学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成25年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1の概要
平成25年度上期 技能試験 課題1(3路・4路スイッチによる電灯点滅回路)
配線工事・技能施工 · 3路スイッチ / 4路スイッチ / リングスリーブ接続 / 差込形コネクタ接続 / アウトレットボックス
提供された材料および配線図・施工条件に基づき、3箇所(3路スイッチ2箇所および4路スイッチ1箇所)からランプレセプタクルを点滅させる低圧屋内配線工事を完成させなさい。 【主な配線条件および施工条件の要約】 1. スイッチ結線:3箇所のスイッチ操作でランプレセプタクルを点滅させる。3路スイッチの「0」端子には電源側または負荷側の電線を結線し、「1」「3」端子には4路スイッチとの間の電線を結線する。 2. 電線色別:電源からの接地側電線はすべて白色を使用する。電源から3路スイッチSまでの非接地側電線は黒色を使用する。ランプレセプタクルの受金ねじ部端子には白色電線を結線する。 3. アウトレットボックス内の接続方法:電源側電線(シース青色・2.0mm)の接続箇所はリングスリーブによる終端接続とする。その他の接続箇所は差込形コネクタ(2本用)による接続とする。 4. 器具取付:埋込連用取付枠は4路スイッチ部分に使用する。アウトレットボックスは打抜き済みの穴(5箇所)をすべて使用し、ゴムブッシングを取り付ける。ランプレセプタクルはケーブル引込口を欠かずに下部(裏側)から挿入する。 【図示寸法と試験固有の省略】ボックスから電源端およびレセプタクルまでは各150mm、左右の3路スイッチまでは各250mm、中央4路スイッチまでは150mmとする。中央4路への配線はVVF1.6-2Cを2本使用する。支給されないスイッチボックスの取付け、接続箇所のテープ巻き、作品の保護板への固定は省略する。電源側端末は被覆を剥かず切断したままとする。これらの省略はこの試験課題の指定である。
解答・解説を表示
解答
アウトレットボックス内において、電源側電線(VVF 2.0mm)が関わる接地側(電源白と器具白)および非接地側(電源黒と3路スイッチSの0端子黒)の2箇所をリングスリーブ「小」刻印で圧着し、残り5箇所の接続(3路スイッチ・4路スイッチ間の渡り線および負荷側黒線)を差込形コネクタ(2本用)で接続する。取付枠は4路スイッチに装着し、ボックスの打抜き穴5箇所全てにゴムブッシングを装着して完成させる。
解説
3路スイッチ2個と4路スイッチ1個を組み合わせることで、3箇所から1つの負荷を点滅させる回路を構成できます。電源の非接地側を一方の3路スイッチの共通端子「0」に入力し、もう一方の3路スイッチの共通端子「0」から負荷へ接続します。両3路スイッチの「1」「3」端子間を4路スイッチで中継することで、どのスイッチを操作しても回路の導通・遮断が切り替わる仕組みです。
解き方
- 支給材料・施工条件を確認し、単線図から複線図を作成して電源線(白・黒)、接地側・非接地側およびスイッチ渡り線の接続関係と接続器具(スリーブ/コネクタ)を整理する。
- アウトレットボックスの打抜き穴5箇所にゴムブッシング(19用2個、25用3個)を切り込みを入れて装着し、指定通り中央の4路スイッチに埋込連用取付枠を固定する。
- 寸法に合わせて各ケーブルを切断・外装および絶縁被覆を剥ぎ取り、ランプレセプタクル(受金ねじ部に白線、台座は欠かない)、各3路スイッチ、4路スイッチを結線する。
- ボックス内において、電源側2.0mm線を含む白・黒の2箇所をリングスリーブ(小)にて「小」刻印で圧着し、残りの5箇所を2本用差込形コネクタで接続して仕上げる。
- 【図示寸法と試験固有の省略】ボックスから電源端およびレセプタクルまでは各150mm、左右の3路スイッチまでは各250mm、中央4路スイッチまでは150mmとする。中央4路への配線はVVF1.6-2Cを2本使用する。支給されないスイッチボックスの取付け、接続箇所のテープ巻き、作品の保護板への固定は省略する。電源側端末は被覆を剥かず切断したままとする。これらの省略はこの試験課題の指定である。
覚えるポイント
- リングスリーブ圧着において「2.0mm×1本+1.6mm×1本」の組み合わせは刻印「小」(〇ではない)となる。
- 施工条件で指定された器具(本問では4路スイッチ)に埋込連用取付枠を取り付ける。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部には必ず接地側の白色電線を接続する。
間違えやすいところ
- 2.0mmと1.6mmの圧着時に誤って「〇」刻印で圧着してしまう誤り。
- 埋込連用取付枠を4路スイッチではなく3路スイッチ側に取り付けてしまう施工条件違反。
- アウトレットボックスのゴムブッシングの装着忘れ、または不要な穴を開けてしまう欠陥。
- 3路スイッチS(電源側黒線が接続される側)と負荷側(ランプレセプタクル側)の3路スイッチを取り違えて結線するミス。
出題の前提:平成25年度第二種電気工事士上期技能試験(平成25年7月27日実施)問題用紙・施工条件および公式解答例(電気技術者試験センター公表資料)。
出典:電気技術者試験センター『平成25年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)
平成25年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1(2013/07/27実施)
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成25年度第二種電気工事士上期技能試験 課題1(2013/07/27実施)の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

