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電気工事士試験 · 学習ガイド

平成26年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1(2014/07/26実施)の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

平成26年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1の概要
30:00

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位置表示灯内蔵スイッチを含む照明2回路の配線施工

配線図・実技施工 · 位置表示灯内蔵スイッチ / リングスリーブ接続 / 差込形コネクタ接続 / 極性配線 / ランプレセプタクル施工

図に示す低圧屋内配線工事の施工条件に従い、支給材料を用いて完成させなさい。電源は単相2線式100V(EM-EEF 2.0-2C、150mm)。接続箇所A(ジョイントボックスA)はリングスリーブによる終端接続、接続箇所B(ジョイントボックスB)は差込形コネクタによる接続とし、各負荷(ランプレセプタクル「イ」、引掛シーリング角形「ロ」、施工省略ランプレセプタクル「イ」)と点滅器(位置表示灯内蔵スイッチ「イ」、タンブラスイッチ「ロ」)を正しく結線しなさい。 【図示寸法・試験固有の施工条件】電源端〜A、A〜左レセプタクル、A〜スイッチ枠、A〜B、B〜上側施工省略レセプタクルの端末、B〜引掛シーリングはすべて150mmとする。ジョイント部を通過する心線にも、その部分ですべて接続箇所を設ける。レセプタクルと引掛シーリングは台座を欠かず裏面からケーブルを入れる。電源側および上側省略レセプタクルへ至る端末は被覆を剥かず切断したままとし、VVF用ジョイントボックス・スイッチボックスの取付け、接続部のテープ巻き、保護板への固定は省略する。

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解答

ジョイントボックスA:電源2.0白+負荷1.6白×2を刻印「小」、電源2.0黒+SW1.6黒を刻印「小」、イ返り1.6×3本を刻印「小」、ロ返り1.6×2本を刻印「○」で圧着。ジョイントボックスB:白3本を3本用コネクタ、イ返り2本を2本用コネクタ、ロ返り2本を2本用コネクタで接続。器具極性・渡り配線・寸法を施工条件通りに完成させる。

解説

単相2線式100V配線では、感電防止のため接地側電線(白)をすべての負荷(ランプレセプタクル・引掛シーリング)へ直接配線し、レセプタクルの受金ねじ部端子や引掛シーリングの接地側端子に接続します。非接地側電線(黒)はすべての点滅器(スイッチ)へ直接配線し、スイッチの負荷側から各負荷へ返り線を結線します。接続部では指定された接続器具(リングスリーブまたは差込形コネクタ)を使用し、電線太さと本数の組合せに応じた適切なスリーブサイズと圧着刻印を選定することが回路の安全維持に必須です。

解き方

  1. 単線図から複線図を起こし、電源の接地側(白)を各負荷(ランプレセプタクルイ2箇所、引掛シーリングロ)へ結線し、非接地側(黒)をスイッチ(イ・ロ)へ接続する系統を整理する。
  2. 位置表示灯内蔵スイッチ(イ)およびタンブラスイッチ(ロ)の電源側端子同士を黒色の渡り線で接続し、各スイッチの負荷側から対応する負荷への返り線を割り当てる。
  3. ジョイントボックスAにおいて、電線太さと本数を確認してリングスリーブ(小)を4箇所に適用し、1.6mm×2本のみを「○」、その他の組合せ(2.0mm×1+1.6mm×1~2、1.6mm×3)を「小」で確実に圧着・先端切断する。
  4. ジョイントボックスBにおいて、接地側3本に3本用差込形コネクタ、イ回路返り線2本に2本用コネクタ、ロ回路返り線2本に2本用コネクタを心線露出なし・奥まで確実に挿入して接続する。
  5. 【図示寸法・試験固有の施工条件】電源端〜A、A〜左レセプタクル、A〜スイッチ枠、A〜B、B〜上側施工省略レセプタクルの端末、B〜引掛シーリングはすべて150mmとする。ジョイント部を通過する心線にも、その部分ですべて接続箇所を設ける。レセプタクルと引掛シーリングは台座を欠かず裏面からケーブルを入れる。電源側および上側省略レセプタクルへ至る端末は被覆を剥かず切断したままとし、VVF用ジョイントボックス・スイッチボックスの取付け、接続部のテープ巻き、保護板への固定は省略する。

小問ごとの答え

小問 1-1. ジョイントボックスAのリングスリーブ接続と圧着刻印:接地側白3本(2.0mm×1、1.6mm×2):スリーブ小・刻印「小」、非接地側黒2本(2.0mm×1、1.6mm×1):スリーブ小・刻印「小」、点滅器イ返り線3本(1.6mm×3):スリーブ小・刻印「小」、点滅器ロ返り線2本(1.6mm×2):スリーブ小・刻印「○」
リングスリーブ用圧着工具の刻印選定において、1.6mmが2本の場合は刻印「○」を用います。2.0mmが1本と1.6mmが1~2本の組合せ、および1.6mmが3本の組合せはいずれもリングスリーブ小を使用して刻印「小」で圧着します。
小問 1-2. ジョイントボックスBの差込形コネクタ接続:接地側白3本(ボックスA間1.6mm白、ランプレセプタクルイ1.6mm白、引掛シーリングロ1.6mm白):3本用コネクタ×1個。点滅器イ返り線2本(ボックスA間1.6mm、ランプレセプタクルイ1.6mm黒):2本用コネクタ×1個。点滅器ロ返り線2本(ボックスA間1.6mm、引掛シーリングロ1.6mm黒):2本用コネクタ×1個
ボックスBでは支給された差込形コネクタ(2本用2個、3本用1個)を施工条件に従って配置します。接地側白色線3本を3本用コネクタでまとめ、イ回路およびロ回路の返り線各2本をそれぞれ2本用コネクタで接続します。
小問 1-3. スイッチ部および負荷器具の極性・わたり配線:スイッチ枠:上部に位置表示灯内蔵スイッチ(イ)、下部にタンブラスイッチ(ロ)を取り付け、非接地側(黒)電源線をスイッチの一方に接続後、黒色絶縁電線で他方のスイッチへ渡り配線を行う。ランプレセプタクル:受金ねじ部端子に白色電線を結線。角形引掛シーリング:接地側(接地側マーク刻印)端子に白色電線を結線
施工条件に基づき、電源からの非接地側電線(黒色)をスイッチに導き、スイッチ間のわたり線も黒色電線で施工します。ランプレセプタクルの受金ねじ部および引掛シーリングの接地側極端子には必ず接地側電線(白色)を結線します。

覚えるポイント

  • リングスリーブの圧着マーク選定では、1.6mm電線2本のみの接続箇所に「○」(極小)を刻印し、本問で扱う1.6mm×3本や2.0mm×1本+1.6mm×1~2本にはスリーブ小を用いて「小」を刻印する。電線組合せ断面積に応じた刻印基準を正確に適用すること。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、および引掛シーリングの「接地側」刻印端子には必ず白色の接地側電線を接続する。

間違えやすいところ

  • ジョイントボックスAの電源側接地線(2.0mm白1本+1.6mm白2本)を圧着する際、2.0mmの心線が含まれていることを見落として「○」刻印で誤圧着してしまうミス。
  • ランプレセプタクルにおいて、受金ねじ部端子と中心接触片端子の極性を逆に結線してしまう、あるいはネジの締め付け方向に対して右巻き(時計回り)に「の」の字曲げを行わずに心線が緩んでしまう欠陥。

出題の前提:平成26年度第二種電気工事士上期技能試験課題1の支給材料表・配線図・施工条件および公式解答図(完成写真・複線図)に準拠。

出典:電気技術者試験センター『平成26年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)

平成26年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1(2014/07/26実施)

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した平成26年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1(2014/07/26実施)の問題・解答資料です。