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電気工事士試験 · 学習ガイド

平成27年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1(2015/07/26実施)の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

平成27年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1の概要
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平成27年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1 配線施工

実技施工 · 単相100V電灯コンセント回路 / 三相200V電動機・電源表示灯回路 / 端子台結線 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続

図に示す低圧屋内配線工事を与えられた材料を使用し、施工条件に従って完成させなさい。 【配線条件の要約】 1. 配線用遮断器(100V 2極1素子)および漏電遮断器(200V 3極3素子)は、5極端子台で代用する。 2. 施工省略:100V電源側、200V電源側、電動機(3φ200V)部分。 3. 電線色別:100V接地側は白、非接地側(スイッチ・コンセントまで)は黒。200V配線はR相に赤、S相に白、T相に黒を使用する。S相は接地されており、電源表示灯(ランプレセプタクル)はS相とT相間に接続する。 4. 極性:受金ねじ部、引掛シーリング接地側、コンセントW端子、端子台N端子には白を接続する。 5. 接続方法:ジョイントボックスA部分は差込形コネクタ、ジョイントボックスB部分はリングスリーブによる終端接続とする。 【寸法と試験上の省略】試験時間は40分。端子台からB部分までは300mm、端子台からA部分までは150mm、Aから電動機側の切断端までは150mm、Aから電源表示灯までは250mm、Bから引掛シーリングまでは250mm、Bから連用スイッチ・コンセントまでは200mm。これらの区間を施工し、その先の図中点線部分を省略する。省略先へ至る電線の端末は切断したままとする。VVFジョイントボックスとスイッチボックスの取付け、接続部テープ巻き、板への作品取付けは省略する。ランプレセプタクルと引掛シーリングは台座のケーブル引込口を欠かず裏面から挿入する。公式図1・2と施工条件を併せて確認する。

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解答

端子台(100V: Nに白・Lに黒/200V: Rに赤・Sに白・Tに黒)、ジョイントボックスA(差込形コネクタ接続:R相2本用、S相3本用、T相3本用)、ジョイントボックスB(リングスリーブ圧着:接地側白3本に「小」、非接地側黒2本に「小」、点滅線2本に「○」)、器具結線(受金ねじ部・接地側表示端子に白結線)を正しく施工する。

解説

三相3線式回路(動力)と単相2線式電灯回路が混在する回路では、動力回路の相(R・S・T)指定色別と単相回路の接地側(白)・非接地側(黒)の極性識別を明確に区別して結線します。また、電線相互の接続部では施工条件で指定された接続器具(リングスリーブ終端接続または差込形コネクタ)を正しく使い分け、リングスリーブ圧着時は電線太さ・本数に応じた適切なダイス刻印(○または小)を選択する必要があります。

解き方

  1. 支給材料と単線図から複線図を作成し、三相200V系統(ボックスA側)と単相100V系統(ボックスB側)の電線経路・芯線色・器具極性を整理する。
  2. 図示寸法と器具の接続位置を確認して必要なケーブルを加工する。施工省略先へ至る端末は切断したままとし、器具側の必要箇所だけ被覆を処理する。ランプレセプタクルと引掛シーリングは台座を欠かず裏面から引き込む。
  3. 端子台へのネジ留め結線、ボックスAの差込形コネクタ接続(2本用×1、3本用×2)、ボックスBのリングスリーブ圧着(刻印小×2、○×1)を正確に行い、全体の寸法を整える。

小問ごとの答え

小問 技能試験問題:端子台・ジョイントボックスA・ジョイントボックスB・各器具(受金ねじ部・引掛シーリング・コンセント・スイッチ)の施工条件に適合した完全な施工
端子台結線、ジョイントボックスA(差込形コネクタ)、ジョイントボックスB(リングスリーブ)、および器具極性・わたり線の接続をすべて条件通りに施工します。
小問 端子台結線:100V側:N端子に白、L端子に黒(VVF 2.0-2C)。200V側:R端子に赤、S端子に白、T端子に黒(VVF 2.0-3C)。
施工条件4により配線用遮断器N端子には白を結線し、L端子に黒を結線します。漏電遮断器代用側は施工条件4の③に従いR相に赤、S相に白、T相に黒を結線します。
小問 ジョイントボックスAの接続(差込形コネクタ):赤2本(電源R相2.0mm+電動機2.0mm)を2本用コネクタ。白3本(電源S相2.0mm+電動機2.0mm+表示灯1.6mm)を3本用コネクタ。黒3本(電源T相2.0mm+電動機2.0mm+表示灯1.6mm)を3本用コネクタで接続。
施工条件3「電源表示灯はS相とT相間に接続」に基づき、S相(白)とT相(黒)からそれぞれランプレセプタクル(1.6-2C)へ分岐します。R相は電動機への送り(赤同士)のみを2本用コネクタで接続します。
小問 ジョイントボックスBの接続(リングスリーブ圧着):①接地側(白3本:電源2.0mm+引掛シーリング1.6mm+コンセント1.6mm)=リングスリーブ小で刻印「小」。②非接地側(黒2本:電源2.0mm+コンセント/スイッチ送り1.6mm)=リングスリーブ小で刻印「小」。③点滅回路(2本:スイッチ返り赤1.6mm+引掛シーリング黒1.6mm)=リングスリーブ小で刻印「○」。
2.0mm電線を含む接続は、2.0mm×1本+1.6mm×2本(合計断面積約7.16mm²相当)および2.0mm×1本+1.6mm×1本(合計断面積約5.15mm²相当)となり、いずれも圧着マーク「小」を用います。1.6mm×2本の組み合わせのみ刻印は「○(極小)」となります。
小問 器具への結線と極性:ランプレセプタクル:受金ねじ部に白、中心接触片に黒。引掛シーリング:接地側表示端子に白、非接地側に黒。コンセント・スイッチ連用部:W端子に白、非接地側黒をコンセント経由でスイッチへ渡り線(黒)接続、スイッチ返り赤を結線。
施工条件4の④に従い、受金ねじ部、引掛シーリングの接地側極端子、コンセントのW端子には必ず白色絶縁電線を接続します。スイッチとコンセント間の非接地側わたり線には黒色線を用います。
小問 寸法と器具への引込:図1の300・150・150・250・250・200mmの各区間を施工する。ランプレセプタクルと引掛シーリングは台座を欠かずにケーブルを裏面から入れ、省略先へ続く切断端は加工しない。
施工条件6は器具台座の裏面引込を指定しています。図1の点線で示された電源側や電動機等そのものは施工対象外ですが、図示寸法のケーブル区間は施工します。問題PDF1頁の注意事項により省略先の端末は切断したままとし、ジョイントボックス・スイッチボックスは未支給なので取り付けません。

覚えるポイント

  • 本課題のB部分では1.6mm2本の刻印は「○」、2.0mm1本と1.6mm1〜2本の刻印は「小」。他の径や本数へ無制限に一般化しない。
  • 三相200VのS相(接地相)は白色、電源表示灯はS相(白)とT相(黒)に接続する。

間違えやすいところ

  • ボックスBで2.0mmと1.6mmの2本接続を誤って刻印「○」で圧着してしまう圧着マーク誤り。
  • ボックスA(差込形コネクタ)とボックスB(リングスリーブ)の指定接続箇所を逆に取り違えて接続する施工ミス。
  • 三相動力回路のS相とT相に接続すべき電源表示灯を誤ってR相に接続してしまう結線ミス。

出題の前提:平成27年度第二種電気工事士上期技能試験 技能試験問題および公式解答例の施工条件・指定寸法に基づく。

出典:電気技術者試験センター『平成27年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)

平成27年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1(2015/07/26実施)

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した平成27年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1(2015/07/26実施)の問題・解答資料です。