学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成22年度第二種電気工事士技能試験 課題1の概要
平成22年度第二種電気工事士技能試験 課題1の施工と結線
配線図・技能試験 · 自動点滅器回路 / 防護管施工 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続
図に示す低圧屋内配線工事の配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて完成作品を施工するための複線図作成、接続方法、電線色選定およびスリーブ圧着・器具結線の手順を答えなさい。 【寸法と省略範囲】電源端〜A、A〜スイッチ、A〜B、B〜レセプタクル、B〜コンセント、端子台〜屋外灯側の省略境界は各150mm。B〜自動点滅器代用端子台は200mmとし、この区間のメタルラス壁貫通部へ長さ約50mmのVE14防護管を通してバインド線で支持する。レセプタクルの台座は欠かず裏からケーブルを入れる。VVF用ジョイントボックスとスイッチボックスの取付け、接続箇所のテープ巻き、作品の保護板への固定は本試験では省略する。電源側と省略する屋外灯側の端末は被覆を剥かず切断したままとする。
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解答
ジョイントA部はリングスリーブを用い、電源白(2.0mm)+AB間白(1.6mm)を刻印「小」、電源黒(2.0mm)+AB間黒(1.6mm)+スイッチ黒(1.6mm)を刻印「小」、スイッチ白(1.6mm)+AB間赤(1.6mm)を刻印「○」で圧着接続する。ジョイントB部は差込形コネクタを用い、接地側白4本を4本用、非接地側黒3本を3本用、スイッチ返り2本(赤・黒)を2本用コネクタで接続する。端子台(自動点滅器)の1番に黒、2番に白2本(電源側・屋外灯側)、3番に屋外灯黒を結線し、メタルラス壁貫通部にVE14防護管をバインド線で取り付け、埋込連用取付枠はコンセントのみに装着する。
解説
単相2線式100V回路では、接地側電線(白)をスイッチ以外の負荷(器具)へ直接配線し、非接地側電線(黒)をスイッチやコンセント、自動点滅器の電源端子へ接続します。自動点滅器代用の3極端子台では内部回路図(端子1:電源黒、端子2:共通接地白、端子3:負荷黒)に従って結線し、接地側白線は2番端子で共締めします。リングスリーブE形による圧着接続では、接続する心線の太さと本数の合計断面積が8mm²以下の場合に小スリーブを使用しますが、圧着マーク(刻印)は「1.6mm心線のみ2本」の組み合わせの場合のみ圧着工具の「○」(極小)を用い、本問における「2.0mm×1本+1.6mm×1本(合計断面積約5.14mm²)」や「2.0mm×1本+1.6mm×2本(合計断面積約7.15mm²)」の組み合わせでは圧着工具の「小」ダイスを用いて刻印「小」とします。
解き方
- 単線図から複線図を作成し、各器具の極性(受金ねじ部やコンセントW端子、端子台の番号別接続)および電線色を決定する。
- 支給材料(VVF2.0-2C、VVF1.6-2C、VVF1.6-3C)を図示寸法に合わせて切断・被覆剥ぎ取りを行う。
- メタルラス壁貫通部に防護管(VE14)を通し、指定されたバインド線でケーブルに固定する。
- ジョイントA部でリングスリーブ小を用い、電線サイズと本数に応じたダイス位置(小または○)で確実に圧着・刻印する。
- ジョイントB部で電線心線被覆剥ぎ取り長さを確認し、極性・接続先ごとに適合する本数用の差込形コネクタへ奥まで挿入する。
- 【寸法と省略範囲】電源端〜A、A〜スイッチ、A〜B、B〜レセプタクル、B〜コンセント、端子台〜屋外灯側の省略境界は各150mm。B〜自動点滅器代用端子台は200mmとし、この区間のメタルラス壁貫通部へ長さ約50mmのVE14防護管を通してバインド線で支持する。レセプタクルの台座は欠かず裏からケーブルを入れる。VVF用ジョイントボックスとスイッチボックスの取付け、接続箇所のテープ巻き、作品の保護板への固定は本試験では省略する。電源側と省略する屋外灯側の端末は被覆を剥かず切断したままとする。
覚えるポイント
- 1.6mm×2本の圧着刻印は「○」であり、2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本の圧着刻印は「小」となる。
- 端子台(自動点滅器代用)の2番端子には接地側白線が2本(電源側と負荷側)共締め接続される。
間違えやすいところ
- 1.6mm×2本のリングスリーブ圧着で「○」ではなく誤って「小」ダイスで圧着してしまう刻印ミス。
- 2.0mmを含む接続で断面積合計を確認せず、すべて同じ刻印で圧着できると誤認すること。
- 防護管(VE14)をバインド線で支持し忘れる、またはメタルラス壁貫通部以外の場所に取り付けてしまう施工ミス。
出題の前提:平成22年度第二種電気工事士技能試験(2010年7月24日実施)課題1 問題用紙および施工条件、解答例・複線図
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士技能試験 課題1』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)
平成22年度第二種電気工事士技能試験 課題1(2010/07/24実施)
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成22年度第二種電気工事士技能試験 課題1(2010/07/24実施)の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

