜かれた箇所のみを使用し、コネクタロックナットは確実に締め付ける。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部、コンセントのW端子、引掛シーリングの接地側極端子には必ず白色絶縁電線を接続する。
間違えやすいところ
- 電源線が2.0mmであることを忘れ、接地側・非接地側の接続(2.0mm×1本+1.6mm×2本)を刻印「〇」で圧着してしまう誤り。
- 埋込連用取付枠の取付位置を間違えたり、スイッチとコンセントの位置・渡り線の配線を誤って極性を反転させてしまうこと。
- アウトレットボックスに電線管用ボックスコネクタを取り付ける際、ロックナットの向きやつばの固定不良が生じること。
出題の前提:平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日実施)試験問題および電気技術者試験センター公表の解答例・判定基準に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成30年度第二種電気工事士上期技能試験(7月21日) 課題12の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

