学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成24年度第二種電気工事士下期技能試験 課題1の概要
平成24年度第二種電気工事士下期技能試験 課題1の施工と結線
技能試験 · 常時点灯パイロットランプ / リングスリーブの圧着マーク / 差込形コネクタの接続 / ランプレセプタクルの極性 / コンセントの送り配線
配線図および施工条件に従い、単相2線式100Vの屋内配線工事を完成させなさい。 【主な施工条件】 1. 配線及び器具の配置は単線図に従う。 2. 確認表示灯(パイロットランプ)は、常時点灯とすること。 3. 電線の色別(絶縁被覆の色): ①電源からの接地側電線は、すべて白色を使用する。 ②電源から点滅器、パイロットランプ及びコンセントまでの非接地側電線は、すべて黒色を使用する。 ③ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子には白色、コンセントの接地側極端子(W表示)には白色の電線を結線する。 4. VVF用ジョイントボックス部分を経由する電線の接続方法: ①A部分の接続箇所は、リングスリーブによる終端接続とする。 ②B部分の接続箇所は、差込形コネクタによる接続とする。 5. 埋込連用取付枠は、タンブラスイッチ及びパイロットランプ部分に使用すること。 6. ランプレセプタクルは、台座のケーブル引込口を欠かずに、ケーブルを下部(裏側)から挿入して使用すること。 (右側のランプレセプタクル「イ」に至る破線部分は施工省略とする) 【図示寸法と試験固有の省略】電源端〜A、A〜レセプタクル、A〜B、B〜スイッチ・表示灯、B〜2口コンセント、コンセント相互は各150mm、B〜施工省略レセプタクル側の端末は100mmとする。VVF用ジョイントボックスとスイッチボックスの取付け、接続箇所のテープ巻き、作品の保護板への固定は省略する。電源側および省略するレセプタクルへ至る端末は被覆を剥かず切断したままとする。
解答・解説を表示
解答
ジョイントA(リングスリーブ):白3本(2.0mm×1、1.6mm×2)を小刻印、黒2本(2.0mm×1、1.6mm×1)を小刻印、点滅線2本(1.6mm×2)を○(極小)刻印で圧着接続する。ジョイントB(差込形コネクタ):白4本(1.6mm×4)を4本用コネクタ、黒3本(1.6mm×3)を3本用コネクタ、赤・赤・黒の点滅線3本(1.6mm×3)を3本用コネクタで接続する。器具結線では、パイロットランプを常時点灯とするため非接地側黒(渡り線含む)と接地側白を並列接続し、スイッチには黒と戻り線(赤)を接続する。ランプレセプタクルの受金ねじ部および各コンセントのW端子には必ず白線を結線する。
解説
屋内配線では、電源の接地側(白)を常時負荷(受金ねじ部やコンセントの接地側極W端子)および常時点灯確認表示灯に直接供給し、非接地側(黒)を点滅器および常時受電負荷へ供給します。常時点灯パイロットランプは負荷の点滅状態に関わらず常時電圧が印加されるよう電源線(黒・白)と並列に接続します。また、リングスリーブの圧着マークは電線の太さと本数の組合せ(1.6mmが2本なら「○」、本問の2.0mmが1本と1.6mmが1〜2本の組合せなら「小」など)によって厳格に定められています。
解き方
- 単線図から回路構成を読み取り、常時点灯パイロットランプ回路、2箇所のレセプタクル「イ」およびコンセントへの送り配線を含む複線図を作成して電線色を決定する。
- ジョイントAにおける電線の太さ(2.0mmと1.6mm)と本数の組み合わせを確認し、リングスリーブ(小)による適正な圧着マーク(小・○)を選択する。
- ジョイントBにおける電線本数(4本・3本・3本)に合わせて支給された差込形コネクタ(4本用1個、3本用2個)をそれぞれ割り当てて接続する。
- 器具の極性(受金ねじ部やW端子への白線接続)、台座裏面からのケーブル挿入、埋込連用取付枠の指定位置(スイッチ・パイロットランプ側)への取り付けを確認する。
- 【図示寸法と試験固有の省略】電源端〜A、A〜レセプタクル、A〜B、B〜スイッチ・表示灯、B〜2口コンセント、コンセント相互は各150mm、B〜施工省略レセプタクル側の端末は100mmとする。VVF用ジョイントボックスとスイッチボックスの取付け、接続箇所のテープ巻き、作品の保護板への固定は省略する。電源側および省略するレセプタクルへ至る端末は被覆を剥かず切断したままとする。
覚えるポイント
- パイロットランプ常時点灯はスイッチの位置に関係なく電源(黒・白)と並列接続する。
- リングスリーブ圧着マーク:1.6mm×2本のみ「○」(極小)、2.0mm×1本+1.6mm×1~2本は「小」を使用する。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部端子およびコンセントのW端子には必ず接地側(白線)を結線する。
間違えやすいところ
- パイロットランプを同時点灯や異時点滅と混同し、スイッチの二次側(点滅線)に誤って接続してしまうミス。
- ジョイントAで2.0mmと1.6mmの組み合わせ圧着時に刻印マークを「○」や「中」にしてしまうミス(正解は「小」)。
- 埋込連用取付枠をコンセント側に誤って取り付けてしまうミス(施工条件によりスイッチ・パイロットランプ側に指定)。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部(白)と中心接触片(黒)の極性を逆転させてしまうミス。
出題の前提:平成24年度第二種電気工事士下期技能試験 課題1 問題用紙および公式正解公表資料
出典:電気技術者試験センター『平成24年度第二種電気工事士下期技能試験 課題1』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)
平成24年度第二種電気工事士下期技能試験 課題1
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成24年度第二種電気工事士下期技能試験 課題1の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

