学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成29年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題4の概要
平成29年度第二種電気工事士上期技能試験 課題4 施工解説
技能試験 · 単相100V回路 / 三相200V回路 / 配線用遮断器・漏電遮断器代用端子台 / リングスリーブ圧着接続 / 差込形コネクタ接続
配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて低圧屋内配線工事を完成させる課題である。単相100V回路(配線用遮断器代用端子台、タンブラスイッチ、角形引掛シーリング、埋込型コンセント)および三相200V回路(漏電遮断器代用端子台、三相電動機施工省略、電源表示灯用ランプレセプタクル)の複線図の作成、電線色別の決定、ジョイントボックスA(差込形コネクタ)およびジョイントボックスB(リングスリーブ)における接続仕様と圧着マーク、各器具への結線を正しく行う。
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解答
ジョイントA(差込形コネクタ接続):R相赤線2本(2.0mm×2)を2本用コネクタ、S相白線3本(2.0mm×2+1.6mm×1)を3本用コネクタ、T相黒線3本(2.0mm×2+1.6mm×1)を3本用コネクタで接続する。ジョイントB(リングスリーブ接続):電源側白線(2.0mm)と器具接地側白線2本(1.6mm×2)の計3本をリングスリーブ小・刻印「小」、電源側黒線(2.0mm)と点滅器・コンセント送り黒線(1.6mm)の計2本をリングスリーブ小・刻印「小」、点滅器戻り線赤(1.6mm)と引掛シーリング黒線(1.6mm)の計2本をリングスリーブ小・刻印「○」で圧着する。端子台、引掛シーリング、コンセント、ランプレセプタクルの極性を施工条件通り正しく結線する。
解説
技能試験における合否判定では、複線図の正確な理解、施工条件に示された電線色別および極性指定の完全な遵守、リングスリーブ圧着マークの選定基準(電線太さ・本数に応じた「○」「小」「中」の適合)が厳格に審査されます。三相回路と単相回路が混在する課題では、回路ごとの結線箇所や相の指定を正しく分離して施工することが基本原則となります。
解き方
- 単線配線図から各ジョイントボックス(A・B)へ至る電線の心線数と線種(VVF 2.0および1.6)を整理し、単相100V回路と三相200V回路を分離した複線図を作成する。
- 施工条件に従い、100V回路の接地側(白)・非接地側(黒)および200V回路の相指定(R赤・S白・T黒、電源表示灯はS-T間接続)に基づき電線色を決定する。
- ジョイントAについて差込形コネクタ(2本用1個、3本用2個)を用いて電線サイズ・色に合わせて確実に奥まで差し込み接続する。
- ジョイントBについて電線の組み合わせからリングスリーブサイズおよび圧着工具のダイス(刻印)を「○」または「小」と選定し圧着する。
- 器具端子(端子台、引掛シーリング、コンセント、ランプレセプタクル)のネジ留め・差込極性を最終確認し、心線の露出過不足や被覆噛み込みがないか点検する。
覚えるポイント
- 三相200V回路の電源表示灯はS相とT相間に接続し、S相は白、T相は黒とする。
- 圧着は接続する全心線の径・本数と単線・より線の別を確かめ、適合するスリーブと刻印を組合せ表で選びます。幾何学的な断面積の独自計算や「2.0mmが含まれる」という条件だけでは決められません。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部には必ず接地側電線(本課題ではS相白線)を結線する。
間違えやすいところ
- ジョイントBの2.0mm×1本+1.6mm×1本の接続を誤って刻印「○」で圧着してしまう(正しくは刻印「小」)。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部側と中心接触片側の結線(白黒極性)を逆にしてしまう。
- 端子台の単相100V(N・L)と三相200V(R・S・T)の接続端子位置を取り違える。
出題の前提:電気技術者試験センターが公開する第二種電気工事士技能試験の公表問題・判定基準に基づき、施工条件・配線図に完全準拠。
出典:電気技術者試験センター『平成29年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題4』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
平成29年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題4
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成29年度第二種電気工事士上期技能試験(7月23日) 課題4の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

