学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
平成21年度第二種電気工事士技能試験(筆記試験免除者対象) 課題1の概要
リモコンリレー代用端子台とアウトレットボックスを用いた配線施工
実技試験 · 技能試験 / リモコンリレー回路 / アウトレットボックス / リングスリーブ圧着
図1に示す配線図、図2のリモコンリレー代用端子台の説明図、および支給材料一覧をもとに、<施工条件>に従って電気工作物を完成させなさい。 【主な配線図および施工条件の要点】 1. 電源(単相2線式100V)からアウトレットボックス間はVVF 2.0-2C(シース青色、250mm、電源側は施工省略)を使用する。 2. ボックスから各器具・リモコンリレー代用端子台への配線はすべてVVF 1.6-2Cを使用する。 ・上方向:丸形引掛シーリング「イ」(150mm) ・右方向:ランプレセプタクル「ロ」(150mm) ・下方向:引掛シーリング「ハ」(150mm、器具側は施工省略) ・左方向:リモコンリレー代用端子台(イ・ロ・ハ)へ2心ケーブル3本(各150mm) 3. リモコンリレー代用端子台(6極)は図2の通り主回路側端子を使用し、各リモコンリレー(イ、ロ、ハ)にそれぞれ2心ケーブル1本を割り当てる。 4. アウトレットボックスのノックアウト打抜き済み穴(19mm×3箇所、25mm×2箇所)のみをすべて使用し、ゴムブッシング(19および25)を適切に取り付ける。 5. 電線の色別: ・電源からの接地側電線はすべて白色。 ・電源からリモコンリレーまでの非接地側電線はすべて黒色。 ・ランプレセプタクルの受金ねじ部端子、および引掛シーリングの接地側極(W表示)端子には白色を結線。 6. アウトレットボックス内の電線接続は、すべてリングスリーブによる終端接続とする。 7. ランプレセプタクル及び丸形引掛シーリングは、台座のケーブル引込口を欠かずに下部(裏側)から挿入して使用すること。 公式図を読む補助として併読する。電源VVF2.0の250mmは図1の仕上がり寸法であり、支給長は約350mm1本である。リモコンリレー操作回路、変圧器及び点線部分は施工省略とし、端子台は主回路側6端子だけを使用する。電源省略端及び引掛シーリングハ側省略端は切断したままとする。図2でイ・ロ・ハ各2端子を対応させ、隣のリレーの端子と取り違えない。
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解答
アウトレットボックス内で電線相互をリングスリーブにより結線する。電源からの接地側電線(白2.0mm×1本、白1.6mm×3本)を中スリーブ「中」刻印で圧着。電源からの非接地側電線(黒2.0mm×1本、黒1.6mm×3本)を中スリーブ「中」刻印で圧着。リモコンリレー各極(イ・ロ・ハ)からの送り電線と各器具への対応電線(それぞれ1.6mm×2本)の計3箇所を小スリーブ「○(極小)」刻印で圧着する。端子台は主回路側に各2心ケーブルを結線し、ランプレセプタクル受金ねじ部端子および引掛シーリングW端子に白線を確実に接続する。
解説
単相2線式100V配線において、電源からの接地側電線(白)は常時すべての負荷(電灯・引掛シーリング等)へ接続し、非接地側電線(黒)はスイッチ(本問ではリモコンリレー接点)へ接続します。スイッチの二次側(返り線)から各器具の非接地側端子へ電源を供給することで、個別の点滅回路を構成します。リングスリーブ圧着工具の刻印選定では、接続する心線の太さと本数の合計断面積に基づき、1.6mm×2本の場合は小スリーブに「○(極小)」マーク、2.0mm×1本+1.6mm×3本の場合は中スリーブに「中」マークを使用します。
解き方
- 配線図から回路構成を把握し、電源の接地側(白)を全負荷器具へ、非接地側(黒)をリモコンリレー代用端子台の各極主回路側へ送る複線図を作成する。
- アウトレットボックスの打抜き穴にゴムブッシングを装着し、寸法図に合わせて各ケーブルを切断・外装剥ぎ取りを行う。
- 器具(引掛シーリング・ランプレセプタクル)および端子台に極性と指定色に注意して電線を結線する。
- アウトレットボックス内で心線を組み合わせ、1.6mm×2本は小スリーブ「○」刻印、2.0mm×1本+1.6mm×3本は中スリーブ「中」刻印で圧着する。
覚えるポイント
- VVF 1.6mm×2本の圧着マークは小スリーブで「○(極小)」刻印を使用する。
- 2.0mm×1本+1.6mm×3本の圧着は中スリーブを用い「中」刻印を使用する。
- ランプレセプタクルの受金ねじ部および引掛シーリングのW表示端子には必ず接地側電線(白)を接続する。
間違えやすいところ
- 1.6mm×2本のリングスリーブ圧着時に、誤って「小」マークで圧着してしまう刻印誤り。
- リモコンリレー代用端子台の主回路側ではなく、反対側の操作側端子に結線してしまう間違い。
- アウトレットボックスの打抜き済み穴すべてにゴムブッシングを取り付け忘れたり、切込みを入れずに破損させるミス。
出題の前提:平成21年度第二種電気工事士技能試験(筆記試験免除者対象)公式課題1の配線図、支給材料一覧、施工条件、および公式公表解答例(完成作品の概念図・複線図)。
出典:電気技術者試験センター『平成21年度第二種電気工事士技能試験(筆記試験免除者対象) 課題1』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
平成21年度第二種電気工事士技能試験(筆記試験免除者対象) 課題1
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成21年度第二種電気工事士技能試験(筆記試験免除者対象) 課題1の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・2ページ)

