学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成28年度第二種電気工事士下期技能試験(12月3日) 課題10の概要
課題10 パイロットランプ同時点滅回路と配線用遮断器の施工
技能試験 · 複線図 / 同時点滅 / リングスリーブ / 差込形コネクタ / 配線用遮断器
図に示す低圧屋内配線工事の配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて完成させなさい。 【配線構成】 ・電源:単相2線式100V(施工省略)から配線用遮断器(B、2極1素子100V)を経由してVVF用ジョイントボックスへ配線(VVF 2.0-2C、150mm)。 ・ジョイントボックスから上部:引掛シーリング(角形)「イ」へ配線(VVF 1.6-2C、150mm)。 ・ジョイントボックスから右部:ランプレセプタクル「イ」へ配線(VVF 1.6-2C、150mm)。 ・ジョイントボックスから下部:埋込連用取付枠に取り付けた確認表示灯(パイロットランプ)「イ」、タンブラスイッチ「イ」、コンセントへ配線(VVF 1.6-3C、150mm)。 【主な施工条件】 1. 確認表示灯(パイロットランプ)は、引掛シーリング及びランプレセプタクルと同時点滅とすること。 2. 電線の色別:電源からの接地側電線はすべて白色、電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線はすべて黒色を使用する。配線用遮断器のN端子、引掛シーリングの接地側極端子、ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、コンセントのW端子には白色を結線する。 3. VVF用ジョイントボックスでの電線相互の接続は、3本の接続箇所を差込形コネクタ接続とし、その他の接続箇所をリングスリーブによる圧着接続とすること。 4. ランプレセプタクルおよび引掛シーリングは、台座のケーブル引込口を欠かずに下部(裏側)から挿入して使用すること。
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解答
ジョイントボックス部での接続:①接地側(白)電線4本(2.0mm×1本+1.6mm×3本)をリングスリーブ「中」で圧着(刻印:中)。②非接地側(黒)電線2本(2.0mm×1本+1.6mm×1本)をリングスリーブ「小」で圧着(刻印:小)。③スイッチ「イ」からの点滅線(1.6mm赤×1本+1.6mm黒×2本)の3本を差込形コネクタ(3本用)で接続。器具側結線:配線用遮断器のN端子に電源側白線・L端子に電源側黒線を接続。埋込連用取付枠器具は、コンセントの接地側W端子に白線を入れ渡り線(白)でパイロットランプへ接続。コンセント非接地側端子に黒線を入れ渡り線(黒)でスイッチ端子へ接続。スイッチのもう一方の端子から渡り線でパイロットランプに接続し、その接続点からケーブルの赤線でジョイント部へ立ち上げる(パイロットランプ同時点滅回路の構成)。
解説
パイロットランプの「同時点滅」回路は、スイッチを入れたときに負荷(器具)と同時に点灯させる方式であり、パイロットランプは点滅器(スイッチ)の二次側と接地側(白線)の間に並列接続します。また、リングスリーブの圧着刻印は接続する電線の太さと本数の組み合わせにより厳密に定められており、2.0mmが1本と1.6mmが1本の場合は刻印「小」、2.0mmが1本と1.6mmが3本の場合は刻印「中」を用います。
解き方
- 単線図から複線図を起こし、同時点滅回路におけるパイロットランプの並列接続(接地側白とスイッチ二次側の間)およびコンセントへの常時電源供給を整理する。
- ジョイントボックス部での接続本数を数え、3本接続箇所(スイッチ二次側と負荷2台)に支給された差込形コネクタを割り当て、残り2箇所(接地側4本、非接地側2本)にリングスリーブを割り当てる。
- 電線サイズを確認してリングスリーブのサイズとダイスの圧着マーク(2.0+1.6×3本は「中」、2.0+1.6は「小」)を正しく選定して施工する。
- 配線用遮断器のN極、コンセントのW端子、引掛シーリングの接地側、ランプレセプタクルの受金ねじ部にそれぞれ確実に白色電線が配線されているか確認する。
覚えるポイント
- 本問では、単線2.0mm×1本と1.6mm×1本の接続は小スリーブ・刻印「小」、単線2.0mm×1本と1.6mm×3本の接続は中スリーブ・刻印「中」とする。
- 同時点滅のパイロットランプは負荷と並列(スイッチ二次側の戻り線と接地側白線に接続)。
- 配線用遮断器の「N」表示側極には必ず接地側電線(白)を結線する。
間違えやすいところ
- 2.0mmと1.6mmの2本接続時に、リングスリーブ「小」を使って誤って刻印「○」で圧着してしまう(刻印「小」が正解)。
- パイロットランプの同時点滅と常時点滅を混同し、非接地側(黒)の常時電源をパイロットランプに直接入れてしまう誤結線。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部(白線)と中心接触片部(黒線)の極性を逆に取り付けてしまう欠陥。
出題の前提:平成28年度第二種電気工事士下期技能試験(12月3日実施)候補問題No.10 施工条件および公式正答・複線図
出典:電気技術者試験センター『平成28年度第二種電気工事士下期技能試験(12月3日) 課題10』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
平成28年度第二種電気工事士下期技能試験(12月3日) 課題10
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成28年度第二種電気工事士下期技能試験(12月3日) 課題10の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

