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電気工事士試験 · 学習ガイド

平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題7の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題7の概要
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平成29年度下期 課題7 技能試験(3路・4路スイッチ回路の配線・施工)

配線工事 · 4路スイッチ回路 / アウトレットボックス / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ

図に示す配線図及び施工条件に従い、支給材料を用いて低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【主な配線図の条件】 ・電源:単相2線式100V(VVF 2.0-2C、150mm、Box Aへ導入) ・左側接続箇所(A部分):VVF用ジョイントボックス(取り付け省略)、リングスリーブ終端接続 ・中央接続箇所(B部分):アウトレットボックス(打抜き済みの穴のみすべて使用、ゴムブッシングを取り付けて使用)、差込形コネクタ接続 ・スイッチ:3箇所点滅回路(左下に3路スイッチS、B部分下部に4路スイッチ、右下に3路スイッチ) ・負荷:B部分上部にランプレセプタクル「イ」、右上部に施工省略のランプレセプタクル「イ」 ・埋込連用取付枠:4路スイッチ部分に使用 【主な施工条件】 1. 3路スイッチの記号「0」端子には電源側又は負荷側の電線を結線し、「1」と「3」端子には4路スイッチとの間の電線を結線すること。 2. 電源からの接地側電線にはすべて白色を使用し、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子に結線すること。 3. 電源から3路スイッチSまでの非接地側電線には黒色を使用すること。 4. A部分の接続箇所はリングスリーブ、B部分の接続箇所は差込形コネクタ接続とすること。

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解答

A部分(リングスリーブ):電源黒と3路S(0端子)黒で「小」、電源白とB部分送り白で「小」、3路S(1・3端子)とB部分送り2本でそれぞれ「○」(合計「小」2個、「○」2個)。B部分(差込形コネクタ):接地側白3本用1個、負荷側黒3本用1個、4路スイッチ連絡線用2本用4個(合計2本用4個、3本用2個)。連用取付枠は4路スイッチに取付け、アウトレットボックスの打抜き穴5箇所にゴムブッシングを装着する。

解説

3箇所点滅回路は、両端に3路スイッチを配置し、その間に4路スイッチを挿入することで構成されます。3路スイッチの「0」端子は共通端子(コモン)であり、一端に電源非接地側、他端に負荷への返り線を接続します。4路スイッチは内部で接点をストレートまたはクロスに切り替える役割を担うため、対向する端子ペアにそれぞれ3路スイッチからの連絡線を正しく接続します。

解き方

  1. 単線図から複線図を描き、電源の極性、3路・4路スイッチの端子番号(0, 1, 3)、器具の接地側(白)結線を整理する。
  2. アウトレットボックスの打抜き穴5箇所にゴムブッシングをあらかじめ取り付ける。
  3. ケーブルを各寸法(器具寸法+接続シース剥ぎ取り代)に合わせて切断し、シースおよび絶縁被覆を剥ぎ取る。
  4. 4路スイッチに埋込連用取付枠を取り付け、スイッチおよびランプレセプタクルの端子配線を行う。
  5. A部分の結線をリングスリーブで圧着し(小が2箇所、○が2箇所)、芯線の突出・被覆噛み込みがないか確認する。
  6. B部分の結線を差込形コネクタ(2本用4個、3本用2個)で接続し、芯線が奥まで完全に差し込まれているか確認する。

小問ごとの答え

小問 技能試験問題:回路結線(A部リングスリーブ圧着・B部差込形コネクタ接続)、器具結線(ランプレセプタクル極性、3路・4路スイッチ結線)、金属製アウトレットボックスへのゴムブッシング装着および連用取付枠施工の完成
配線図および施工条件に基づき、複線図を展開して材料を適正に切断・加工し、極性や圧着マークを正確に合わせて施工を完成させます。
小問 回路構成・電線色別:接地側(白):電源白からA部分を経てB部分へ送り、2つのランプレセプタクル受金ねじ部へ接続。非接地側(黒):電源黒からA部分を経て3路スイッチSの「0」端子へ接続。スイッチ連絡線:3路Sの「1・3」端子から4路スイッチの端子へ送り、4路スイッチの反対側端子から右側3路スイッチの「1・3」端子へ接続。負荷側(黒):右側3路スイッチの「0」端子から2つのランプレセプタクル台座部へ接続。
電源の非接地側黒を3路スイッチSの0番へ入れ、3箇所のスイッチ(3路―4路―3路)を経て、他方の3路スイッチ0番からの返り線を負荷(ランプレセプタクル2台)へ並列配線します。接地側白線はスイッチを経由せず負荷の受金ねじ部に直結します。
小問 A部分の電線接続(リングスリーブ):①電源黒2.0mm+スイッチS(0端子)黒1.6mm:リングスリーブ小・刻印「小」 ②電源白2.0mm+B部分行き白1.6mm:リングスリーブ小・刻印「小」 ③スイッチS(1端子)1.6mm+B部分行き1.6mm:リングスリーブ小・刻印「○」 ④スイッチS(3端子)1.6mm+B部分行き1.6mm:リングスリーブ小・刻印「○」
2.0mmと1.6mmの組み合わせ2箇所はリングスリーブ小で圧着マーク「小」とし、1.6mm同士の組み合わせ2箇所はリングスリーブ小で圧着マーク「○」とします。
小問 B部分の電線接続(差込形コネクタ):①接地側電線:A部送り白+ランプレセプタクル白+施工省略白(1.6mm×3本)→ 3本用コネクタ(1個) ②負荷側電線:右側3路スイッチ(0端子)黒+ランプレセプタクル黒+施工省略黒(1.6mm×3本)→ 3本用コネクタ(1個) ③4路スイッチ連絡線:A部からの連絡線2本と4路スイッチへの渡り線2本をそれぞれ接続 → 2本用コネクタ(2個) ④4路スイッチ連絡線:4路スイッチからの渡り線2本と右側3路スイッチ(1・3端子)への連絡線2本をそれぞれ接続 → 2本用コネクタ(2個)
接地側白3本、負荷返り線黒3本にそれぞれ3本用差込形コネクタを使用し、4路スイッチを経由する4本の連絡線接続には2本用コネクタを4個使用します。
小問 器具加工・金属ボックス施工:①ランプレセプタクル:受金ねじ部に白線、中心接触片に黒線を結線し、ネジの締付方向に右巻き施工。 ②4路スイッチ:指定通り埋込連用取付枠の中央位置に取り付ける。 ③アウトレットボックス:打抜き済みの穴5箇所(19mm用3箇所、25mm用2箇所)全てにゴムブッシングを取り付けて電線を通線する。
施工条件に従い、連用取付枠は4路スイッチに装着します。アウトレットボックスのブッシングには十字や一文字の切り込みを入れ、電線を通す全箇所に確実に装着します。

覚えるポイント

  • 4路スイッチ回路では両端が3路スイッチ(0端子に電源または負荷)、中間が4路スイッチになる。
  • リングスリーブ圧着刻印:2.0mm+1.6mmは「小」、1.6mm+1.6mmは「○」とする。
  • アウトレットボックスの配線貫通部には必ずゴムブッシングを装着する。

間違えやすいところ

  • 3路スイッチの「0」端子と「1」「3」端子を間違えて連絡線を接続してしまう結線誤り。
  • 4路スイッチではなく3路スイッチ側に埋込連用取付枠を取り付けてしまう施工条件違反。
  • A部分のリングスリーブ圧着で「小」(2.0+1.6mm)と「○」(1.6+1.6mm)のダイス選択・刻印を間違えるミス。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部(白線)と中心接触片(黒線)の極性誤り。

出題の前提:平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(2017年12月2日実施)候補問題No.7 施工条件および公式正答・完成図

出典:電気技術者試験センター『平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題7』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題7

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した平成29年度第二種電気工事士下期技能試験(12月2日) 課題7の問題・解答資料です。