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電気工事士試験 · 学習ガイド

平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題10の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題10の概要
30:00

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配線図に基づく実技施工(同時点滅パイロットランプ回路)

技能試験 · パイロットランプ同時点滅 / 埋込連用器具結線 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ

図に示す配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【配線図概要】 ・電源:単相2線式 100V(施工省略)から配線用遮断器(B)を経由してVVF 2.0-2C(青色シース、150mm)でジョイントボックスに至る。 ・ジョイントボックスから上方へVVF 1.6-2C(150mm)で引掛シーリング(角形)「イ」に接続する。 ・ジョイントボックスから右方へVVF 1.6-2C(150mm)でランプレセプタクル「イ」に接続する。 ・ジョイントボックスから下方へVVF 1.6-3C(150mm)で埋込連用取付枠に取り付けたパイロットランプ「イ」、タンブラスイッチ「イ」、コンセントの組み合わせに接続する。 【主な施工条件】 1. 確認表示灯(パイロットランプ)は、引掛シーリングローゼット及びランプレセプタクルと「同時点滅」とすること。 2. 電源からの接地側電線にはすべて白色、電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用すること。 3. コンセントの接地側極端子(W表示)、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、引掛シーリングローゼットの接地側極端子(接地側表示)、配線用遮断器の接地側極端子(N表示)には白色電線を結線すること。 4. VVF用ジョイントボックスでの電線相互の接続は、3本の接続箇所を「差込形コネクタ」、その他の接続箇所を「リングスリーブ」による終端接続とすること。

解答・解説を表示

解答

配線用遮断器、角形引掛シーリング、ランプレセプタクル、埋込連用器具(パイロットランプ・スイッチ・コンセント)を適切に結線し、ジョイントボックス部において3本接続箇所(スイッチ返り線と負荷2器具の黒線)を差込形コネクタ、4本接続箇所(接地側白線)をリングスリーブ中(刻印「中」)、2本接続箇所(非接地側黒線)をリングスリーブ小(刻印「小」)で圧着結線する。

解説

同時点滅回路(常時点灯表示灯回路)では、スイッチがONになったときに負荷器具(照明)と並列にパイロットランプへ電圧が印加され点灯するよう配線します。したがって、パイロットランプの両端には「スイッチを通った非接地側(返り線)」と「電源からの接地側(白線)」を接続する必要があります。また、同枠内に常時給電を要するコンセントが設置されているため、電源の接地側(白)と非接地側(黒)をコンセントに引き込み、そこから渡り線を用いてスイッチ入力側へ黒線、パイロットランプ接地側へ白線を供給する構成をとります。

解き方

  1. 単線図から複線図を作成し、電源白線(接地側)を配線用遮断器N端子・コンセントW端子・各照明器具端子へ結線し、電源黒線(非接地側)を遮断器L端子・コンセント端子・スイッチ入力端子へ結線する。
  2. パイロットランプをスイッチ負荷側端子と渡り線で結び、もう一方を接地側白線(コンセント渡り)に接続して同時点滅回路を構成する。
  3. 各ケーブルの寸法取り(仕上がり寸法150mmに対して器具側・ジョイント側の剥ぎ取り寸法を加算)を行い、外装シースおよび心線絶縁被覆を規定寸法で剥ぎ取る。
  4. 各器具(ランプレセプタクルは受金ねじ部に白線・時計回り右巻き、引掛シーリングは接地側表示に白線、遮断器はNに白線)を結線し、連用枠器具を正しく取り付ける。
  5. ジョイントボックス部にて、接地側4本接続(2.0mm×1+1.6mm×3)をリングスリーブ中(刻印「中」)、非接地側2本接続(2.0mm×1+1.6mm×1)をリングスリーブ小(刻印「小」)で圧着し、スイッチ返り線3本接続(1.6mm×3)を差込形コネクタで接続する。

覚えるポイント

  • パイロットランプ同時点滅は照明器具と並列接続、異時点滅はスイッチと並列接続となる。
  • リングスリーブ圧着マーク:2.0mm×1本+1.6mm×1本は合計断面積が約5.15mm2となり「小」刻印を使用する。
  • 配線用遮断器の極性:N表示側が接地側(白線)、L表示側が非接地側(黒線)である。

間違えやすいところ

  • 2.0mm電線1本と1.6mm電線1本のリングスリーブ接続で、誤って「○(極小)」マークで圧着してしまう欠陥。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部(白線)と中心接触片(黒線)の結線極性を逆にしてしまうミス。
  • パイロットランプの同時点滅結線を誤り、常時点灯回路や異時点滅回路として配線してしまうミス。

出題の前提:電気工事士法に基づく第二種電気工事士技能試験(平成29年度下期候補問題No.10、2017年12月2日実施課題)の出題条件・判定基準に準拠。

出典:電気技術者試験センター『平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題10』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題10

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題10の問題・解答資料です。