学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
試験の概要
直並列接続回路の合成抵抗の計算
電気理論 · 合成抵抗 / 直列接続 / 並列接続
4個の3Ωの抵抗が直並列に組み合わされた回路において、端子a-b間の合成抵抗[Ω]として正しいものを1つ選びなさい。
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解答
ロ
解説
回路の合成抵抗を求める際は、まず局所的な並列部分や直列部分を単純化し、段階的に全体の抵抗へまとめて計算します。2つの抵抗の並列接続では「和分の積」の公式を用います。
解き方
- 回路下部の並列接続されている2つの3Ωの抵抗を合成し、3/2 = 1.5Ω を求めます。
- 求めた1.5Ωと直列に接続された3Ωを足し合わせて、下部枝全体の抵抗 3 + 1.5 = 4.5Ω を計算します。
- 最上段の3Ωの枝と下部の4.5Ωの枝の並列合成抵抗として、(3 × 4.5) / (3 + 4.5) = 13.5 / 7.5 = 1.8Ω を算出します。
- 選択肢 イ不正解
- 1.5Ωは3Ωの抵抗2個のみを並列接続した際の値であり、回路全体の合成抵抗とは一致しません。
- 選択肢 ロ正解
- 3Ωと4.5Ωの並列回路の合成抵抗を計算すると、(3×4.5)/(3+4.5) = 1.8Ωとなり正解です。
- 選択肢 ハ不正解
- 2.4Ωは直列・並列の合成手順を誤って計算した値であり、正しい合成抵抗ではありません。
- 選択肢 ニ不正解
- 3.0Ωは単一の抵抗値そのものであり、直並列の合成結果として正しくありません。
覚えるポイント
- 2つの等しい抵抗Rの並列合成抵抗はR/2となり、異なる抵抗R1とR2の並列は和分の積(R1×R2)/(R1+R2)で計算します。
間違えやすいところ
- 直列接続と並列接続の接続関係を見誤り、足し算と和分の積を逆に適用してしまう誤りが多いです。
出題の前提:問題図に示された回路図の接続条件に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.5 ↗(www.shiken.or.jp)
正弦波交流電圧の実効値と最大値の関係
電気理論 · 実効値 / 最大値 / 正弦波交流
実効値が105 [V]の正弦波交流電圧の最大値[V]として、最も近いものを1つ選びなさい。
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解答
ロ
解説
正弦波交流において、電圧の最大値Vmと実効値Vの間には Vm = √2 × V という比例関係が常に成立します。
解き方
- 実効値V = 105 [V] に対して最大値の公式 Vm = √2 × V を適用します。
- 問題に指定された √2 = 1.41 を代入して、105 × 1.41 = 148.05 [V] を計算し、最も近い148 [V]を選定します。
- 選択肢 イ不正解
- 105は実効値そのものの数値であり、最大値ではありません。
- 選択肢 ロ正解
- 実効値105Vに√2(1.41)を乗じると約148Vとなり正解です。
- 選択肢 ハ不正解
- 182は√3倍(約1.73倍)などを誤って乗算した数値です。
- 選択肢 ニ不正解
- 210は実効値を2倍にした値であり、正弦波の最大値の関係と異なります。
覚えるポイント
- 正弦波交流の最大値は実効値の√2倍(約1.41倍)、実効値は最大値の1/√2倍(約0.707倍)です。
間違えやすいところ
- 三相交流の線間電圧計算で用いる√3(1.73)と混同して計算してしまう誤りが見られます。
出題の前提:問題文の【注】に指定された √2 = 1.41 に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.5 ↗(www.shiken.or.jp)
導線の電気抵抗の計算式
電気理論 · 導電体の抵抗 / 抵抗率 / 断面積
抵抗率ρ [Ω・m]、直径D [mm]、長さL [m]の導線の電気抵抗[Ω]を表す式として、正しいものを1つ選びなさい。
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解答
ハ
解説
導線の抵抗Rは抵抗率ρと長さLに比例し、断面積Aに反比例します(R = ρL/A)。導線の直径がミリメートル[mm]単位で与えられている場合、断面積を平方メートル[m^2]単位に換算して適用する必要があります。
解き方
- 直径D [mm] をメートル単位に直すと D × 10^-3 [m] となり、円形断面の面積は A = π × ((D × 10^-3) / 2)^2 = (π × D^2 / 4) × 10^-6 [m^2] と表されます。
- 抵抗の公式 R = ρ × L / A に代入すると、R = ρ × L / ((π × D^2 / 4) × 10^-6) = (4 ρ L / (π D^2)) × 10^6 [Ω] となります。
- 選択肢 イ不正解
- 分母のDが2乗されておらず、単位換算の指数も誤っています。
- 選択肢 ロ不正解
- 分子のLが2乗されており、抵抗が長さに比例するという基本法則に反します。
- 選択肢 ハ正解
- 断面積の計算公式およびミリメートルからメートルへの単位換算が正しく反映された式です。
- 選択肢 ニ不正解
- 分子のLが2乗されており、半径から直径への変換係数4も欠落しています。
覚えるポイント
- 円の断面積A = πr^2 = π(D/2)^2 = (π/4)D^2 であり、mmからmへの単位換算に伴い10^-6が分母に生じるため分子に10^6が現れます。
間違えやすいところ
- 長さLを2乗してしまう誤りや、直径Dをそのまま用いて半径の2乗と取り違えるミスが起きやすいです。
出題の前提:導線の電気抵抗の定義式 R = ρL/A に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.5 ↗(www.shiken.or.jp)
並列交流回路の力率の計算
電気理論 · 並列回路 / 力率 / 有効電流と全電流
抵抗とリアクタンスが並列接続された回路において、抵抗に流れる電流が6 [A]、リアクタンスに流れる電流が8 [A]であるとき、回路の力率[%]として正しいものを1つ選びなさい。
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解答
ロ
解説
抵抗とリアクタンスの並列回路では、抵抗電流(有効電流)とリアクタンス電流(無効電流)は位相が90度異なるため、ベクトル合成によって全電流を求めます。回路全体の力率は「有効電流 / 全電流」で定義されます。
解き方
- 回路の全電流Iをベクトル合成により算出します:I = √(6^2 + 8^2) = √(36 + 64) = √100 = 10 [A]。
- 力率cosθ = IR / I に数値を代入し、6 / 10 = 0.6、百分率にして 60 [%] を求めます。
- 選択肢 イ不正解
- 43%は計算手順が異なる誤った値です。
- 選択肢 ロ正解
- 有効電流6Aを全電流10Aで割った値は0.6となり、力率は60%で正しいです。
- 選択肢 ハ不正解
- 75%は 6 / 8 = 0.75 を計算したものであり、力率の定義式を満たしていません。
- 選択肢 ニ不正解
- 80%は無効電流8Aを全電流10Aで割った無効率(sinθ)の値です。
覚えるポイント
- 並列回路の力率は「抵抗電流 ÷ 全電流」、直列回路の力率は「抵抗 ÷ 全インピーダンス」で求めます。
間違えやすいところ
- 直列回路のインピーダンス比と混同したり、無効電流を全電流で割って力率としてしまう誤りがあります。
出題の前提:交流並列回路のベクトル関係および力率の定義に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.5 ↗(www.shiken.or.jp)
三相交流回路(Δ負荷)の全消費電力の計算
配電理論 · 三相3線式 / Δ結線 / 消費電力
線間電圧200 [V]の三相3線式電源に、各相の抵抗が8 [Ω]、誘導性リアクタンスが6 [Ω]の平衡Δ負荷を接続したとき、回路の全消費電力[kW]として正しいものを1つ選びなさい。
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解答
ハ
解説
Δ結線負荷では相電圧は線間電圧と等しくなります。各相のインピーダンスZを求めて相電流Ipを算出し、抵抗Rで消費される電力を1相あたりP1 = Ip^2 × Rとして求めた後、3倍することで全消費電力を導きます。
解き方
- 1相あたりのインピーダンスZを計算します:Z = √(8^2 + 6^2) = 10 [Ω]。
- Δ結線のため相電圧Vpは線間電圧と等しく200 [V]となり、相電流Ip = Vp / Z = 200 / 10 = 20 [A] を求めます。
- 1相あたりの消費電力P1 = Ip^2 × R = 20^2 × 8 = 3200 [W] を求め、全消費電力P = 3 × P1 = 3 × 3200 = 9600 [W] = 9.6 [kW] を計算します。
- 選択肢 イ不正解
- 2.4kWは各相のリアクタンスのみを考慮するなど誤った計算による値です。
- 選択肢 ロ不正解
- 4.8kWはY結線と混同して線間電圧を誤って処理した場合の値です。
- 選択肢 ハ正解
- 各相の消費電力3.2kWを3相分合計した9.6kWであり正しいです。
- 選択肢 ニ不正解
- 19.2kWは計算過程で2倍余分に乗算してしまった値です。
覚えるポイント
- Δ結線では「相電圧 = 線間電圧」、Y結線では「相電圧 = 線間電圧 / √3」となる関係を確実に把握しましょう。
間違えやすいところ
- 消費電力の計算にリアクタンスやインピーダンス全体を使ってしまうミスや、Δ結線なのに相電圧を200/√3としてしまうミスが頻出です。
出題の前提:三相交流回路の基礎理論(平衡三相Δ結線)に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.5 ↗(www.shiken.or.jp)
単相3線式回路の中性線電流
配電理論 · 単相3線式 / 中性線電流 / 負荷の不平衡
単相3線式100/200 [V]回路において、上側の100V回路にスイッチa(200W負荷)とスイッチb(100W負荷)、下側の100V回路にスイッチc(300W負荷)が接続されている。中性線に挿入された電流計Aの指示値が最も小さくなるスイッチの組合せを1つ選びなさい。
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解答
ニ
解説
単相3線式回路の中性線に流れる電流は、上側の外側線電流I1と下側の外側線電流I2の差の絶対値(|I1 - I2|)となります。両相の負荷電流が平衡しているとき、中性線電流は0 [A]になります。
解き方
- 各負荷の電流値を計算します:aは200W/100V=2A、bは100W/100V=1A、cは300W/100V=3A。
- 各選択肢の中性線電流In = |I1 - I2| を比較します。イ: |(2+1) - 0| = 3A、ロ: |2 - 3| = 1A、ハ: |1 - 3| = 2A、ニ: |(2+1) - 3| = 0A。
- Inが0Aとなる選択肢「ニ」が最も小さい指示値となります。
- 選択肢 イ不正解
- 上相3A、下相0Aとなり、中性線には差引3Aの電流が流れます。
- 選択肢 ロ不正解
- 上相2A、下相3Aとなり、中性線には差引1Aの電流が流れます。
- 選択肢 ハ不正解
- 上相1A、下相3Aとなり、中性線には差引2Aの電流が流れます。
- 選択肢 ニ正解
- 上相の電流(2A+1A=3A)と下相の電流(3A)が一致し、中性線電流は0Aとなって最小です。
覚えるポイント
- 単相3線式の中性線電流は両外側線の線電流の差(不平衡電流)となります。完全平衡時は中性線電流がゼロです。
間違えやすいところ
- スイッチを全部閉じる(ニ)と流れる電流の合計が最大になると勘違いし、中性線電流が相殺されることを見落としがちです。
出題の前提:単相3線式配電線路の電流分配原理に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.5 ↗(www.shiken.or.jp)
単相2線式配線の電圧降下の計算
配電理論 · 電圧降下 / 単相2線式 / 線路抵抗
電線のこう長8 [m]の単相2線式配線により、消費電力2000 [W]の抵抗負荷に電力を供給した結果、負荷両端の電圧は100 [V]であった。配線における電圧降下[V]として、最も近いものを1つ選びなさい。ただし、電線の電気抵抗は長さ1000 [m]当たり3.2 [Ω]とする。
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解答
イ
解説
単相2線式配線の電圧降下vは、往復2本の電線抵抗による降下を考慮するため、電線1線あたりの抵抗をr、負荷電流をIとすると v = 2 × I × r で計算されます。
解き方
- 負荷電流Iを求めます:I = P / V = 2000 [W] / 100 [V] = 20 [A]。
- 電線1線(こう長8m)の抵抗rを計算します:r = 3.2 × (8 / 1000) = 0.0256 [Ω]。
- 単相2線式の電圧降下の式 v = 2 × I × r に代入し、v = 2 × 20 × 0.0256 = 1.024 [V] を求め、約1 [V]と特定します。
- 選択肢 イ正解
- 計算値1.024Vに最も近い整数値は1Vであり正しいです。
- 選択肢 ロ不正解
- 2Vは往復の抵抗を誤って倍加した際などの不正確な値です。
- 選択肢 ハ不正解
- 3Vは計算結果から大きく外れており誤りです。
- 選択肢 ニ不正解
- 4Vは抵抗値や電流の計算を大きく誤った場合の値です。
覚えるポイント
- 単相2線式配線の電圧降下は電線2本分で v = 2Ir、単相3線式や三相3線式では v = √3Ir や Ir となる違いを整理しておきましょう。
間違えやすいところ
- 単相2線式であることを忘れ、片道1本分の電圧降下(約0.5V)で計算してしまうミスが見られます。
出題の前提:単相2線式配線路の電圧降下計算式(v = 2Ir)に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.6 ↗(www.shiken.or.jp)
分岐回路の遮断器定格・電線太さ・コンセントの施設基準
配線設計 · 分岐回路 / 配線用遮断器 / コンセント定格 / 電線の太さ
定格電流30 [A]の配線用遮断器で保護される低圧屋内配線の分岐回路において、使用する電線(軟銅線)の太さと接続できるコンセントの組合せとして、適切なものを1つ選びなさい。ただし、電流減少係数は無視するものとする。
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解答
ハ
解説
電気設備の技術基準解釈において、分岐回路を保護する過電流遮断器の定格電流に応じて、使用すべき最小電線太さおよび接続可能なコンセントの定格電流の範囲が厳密に定められています。30A配線用遮断器回路では、電線は直径2.6mm以上(断面積5.5mm^2以上)、コンセントは定格電流20Aまたは30Aのものに限定されます。
解き方
- 30A配線用遮断器の分岐回路基準を確認します:電線太さは直径2.6mm以上または公称断面積5.5mm^2以上が必要です。
- 接続可能なコンセントの定格電流基準を確認します:過電流遮断器の定格電流と同じか、その1ランク下のもの(30A回路の場合は20A以上30A以下)でなければなりません。
- 各選択肢を照合すると、電線が5.5mm^2以上でコンセントが20Aである「ハ」のみが両方の条件を完全に満たしています。
- 選択肢 イ不正解
- 直径2.0mmの電線は許容されず、直径2.6mm(断面積5.5mm^2)以上が必要です。
- 選択肢 ロ不正解
- 30A分岐回路に定格15Aのコンセントを接続することは認められていません。
- 選択肢 ハ正解
- 断面積5.5mm^2以上の電線、および定格20Aのコンセントを使用しており法令基準に適合します。
- 選択肢 ニ不正解
- 電線は8mm^2で適合しますが、15A定格のコンセントは30A分岐回路に接続できません。
覚えるポイント
- 30A分岐回路の基準:電線は直径2.6mm(断面積5.5mm^2)以上、コンセントは20Aまたは30Aです。
間違えやすいところ
- 20A分岐回路の基準(電線1.6mm以上、コンセント15A・20A)と30A回路の基準を混同してしまうミスが多いです。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈第149条(低圧屋内幹線及び分岐回路等の施設)に基づく。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.6 ↗(www.shiken.or.jp)
確認表示灯(パイロットランプ)の同時点灯回路の結線
配線設計・配線図 · スイッチ結線 / パイロットランプ / 同時点灯回路
低圧屋内配線において、スイッチSを「入」にして照明器具(CL)を点灯させると確認表示灯(スイッチ内蔵等のパイロットランプ)も点灯し、スイッチSを「切」にしてCLを消灯させると確認表示灯も消灯する回路として、適切なものはどれか。
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解答
ロ
解説
確認表示灯(パイロットランプ)の同時点灯回路は、換気扇や屋外灯などの動作状態を遠隔のスイッチ位置で確認するための回路です。スイッチを入れたときに負荷と確認表示灯の双方へ電源電圧が印加されるよう、スイッチの二次側で負荷とパイロットランプを並列に接続します。
解き方
- 電源から負荷および確認表示灯への電流経路を確認し、スイッチSの開閉による回路の導通・遮断状態を追跡します。
- スイッチSを閉じたときに照明器具CLと確認表示灯の両端に電源電圧100Vが並列に印加され、開いたときに双方が消灯する結線(ロ)を選択します。
- 選択肢 イ不正解
- 確認表示灯が電源の非接地側と接地側の間に直接接続されているため常時点灯となり、スイッチSの操作に連動しません。
- 選択肢 ロ正解
- スイッチSを閉じるとCLと確認表示灯の両方に電圧が加わり点灯し、スイッチを開くと双方が同時に消灯するため適切です。
- 選択肢 ハ不正解
- 照明器具CLが電源に直接接続されて常時点灯となり、スイッチSは確認表示灯のみを入り切りする結線となっています。
- 選択肢 ニ不正解
- スイッチSの配置および結線が不適切で、負荷に対して所定の電源回路を形成できていません。
覚えるポイント
- パイロットランプの同時点灯はスイッチの負荷側に並列接続、異時点灯(位置表示灯)はスイッチと並列接続、常時点灯は電源に直接並列接続します。
間違えやすいところ
- 同時点灯と異時点灯(暗所表示灯・ほたるスイッチ)の回路構成を混同しないように注意しましょう。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈、内線規程における配線器具の接続法に基づく出題。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.6 ↗(www.shiken.or.jp)
漏電遮断器の施設省略条件
電気工事の施工方法 · 漏電遮断器 / 設置省略 / 二重絶縁構造
低圧の電気機械器具が人が容易に触れるおそれのある場所に施設されている場合、その電路に漏電遮断器の取り付けを省略できるものはどれか。
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解答
イ
解説
低圧の機械器具を人が容易に触れるおそれがある場所に施設する場合は、原則として漏電遮断器の施設が必要です。ただし、乾燥した場所で対地電圧150V以下の機械器具を施設する場合、電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の機器を施設する場合、対地電圧150V以下で水気・湿気のない場所に施設し規定の接地を施す場合などは省略が認められています。水気や湿気のある場所では接地抵抗値に関わらず省略できません。
解き方
- 各選択肢の設置環境(乾燥、湿気、水気)および機械器具の構造を確認します。
- ロ、ハ、ニは水気または湿気のある場所への施設であるため漏電遮断器の省略条件を満たしません。
- イの「電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造」は設置場所に関わらず漏電遮断器の省略が認められる規定に合致することを確認します。
- 選択肢 イ正解
- 二重絶縁構造の機械器具を施設する場合は、電路への漏電遮断器の設置を省略することができます。
- 選択肢 ロ不正解
- 使用電圧が200Vであり、かつ湿気のある場所に施設されているため、D種接地工事を施していても漏電遮断器は省略できません。
- 選択肢 ハ不正解
- 水気のある場所に施設する場合、対地電圧150V以下の器具であっても漏電遮断器の設置は省略できません。
- 選択肢 ニ不正解
- 水気のある場所に施設する電気食器洗機などの機器には、接地工事に加えて漏電遮断器の施設が必要です。
覚えるポイント
- 「二重絶縁構造」の機器は漏電遮断器の省略が可能。「水気のある場所」では接地があっても省略不可。
間違えやすいところ
- 接地抵抗値が100Ω以下に保たれていれば漏電遮断器を省略できると誤解しやすいですが、水気・湿気のある場所では省略できません。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈第36条(地絡遮断装置の施設)。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.6 ↗(www.shiken.or.jp)
配線器具の刃受極配置と定格電圧の組合せ
配線器具・材料・工具 · コンセント / 極配置 / 単相100V / 単相200V
定格電流15[A]のコンセントの使用電圧と刃受の極配置との組合せとして、誤っているものはどれか。
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解答
イ
解説
配線用コンセントは誤挿入による機器破損や事故を防ぐため、電圧および電流の種類ごとにJIS(JIS C 8303)で刃受の形状が厳格に規定されています。単相100V 15Aは縦平行刃、単相200V 15Aはタンデム形(横向き同一直線刃)、20Aでは片側がカギ形(L形)またはエルバー形となります。
解き方
- 各選択肢に示された刃受の幾何学的形状と接地極の有無を判別します。
- イの刃受形状は単相100V・15A・接地極付(2P+E 125V 15A)であることを特定します。
- イの使用電圧表記「単相200V」と刃受形状が不一致であるため、イを誤りとして選択します。
- 選択肢 イ正解
- 表示されている刃受形状は単相100V用の接地極付コンセント(平行極+接地極)であり、単相200V用ではないため誤った組合せです。
- 選択肢 ロ不正解
- 単相100V用の引掛形(抜け止め形)コンセントの極配置として正しい組合せです。
- 選択肢 ハ不正解
- 一般的な単相100V用2極コンセント(左側の接地側極がやや長い平行形状)として正しい組合せです。
- 選択肢 ニ不正解
- 単相200V用の接地極付コンセント(タンデム形極+接地極)として正しい組合せです。
覚えるポイント
- 100V 15Aは平行刃形(||)、200V 15Aはタンデム形(一 一)、200V 20Aはエルバー形(┠ |)です。
間違えやすいところ
- 接地極(E)の有無だけでなく、主電極の刃受が平行(100V)か同一直線横向き(200Vタンデム)かをしっかり区別しましょう。
出題の前提:JIS C 8303(配線用差込接続器)に規定される極配置。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.7 ↗(www.shiken.or.jp)
三相かご形誘導電動機の特性
電気機器・測定器・材料 · 三相誘導電動機 / 同期速度 / 周波数特性 / 始動電流
一般用低圧三相かご形誘導電動機に関する記述として、誤っているものはどれか。
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解答
ロ
解説
三相かご形誘導電動機において、同期速度は周波数に比例し極数に反比例します(Ns = 120f/P)。じか入れ始動時の始動電流は定格の4〜8倍と大きくなります。負荷をかけるとすべりsが増加して回転数は定格速度までわずかに低下します。また、三相電源の任意の2相を入れ替えると回転磁界の回転方向が反転し、電動機は逆回転します。
解き方
- 同期速度の計算式 Ns = 120f / P を想起し、周波数fが小さくなると速度が低下することを確認します。
- ロの「60Hzから50Hzに変わると回転速度が増加する」という記述が物理法則と逆であることを判定します。
- 選択肢 イ不正解
- 全電圧始動(じか入れ始動)時の始動電流は全負荷電流の4〜8倍程度となるため正しい記述です。
- 選択肢 ロ正解
- 周波数が低下すると回転速度(同期速度)も比例して低下するため、「増加する」という記述は誤り(正解)です。
- 選択肢 ハ不正解
- 誘導電動機は負荷トルクが増加するとすべりが大きくなり回転速度がわずかに低下するため正しい記述です。
- 選択肢 ニ不正解
- 三相結線のうち任意の2本を入れ換えると回転磁界が逆向きになるため逆回転します(正しい記述です)。
覚えるポイント
- 回転速度Ns = 120f / P(周波数fに比例、極数Pに反比例)。2相を入れ替えると逆回転。
間違えやすいところ
- 周波数が低下すると同期速度が低下することを、逆に回転しやすくなると誤解しないように注意しましょう。
出題の前提:電気工学の基礎理論および誘導電動機の標準的特性規格。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.7 ↗(www.shiken.or.jp)
鋼製電線管の切断・曲げ作業用工具
配線器具・材料・工具 · 金属管工事 / 切断工具 / 管端処理 / 曲げ工具
鋼製電線管の切断および曲げ作業に使用する工具の組合せとして、適切なものはどれか。
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解答
ニ
解説
鋼製電線管工事の基本工程には、切断、管端の面取り(バリ取り)、曲げ加工があります。金属管の切断には金切りのこやパイプカッタ、バリ取りにはクリックボールに装着したリーマや平やすり、冷間曲げ加工にはパイプベンダを用います。トーチランプは硬質ポリ塩化ビニル管(合成樹脂管)を加熱軟化させて曲げるための工具であり、パイプレンチはねじ込み配管を締め付ける工具です。
解き方
- 各工具の用途を分類します。金切りのこ=金属管の切断、やすり/リーマ=切断面のバリ取り、パイプベンダ=金属管の冷間曲げ、トーチランプ=塩ビ管の加熱曲げ、パイプレンチ=配管のねじ込み締め付け。
- 切断および曲げ作業に該当する工具の適切な組合せ(金切りのこ、やすり、パイプベンダ)を選出します。
- 選択肢 イ不正解
- 切断工具が含まれておらず、パイプレンチは管のねじ込み締め付けに使用する工具です。
- 選択肢 ロ不正解
- トーチランプは硬質塩化ビニル管の加熱加工用工具であり、鋼製電線管の作業には使用しません。
- 選択肢 ハ不正解
- トーチランプは合成樹脂管用であり、鋼製電線管の曲げにはパイプベンダを使用します。
- 選択肢 ニ正解
- 金切りのこ(切断)、やすり(面取り)、パイプベンダ(曲げ作業)のすべてが鋼製電線管作業に適した工具です。
覚えるポイント
- 鋼製電線管(金属管)の曲げ=パイプベンダ。硬質塩化ビニル管(合成樹脂管)の曲げ=トーチランプ。
間違えやすいところ
- トーチランプを金属管の曲げ加工用と混同しないよう注意が必要です。
出題の前提:内線規程および電気工事施工要領に基づく金属管工事の標準工法。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.7 ↗(www.shiken.or.jp)
絶縁ブッシングの主な使用目的
電気工事の施工方法 · 金属管工事 / 絶縁ブッシング / 電線被覆保護
金属管工事において、金属管の端部に絶縁ブッシングを使用する主な目的はどれか。
解答・解説を表示
解答
ハ
解説
金属管工事では、電線管の端部(ボックス接続部など)で電線を引き込む際に、金属の管端との接触摩擦によって絶縁被覆が損傷する危険があります。これを防ぎ安全を確保するため、管端の内側に丸みを持たせたプラスチックなどの「絶縁ブッシング」を装着することが義務付けられています。
解き方
- 金属管工事における各種付属品の役割を整理します。
- サドルは造営材への固定、カップリングは管相互の接続、ロックナットはボックスへの管の固定、絶縁ブッシングは管端での電線被覆の保護です。
- 設問の絶縁ブッシングの主目的として「電線の被覆を損傷させないため」を選定します。
- 選択肢 イ不正解
- 金属管を造営材に固定するために使用するのはサドル等です。
- 選択肢 ロ不正解
- 金属管相互を接続するために使用するのはカップリングです。
- 選択肢 ハ正解
- 管端部で電線を引き入れる際に、電線の絶縁被覆が傷つくのを保護する目的で使用されます。
- 選択肢 ニ不正解
- 電線の接続を行う箇所はボックス内であり、絶縁ブッシング自体は接続を容易にするためのものではありません。
覚えるポイント
- 絶縁ブッシング=管端のバリ・角から「電線の被覆を保護(損傷防止)」するための器具。
間違えやすいところ
- ロックナット(管をボックスに固定)やカップリング(管相互の接続)と用途を取り違えないようにしましょう。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈第159条(金属管工事)。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.7 ↗(www.shiken.or.jp)
写真器具の名称判別(低圧進相コンデンサ)
配線器具・材料・工具 · 鑑別 / 進相コンデンサ / 力率改善
写真に示す電気機器の外観および表示(40[μF]等の静電容量表記)から判断できる名称として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ロ
解説
低圧進相コンデンサは、誘導性負荷(誘導電動機等)の遅れ力率を改善するために負荷と並列に接続して用いられます。金属製または樹脂製のケースに封入され、銘板には定格電圧(例:200V)とともにマイクロファラド(μF)単位の静電容量や容量(kvar)が表示されていることが大きな特徴です。
解き方
- 写真の機器外観を確認し、ケース銘板の単位記号「μF」(マイクロファラド)を読み取ります。
- 静電容量(μF)を持つ機器であることから、コンデンサ(低圧進相コンデンサ)であると同定します。
- 選択肢 イ不正解
- 蛍光灯用安定器は細長い直方体形状をしており、点灯用チョークコイル等を内蔵したものです。
- 選択肢 ロ正解
- 銘板に「40 μF」と明記された外観から、力率改善用の低圧進相コンデンサです。
- 選択肢 ハ不正解
- ネオン変圧器は高圧を発生させる大型のトランスであり、形状や表示が異なります。
- 選択肢 ニ不正解
- 水銀灯用安定器(HID安定器)はコイルと鉄心からなる大型の安定器で、単位μFの主表示機器ではありません。
覚えるポイント
- 写真鑑別で「μF」の表示がある缶型機器は「低圧進相コンデンサ」です。
間違えやすいところ
- 形状が安定器や小型トランスに似て見えることがありますが、単位「μF」の有無で見分けられます。
出題の前提:JIS C 4901(低圧進相コンデンサ)および電気設備の技術基準に基づく器具鑑別。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.7 ↗(www.shiken.or.jp)
写真工具の用途判別(塩ビ管カッタ)
配線器具・材料・工具 · 工具鑑別 / 硬質塩化ビニル電線管 / 塩ビ管カッタ
写真に示す工具(ラチェット式の刃を備えたパイプカッタ)の用途として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ハ
解説
塩ビ管カッタは合成樹脂製の管を対象とした専用切断工具です。管を挟んでハンドルを繰り返し握ることで、ラチェット機構により刃が前進して円形管を切断します。鋼製金属管や硬質の金属材料をこの工具で切断しようとすると、刃先が破損して危険です。
解き方
- 写真の工具形状(半円形の受け部、V字形状の鋭利な切断刃、ラチェット式ハンドル)から「塩ビ管カッタ」であることを特定します。
- 塩ビ管カッタの用途である「硬質塩化ビニル電線管の切断」に合致する選択肢ハを選びます。
- 選択肢 イ不正解
- 金属管の切断には金切りのこや金属用パイプカッタを使用します。本工具を使用すると刃が欠損します。
- 選択肢 ロ不正解
- ライティングダクトはアルミやプラスチック・銅帯の複合材であり、金切りのこ等で切断します。
- 選択肢 ハ正解
- 硬質塩化ビニル電線管(VE管)などの合成樹脂管を切断するための塩ビ管カッタです。
- 選択肢 ニ不正解
- 金属線ぴの切断には金切りのこを使用します。
覚えるポイント
- ラチェット刃で管を挟み込むカッタ=塩ビ管カッタ(硬質塩化ビニル電線管の切断用)。
間違えやすいところ
- 金属管用のパイプカッタ(ローラーと回転刃で管を周回させて切る構造)と混同しないように形状を区別しましょう。
出題の前提:合成樹脂管工事施工基準および実務作業工具の分類。
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.7 ↗(www.shiken.or.jp)
電磁開閉器の構成機器の識別
配線器具・機器 · 電磁開閉器 / 電磁接触器 / 熱動継電器
写真に示す電磁開閉器の全体において、上部の〇で囲まれた部分の機器名称として、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
電動機の始動・停止および過負荷保護に用いられる電磁開閉器(MS)は、操作信号によって主回路を開閉する電磁接触器(MC)と、過電流による発熱をバイメタルで検知して接点を開く熱動継電器(サーマルリレー、TH)が一体となって組み合わされた構造をしています。
解き方
- 写真全体の機器が、電動機制御等に用いられる電磁開閉器(マグネットスイッチ)であることを把握します。
- 〇で囲まれた上部ユニットが電磁接触器(開閉接点・電磁コイル部分)、下部ユニットが熱動継電器(サーマルリレー調整つまみ付き部分)であることを識別し、該当する名称を選択します。
- 選択肢 イ正解
- 〇で囲まれている部分は電磁コイルと主接点からなる電磁接触器であるため正しいです。
- 選択肢 ロ不正解
- 漏電遮断器(ELB)は零相変流器と引き外し機構を内蔵した遮断器であり、写真の機器とは異なります。
- 選択肢 ハ不正解
- 熱動継電器(サーマルリレー)は、写真の下部に位置する電流設定ダイヤル等を備えた過負荷保護部分です。
- 選択肢 ニ不正解
- 漏電警報器は電路の漏電を検知して警報を発する装置であり、写真の機器とは異なります。
覚えるポイント
- 電磁開閉器の上部は電磁接触器(MC)、下部は熱動継電器(サーマルリレー)。
間違えやすいところ
- 電磁開閉器全体と、それを構成する電磁接触器・熱動継電器を混同しないように注意が必要です。
出題の前提:電気設備技術基準・内線規程および一般的な低圧受配電機器仕様
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.8 ↗(www.shiken.or.jp)
金属管用継手の用途判定
工事材料・工具 · 金属管工事 / ユニバーサルフィッティング / 配管継手
写真に示す材料(配管継手)の用途として、適切なものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
金属管工事において急な角度での曲げ加工が困難な場合や、管路が長くなり電線の引き入れが困難になる屈曲箇所には、内部で電線の引き入れ・点検ができるよう蓋付きのユニバーサルフィッティング(エルボ形等)を使用します。
解き方
- 写真に示された継手が、上面にカバー(蓋)を持つ金属管用のユニバーサルフィッティング(エルボ形)であることを確認します。
- この継手は配管をL字形(直角)に曲げる箇所に挿入し、通線や点検を行うための部材であることから用途を特定します。
- 選択肢 イ正解
- ユニバーサルフィッティングは、金属管相互を直角に接続し通線作業を容易にする箇所に用いるため適切です。
- 選択肢 ロ不正解
- 屋外の金属管端に取り付けて雨水浸入を防ぐ部材はエントランスキャップです。
- 選択肢 ハ不正解
- 金属管をアウトレットボックスに接続する部材はロックナットや絶縁ブッシング、ボックスコネクタ等です。
- 選択肢 ニ不正解
- 金属管を鉄骨や造営材に固定する部材はパイプラック、クリップ、サドル等です。
覚えるポイント
- 蓋付きのエルボ形継手はユニバーサルフィッティングで、直角屈曲部通線用。
間違えやすいところ
- 雨水浸入防止用のエントランスキャップやボックス接続用のロックナットと形状・用途を取り違えやすいので注意が必要です。
出題の前提:電気設備技術基準の解釈第159条(金属管工事)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.8 ↗(www.shiken.or.jp)
D種接地工事の施設基準と省略条件
電気設備技術基準・解釈 · D種接地工事 / 接地工事の省略 / 漏電遮断器 / 絶縁変圧器
機械器具の金属製外箱に施すD種接地工事に関する記述として、不適切なものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
電気設備技術基準の解釈第29条において、低圧機械器具の金属製外箱には原則として接地工事が必要です。感度電流15mA以下・動作時間0.1秒以内の漏電遮断器を取り付けた場合は接地を省略できる規定がありますが、「水気のある場所」に設置する場合はこの接地省略特例が適用されません。
解き方
- 各選択肢の接地工事基準および省略条件を法令と照合します。
- イはD種接地線の太さ基準(直径1.6mm以上)を満たしており適切です。
- ロは移動用機器の多心コードにおける接地心線サイズ(断面積0.75mm²以上)を満たしており適切です。
- ハは二次側非接地の絶縁変圧器(容量3kVA以下)から電源供給を受ける場合の接地省略規定に適合し適切です。
- ニは水気のある場所に設置されているため、漏電遮断器を設置しても接地工事を省略することはできず、不適切です。
- 選択肢 イ不正解
- D種接地工事の接地線には直径1.6mm以上の軟銅線を使用できるため適切です。
- 選択肢 ロ不正解
- 移動式機器の接地線として、0.75mm²以上の多心コードの1心を使用することは認められているため適切です。
- 選択肢 ハ不正解
- 3kVA以下の絶縁変圧器(二次側非接地)から負荷に供給する場合、接地工事を省略できるため適切です。
- 選択肢 ニ正解
- 水気のある場所では、高感度高速形の漏電遮断器を施設しても接地工事を省略できないため、本記述は不適切です。
覚えるポイント
- 水気のある場所では、漏電遮断器を取り付けてもD種接地工事は省略不可。
間違えやすいところ
- 乾燥した場所や湿気の多い場所と異なり、水気のある場所では漏電遮断器による接地省略が一切認められない点を見落としやすいです。
出題の前提:電気設備技術基準の解釈第29条(機械器具の鉄台及び外箱の接地)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.8 ↗(www.shiken.or.jp)
金属管工事の施工方法の適否
配線工事・施工方法 · 金属管工事 / コンビネーションカップリング / 薄鋼電線管
金属管工事による低圧屋内配線の施工方法として、不適切なものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
電線管相互を接続する継手には適切な種類を選ぶ必要があります。同種の金属管相互にはねじ切り接続用カップリングやねじなしカップリングを用い、金属管と合成樹脂可とう電線管や金属製可とう電線管のように材質・構造の異なる管同士を接続する際にコンビネーションカップリングを使用します。
解き方
- 金属管工事における各施工項目の規定を確認します。
- イは太さ25mmの管に断面積8mm²電線3本を収容しており、電線断面積の内断面積比率制限を逸脱せず適切です。
- ロは管の屈曲箇所が2箇所(法令上の推奨上限は3箇所以下、1区間の屈曲角度合計270度以内)であり適切です。
- ハは金属管とボックスの機械的・電気的接続にロックナットを内外面に使用しており適切です。
- ニは同種の薄鋼電線管相互接続であるにもかかわらず、異種管接続用のコンビネーションカップリングを使用しているため不適切と判断します。
- 選択肢 イ不正解
- 管の内断面積に対して十分な余裕を持った本数・太さの電線収容であり適切です。
- 選択肢 ロ不正解
- ボックス間の屈曲箇所は3箇所以下とする規定に合致しているため適切です。
- 選択肢 ハ不正解
- 金属管とアウトレットボックスの固定にロックナットを使用することは適切です。
- 選択肢 ニ正解
- コンビネーションカップリングは異種管同士の接続に用いるものであり、薄鋼電線管相互の接続に用いるのは不適切です。
覚えるポイント
- 同種管接続はカップリング、異種管接続はコンビネーションカップリング。
間違えやすいところ
- カップリング全般の名称とコンビネーションカップリングの「異種管同士を接続する」という固有の用途を混同しやすいです。
出題の前提:電気設備技術基準の解釈第159条(金属管工事)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.8 ↗(www.shiken.or.jp)
コードの造営材固定施設が認められる場所
配線工事・施工方法 · コード配線 / 造営材固定 / ショウウインドウ
100〔V〕の低圧屋内配線に、ビニル平形コード(断面積0.75〔mm²〕)を絶縁性のある造営材に適当な留め具で取り付けて施設することができる場所又は箇所として、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
電気設備技術基準の解釈第166条(電灯配線等の施設)により、コード配線は造営材に固定して施設することが原則禁止されています。例外として、乾燥した場所であって展開した場所であるショウウインドウまたはショウケースの内部において、外部から見えやすい箇所に限り、損傷防止に配慮した適当な留め具を用いて造営材に固定して施設することが許されています。
解き方
- コード配線を造営材に留め具で固定施設できる法令上の例外規定(ショウウインドウ等の内部かつ見えやすい箇所)を確認します。
- 各選択肢の施設場所を照合します。
- イの「乾燥状態で使用するショウウインドウ内の外部から見えやすい箇所」のみが法令の例外要件を完全に満たしています。
- ロ、ハ、ニはいずれも隠ぺい箇所や通常屋内であり、コードを固定配線として施設することは禁止されています。
- 選択肢 イ正解
- 乾燥したショウウインドウ内の見えやすい箇所に施設する場合に限り、コードの固定施設が認められています。
- 選択肢 ロ不正解
- 押し入れの壁面など住宅の屋内にコードを固定して配線することは認められていません。
- 選択肢 ハ不正解
- 天井裏等の隠ぺい場所にコードを固定配線することは保安上禁止されています。
- 選択肢 ニ不正解
- 床下収納庫を含む床下等の隠ぺい箇所にコードを固定配線することはできません。
覚えるポイント
- コードの造営材固定配線は「乾燥したショウウインドウ・ショウケース内の見えやすい箇所」のみ可能。
間違えやすいところ
- 点検できる隠ぺい場所であっても、コード配線を造営材に固定して施設することはできない点に注意してください。
出題の前提:電気設備技術基準の解釈第166条(電灯配線等の施設)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.8 ↗(www.shiken.or.jp)
住宅屋内における対地電圧150V超回路の施設要件
電気設備技術基準・解釈 · 対地電圧150V超 / ルームエアコン / 住宅屋内配線 / 漏電遮断器
住宅の屋内に三相200〔V〕のルームエアコンを施設した。工事方法として、適切なものを1つ選びなさい。ただし、三相電源の対地電圧は200〔V〕で、ルームエアコン及び配線は人が容易に触れるおそれがないように施設するものとする。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
電気設備技術基準の解釈第148条(住宅の屋内電路の対地電圧の制限)により、住宅屋内の対地電圧は原則150V以下です。ただし、対地電圧300V以下で定格消費電力2kW以上の電気機器(または人が容易に触れるおそれがないエアコン等の機器)に供給する場合、(1)専用開閉器・過電流遮断器の設置、(2)漏電遮断器(感度電流30mA以下、動作時間0.1秒以内)の設置、(3)配線はケーブル工事等、(4)機器と配線は直接接続(コンセント接続不可)などの全条件を満たせば施設が認められます。
解き方
- 対地電圧200V(150V超300V以下)を住宅屋内に引き込む場合の特例要件を確認します。
- 保護装置として「専用の開閉器・過電流遮断器」および「漏電遮断器」の両方が必須であることを確認します(イ、ロ、ハは漏電遮断器が欠落しているため誤り)。
- 接続方法は「直接接続」であることが必須であり、コンセント接続は認められないことを確認します(イ、ハはコンセント使用のため誤り)。
- 全要件(漏電遮断器の設置、ケーブル工事、直接接続)を満たしているニを選択します。
- 選択肢 イ不正解
- 漏電遮断器が設置されておらず、かつコンセント接続を用いているため不適切です。
- 選択肢 ロ不正解
- 漏電遮断器の施設が欠落しているため基準を満たさず不適切です。
- 選択肢 ハ不正解
- 漏電遮断器が施設されておらず、コンセント接続としているため不適切です。
- 選択肢 ニ正解
- 専用配線用遮断器と漏電遮断器を施設し、ケーブル工事により機器と直接接続しているため適切です。
覚えるポイント
- 住宅屋内対地電圧150V超の機器接続は「専用過電流遮断器+漏電遮断器+直接接続」が必須。
間違えやすいところ
- 単相100V回路のようなコンセント接続が可能と誤認しやすいので、直接接続義務を忘れないようにします。
出題の前提:電気設備技術基準の解釈第148条(住宅の屋内電路の対地電圧の制限)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.9 ↗(www.shiken.or.jp)
配線図記号と施工方法の組合せ
配線図記号・施工 · 配線図記号 / 電線管記号 / 隠ぺい配線 / 露出配線
低圧屋内配線の図記号と、それに対する施工方法の組合せとして、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
ロ
解説
配線図記号(JIS C 0303)において、線の種類は配線場所を表します(太い実線:天井露出配線、破線:天井隠ぺい配線、一点鎖線:床隠ぺい配線、二点鎖線:地中配線)。管を表す記号として、PFは合成樹脂製可とう電線管(呼び径は内径近似値)、Eはねじなし電線管(外径近似値)、Cは薄鋼電線管(外径近似値)、VEは硬質ポリ塩化ビニル管(内径近似値)を用います。
解き方
- 各選択肢の線種(露出・隠ぺい等の施工場所)と電線管記号を照合します。
- イは太い実線=天井露出配線ですが、記号「E19」はねじなし電線管であり「薄鋼電線管(記号C)」ではないため誤りです。
- ロは破線=天井隠ぺい配線であり、記号「PF16」は内径16mmの合成樹脂製可とう電線管を表すため完全に一致し、正しいです。
- ハは一点鎖線=床隠ぺい配線を表す図記号であるため、「露出配線」とする記述は誤りです。
- ニは二点鎖線=地中配線を表す図記号であるため、「天井隠ぺい配線」とする記述は誤りです。またねじなし電線管の記号はEです。
- 選択肢 イ不正解
- 実線は露出配線ですが、E19は薄鋼電線管ではなく「ねじなし電線管」であるため誤りです。
- 選択肢 ロ正解
- 破線は天井隠ぺい配線、PF16は内径16mmの合成樹脂製可とう電線管を表すため正しいです。
- 選択肢 ハ不正解
- 図記号の一点鎖線は床隠ぺい配線を表すため、「露出配線」とする記述は誤りです。
- 選択肢 ニ不正解
- 図記号の二点鎖線は地中配線を表すため、「天井隠ぺい配線」とする記述は誤りです。
覚えるポイント
- 太い実線=天井露出、破線=天井隠ぺい、一点鎖線=床隠ぺい、二点鎖線=地中配線。
間違えやすいところ
- 線種(実線・破線・一点鎖線・二点鎖線)による配線場所の区分と、管記号(E, C, VE, PF等)の内径・外径呼称を混同しないように整理してください。
出題の前提:JIS C 0303(構内電気設備の配線用図記号)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.9 ↗(www.shiken.or.jp)
計器の接続方法と種類の識別
電気計測・測定機器 · 計器の接続 / 電圧計 / 電流計 / 電力計
図の交流回路は、負荷の電圧、電流、電力を測定する回路である。図中にa、b、cで示す計器の組合せとして、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
交流回路の測定において、電圧計は内部抵抗が極めて大きく電路に対して並列に接続し、電流計は内部抵抗が極めて小さく電路に対して直列に挿入して接続します。電力計は電力を測定するため、直列に接続する電流コイルと、並列に接続する電圧コイルの両方を備えています。
解き方
- 計器aの接続状態を確認します。電源線間に並列に接続されているため、aは電圧計です。
- 計器bの接続状態を確認します。電源から負荷への電路に直列に挿入されているため、bは電流計です。
- 計器cの接続状態を確認します。負荷の手前で直列経路と並列経路の両方に端子が接続されているため、cは電力計です。
- したがって、a:電圧計、b:電流計、c:電力計の組合せを選択します。
- 選択肢 イ不正解
- aは並列接続されているため電流計ではなく電圧計です。
- 選択肢 ロ不正解
- aは並列接続の電圧計、cは直並列両方に接続される電力計です。
- 選択肢 ハ不正解
- aは電圧計、bは電流計、cは電力計であり、各計器の対応が誤っています。
- 選択肢 ニ正解
- aが電圧計(並列接続)、bが電流計(直列接続)、cが電力計(電圧・電流両端子接続)で正しいです。
覚えるポイント
- 電圧計は並列接続、電流計は直列接続、電力計は直列・並列の両方に接続する。
間違えやすいところ
- 電流計を誤って並列接続すると短絡状態となり危険であることからも、直列が電流計・並列が電圧計と確実に判断してください。
出題の前提:電気計測工学の基礎および電気設備技術基準
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.9 ↗(www.shiken.or.jp)
低圧電路の絶縁抵抗の最小値
電気工事の施工方法・検査 · 絶縁抵抗測定 / 電気設備技術基準
単相3線式100/200 Vの低圧屋内配線において、開閉器または過電流遮断器で区切ることができる電路ごとの絶縁抵抗の最小値[MΩ]として、「電気設備に関する技術基準を定める省令」に規定されている値の組合せで、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
電気設備の技術基準を定める省令第58条では、低圧電路の絶縁抵抗値の基準が対地電圧区分等により規定されています。対地電圧が150 V以下の電路では電路と大地間および電線相互間ともに0.1 MΩ以上、対地電圧150 V超300 V以下では0.2 MΩ以上となります。
解き方
- 単相3線式100/200 V配線の中性線が接地されていることから、電線と大地間の電圧(対地電圧)が100 Vであることを確認する。
- 対地電圧が150 V以下の電路に該当するため、電路と大地間、電線相互間の規定値がいずれも0.1 MΩ以上であることを適用する。
- 選択肢 イ正解
- 対地電圧が150 V以下の電路では、電路と大地間および電線相互間のいずれも絶縁抵抗値の最小値は0.1 MΩです。
- 選択肢 ロ不正解
- 電線相互間を使用電圧200 V(対地電圧150 V超)と誤認して0.2 MΩとしていますが、対地電圧150 V以下の電路全体の基準は電線相互間も0.1 MΩです。
- 選択肢 ハ不正解
- 電路と大地間および電線相互間を0.2 MΩとするのは、対地電圧が150 Vを超える電路(三相3線式200 V等)の場合です。
- 選択肢 ニ不正解
- 低圧電路の技術基準における規定値に対地間0.2 MΩ・線間0.4 MΩという区分は存在しません。
覚えるポイント
- 対地電圧150V以下は電路と大地間・電線相互間ともに0.1MΩ以上
間違えやすいところ
- 使用電圧200Vに着目して電線相互間を0.2MΩと誤認しやすい点に注意する
出題の前提:電気設備に関する技術基準を定める省令第58条
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.9 ↗(www.shiken.or.jp)
三相交流の相順を調べる測定器
配線器具・測定器・工具 · 検相器 / 相順 / 三相誘導電動機
三相かご形誘導電動機の回転方向を決定するため、三相交流の相順(相回転)を調べる測定器はどれか。
解答・解説を表示
解答
ハ
解説
三相交流電動機は電源の相回転の向き(R・S・T相等の接続順序)によって回転方向が決まります。誤配線による電動機の逆回転事故を防ぐため、結線前に検相器を用いて相順が正相であるか逆相であるかを確認します。
解き方
- 問題文より、三相交流電源の相順(相回転)を測定・確認する測定器を特定する。
- 回路計、回転計、検相器、検電器のそれぞれの用途と照らし合わせ、相順を調べる測定器が検相器であることを導く。
- 選択肢 イ不正解
- 回路計(テスタ)は直流・交流の電圧、抵抗、直流電流などを簡易測定するための器具であり、相順の判別には用いません。
- 選択肢 ロ不正解
- 回転計(タコメータ)は電動機などの回転速度(回転数[rpm])を測定する器具です。
- 選択肢 ハ正解
- 検相器は三相交流の各相の電圧位相順序(相順・相回転)を調べる専用の測定器です。
- 選択肢 ニ不正解
- 検電器は電路に電圧が加わっているか(充電状態か否か)を調べるための器具です。
覚えるポイント
- 三相交流の相順(相回転)測定には検相器を用いる
間違えやすいところ
- 電動機の回転速度を測る「回転計」や充電有無を調べる「検電器」と混同しないようにする
出題の前提:電気計測および内線規程
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.9 ↗(www.shiken.or.jp)
低圧屋内配線と大地間の絶縁抵抗一括測定
電気工事の施工方法・検査 · 絶縁抵抗測定 / 測定手順 / 分岐回路
分岐開閉器を開放して負荷を電源から完全に分離し、その負荷側の低圧屋内配線と大地間の絶縁抵抗を一括測定する方法として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
電路と大地間の絶縁抵抗を一括測定する際、点滅器を「切」にするとスイッチより負荷側の電線が測定回路から切り離されて絶縁不良を発見できなくなります。また常時接続されている電気機器を含めて対地絶縁を検査するため、点滅器を「入」にし、機器も接続した使用状態で測定を行います。
解き方
- 分岐開閉器を開放して電源から切り離した負荷側電路全体を漏れなく測定対象とするため、スイッチ(点滅器)をすべて「入」にする必要があることを確認する。
- 配線に接続された機器内部の電路も含めて対地絶縁状態を一括して確認するため、常時接続機器は取り外さず使用状態のままとすることを判断する。
- 選択肢 イ正解
- 点滅器をすべて「入」にし常時配線負荷を使用状態のままにすることで、電路全体および機器の対地絶縁を一括測定できます。
- 選択肢 ロ不正解
- 点滅器を「切」にすると点滅器以降の電線が測定対象から外れてしまい、負荷を取り外すと機器内部の対地絶縁も測定できません。
- 選択肢 ハ不正解
- 点滅器を「切」にしてしまうと、点滅器から負荷に至る配線の対地絶縁が測定対象外となってしまいます。
- 選択肢 ニ不正解
- 常時接続負荷を取り外して測定するのは電線相互間の絶縁抵抗測定等の場合であり、一括対地絶縁測定では使用状態のままとします。
覚えるポイント
- 電路と大地間の一括絶縁抵抗測定は点滅器すべて「入」・負荷は「使用状態のまま」
間違えやすいところ
- 電線相互間の測定(負荷を取り外して点滅器を入にする)と対地間一括測定の手順を混同しやすい
出題の前提:内線規程および電気保安管理標準
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.10 ↗(www.shiken.or.jp)
電気工事士の義務と制限
法令 · 電気工事士法 / 免状 / 義務規定
電気工事士の義務または制限に関する記述として、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
電気工事士法では、適正な表示のある電気用品の使用義務(第5条の2)、作業時の免状携帯義務(第5条の4)、電気設備技術基準への適合義務(第5条)が明確に規定されています。免状の書換え交付(施行規則第9条)は氏名の変更等があった場合に行うものであり、住所変更は書換えの対象外です。
解き方
- 各選択肢に記載された電気工事士の義務・手続について電気工事士法および同施行規則の条文と照合する。
- 免状の書換え申請事由は氏名変更等であり、住所変更による書換え申請義務は存在しないことからニが誤りであると判断する。
- 選択肢 イ不正解
- 電気工事士法第5条の2において、電気工事の作業に電気用品安全法の適正な表示が付された電気用品を使用することが義務付けられており、記述は正しいです。
- 選択肢 ロ不正解
- 電気工事士法第5条の4において、電気工事士は作業に従事するときは免状を携帯しなければならないと定められており、記述は正しいです。
- 選択肢 ハ不正解
- 電気工事士法第5条において、電気工事士は作業にあたり技術基準に適合するよう施工することが義務付けられており、記述は正しいです。
- 選択肢 ニ正解
- 免状の書換え申請が必要なのは氏名を変更したときなどであり、住所を変更したときは免状の書換え申請を行う必要がないため、この記述が誤りです。
覚えるポイント
- 免状の書換え申請が必要なのは氏名の変更時で住所変更時は不要
間違えやすいところ
- 運転免許証等の住所変更手続きと混同して免状も書換えが必要と誤認しやすい
出題の前提:電気工事士法第5条、第5条の2、第5条の4、電気工事士法施行規則第9条
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.10 ↗(www.shiken.or.jp)
一般用電気工作物の定義と範囲
法令 · 電気事業法 / 一般用電気工作物 / 小出力発電設備
電気事業法の規定において、一般用電気工作物に関する記述として、正しいものはどれか。ただし、煙火以外の火薬類を製造する事業場等の需要設備を除く。
解答・解説を表示
解答
ロ
解説
電気事業法第38条において一般用電気工作物とは、低圧受電であって構外にわたる電線路を持たず、小出力発電設備以外の発電設備が設置されていないものをいいます。内燃力発電設備は10 kW未満が小出力発電設備であるため25 kWは自家用となります。また高圧で受電するものはすべて自家用電気工作物となります。
解き方
- 一般用電気工作物の要件が「低圧受電」かつ「構内に小出力発電設備以外の発電設備を設置しないこと」であることを整理する。
- 内燃力発電設備の小出力発電設備の基準(10 kW未満)と照合し出力25 kWは該当しないこと、および高圧受電は一律に自家用となることを確認し、ロを選択する。
- 選択肢 イ不正解
- 内燃力発電設備で小出力発電設備に該当するのは出力10 kW未満であり、出力25 kWの発電設備を設けると自家用電気工作物となります。
- 選択肢 ロ正解
- 低圧受電設備に小出力発電設備を施設しても、その全体は一般用電気工作物として扱われます。
- 選択肢 ハ不正解
- 高圧(600 V超)で受電する需要設備は、業種や規模にかかわらずすべて自家用電気工作物となります。
- 選択肢 ニ不正解
- 高圧で受電する需要設備は一般用電気工作物ではなく、すべて自家用電気工作物となります。
覚えるポイント
- 低圧受電+小出力発電設備は一般用電気工作物(内燃力は10kW未満が小出力)
間違えやすいところ
- 太陽電池(50kW未満)と内燃力(10kW未満)の小出力発電設備の容量基準を混同しないようにする
出題の前提:電気事業法第38条、電気事業法施行規則第48条
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.10 ↗(www.shiken.or.jp)
第二種電気工事士の作業範囲
法令 · 電気工事士法 / 作業範囲 / 特種電気工事
電気工事士法において、第二種電気工事士免状の交付を受けている者であってもできない工事はどれか。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
第二種電気工事士が従事できる電気工事は、一般用電気工作物のすべての電気工事です。自家用電気工作物(500 kW未満)のネオン工事および非常用予備発電装置工事は「特種電気工事」と定められ、それぞれ特種電気工事資格者が必要です。なお、地中電線用の管の埋設・設置は電気工事士の資格を要しない軽微な作業等に該当します。
解き方
- 第二種電気工事士が作業できる範囲(一般用電気工作物の工事全般)を確認する。
- 自家用電気工作物(500 kW未満)における非常用予備発電装置工事は特種電気工事資格者が必要な特種電気工事であり、第二種電気工事士は従事できないことを特定する。
- 選択肢 イ不正解
- 一般用電気工作物のネオン工事は第二種電気工事士が施工できます(特種電気工事となるのは自家用電気工作物のネオン工事です)。
- 選択肢 ロ不正解
- 一般用電気工作物の接地工事は第二種電気工事士が施工できる通常の作業です。
- 選択肢 ハ不正解
- 地中電線用の管の設置工事は電気工事士法上の電気工事から除外される軽微な作業等であり、第二種電気工事士であっても施工できます。
- 選択肢 ニ正解
- 自家用電気工作物(500 kW未満)の非常用予備発電装置工事は特種電気工事資格者が必要であり、第二種電気工事士では施工できません。
覚えるポイント
- 自家用電気工作物のネオン工事・非常用予備発電装置工事は特種電気工事資格者が必要
間違えやすいところ
- 一般用電気工作物のネオン工事は第二種電気工事士でも施工可能である点を見落としやすい
出題の前提:電気工事士法第3条、施行規則第2条の2、施行令第1条
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.10 ↗(www.shiken.or.jp)
低圧引込線取付点の地上高
配線図 · 引込線 / 地上高 / 電気設備技術基準の解釈
配線図において、①で示す引込線取付点の地表面上の高さの最低値[m]として、正しいものはどれか。ただし、引込線は道路を横断せず、技術上やむを得ない場合で交通に支障がないものとする。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
電気設備の技術基準の解釈第115条等において、低圧架空引込線の地表上の高さは原則として4 m以上(道路横断時は5 m以上)と規定されています。ただし、道路を横断せず、かつ技術上やむを得ない場合であって交通に支障がないときは2.5 mまで減じることが認められています。
解き方
- 問題の条件「道路を横断せず、技術上やむを得ない場合で交通に支障がないものとする」を確認する。
- 引込線取付点高さの緩和規定に基づき、地表面上の最低値が2.5 mであることを導く。
- 選択肢 イ正解
- 道路横断がなく交通に支障がない例外条件が適用されるため、地上高の最低値は2.5 mとなります。
- 選択肢 ロ不正解
- 3.0 mは低圧架空引込線の取付点地上高の規定値ではありません。
- 選択肢 ハ不正解
- 3.5 mは低圧架空引込線の緩和規定の数値ではありません。
- 選択肢 ニ不正解
- 4.0 mは道路を横断しない場合の原則的な取付点地上高であり、例外緩和条件での最低値ではありません。
覚えるポイント
- 引込線取付点高さ:原則4m以上、道路横断せず交通支障なし等の緩和時は2.5m以上
間違えやすいところ
- 原則の4.0mと緩和規定の2.5mを取り違えないように注意する
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈第115条
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
配線図記号の識別(地中配線)
配線図 · 配線図記号 / 地中配線 / 配線工事
配線図において、②で示す図記号の配線名称として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
JIS C 0303構内電気設備の配線用図記号において、配線の施工場所を表す図記号は、天井隠ぺい配線(実線)、床隠ぺい配線(破線)、露出配線(点線)、地中配線(一点鎖線など規定の記号)として区分されています。図面の敷地屋外を通る配線記号②は地中配線を示します。
解き方
- 15ページの配線図において②で指示されている配線経路および図記号の種類を確認する。
- 配線図記号の線種規格と照合し、屋外の地中に埋設施工される「地中配線」であることを特定する。
- 選択肢 イ不正解
- 露出配線は丸点線(細い点線)で表されます。
- 選択肢 ロ不正解
- 床隠ぺい配線は破線で表されます。
- 選択肢 ハ不正解
- 架空配線は架空線を示す専用の記号で表されます。
- 選択肢 ニ正解
- 図記号②は屋外に施工される地中配線を示しています。
覚えるポイント
- 配線の図記号:天井隠ぺい=実線、床隠ぺい=破線、露出=点線、地中=一点鎖線
間違えやすいところ
- 床隠ぺい配線(破線)と地中配線の線種図記号を見誤らないようにする
出題の前提:JIS C 0303 構内電気設備の配線用図記号
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
配線図記号の識別(誘導灯)
配線図 · 配線図記号 / 照明器具 / 誘導灯
配線図の1階共用廊下に設置されている③で示す図記号の名称として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ハ
解説
JIS C 0303構内電気設備の配線用図記号において、非常時に避難口や避難方向を指示・誘導する「誘導灯」は、四角形(長方形)の中に三角記号を組み合わせたシンボルで表されます。
解き方
- 配線図1階共用廊下の③で指示された器具の図記号(長方形に三角)を確認する。
- 照明器具関連の図記号の定義に照合し、誘導灯の図記号であることを特定する。
- 選択肢 イ不正解
- 非常用照明は一般に白抜き丸の半分を塗りつぶした記号などで表されます。
- 選択肢 ロ不正解
- 保安用照明の図記号ではなく、本記号は避難用の誘導灯を表します。
- 選択肢 ハ正解
- 長方形内に三角印が描かれた記号は、消防法等に基づく誘導灯を示しており正しいです。
- 選択肢 ニ不正解
- 壁付一般照明は白抜きの丸の片側を黒く塗りつぶした記号で表されます。
覚えるポイント
- 長方形に三角印の図記号は誘導灯を表す。
間違えやすいところ
- 壁付照明器具(丸の片側塗りつぶし)や非常灯と形状を取り違えないように注意する。
出題の前提:JIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
配線図記号の識別(電磁開閉器)
配線図 · 制御盤 / 開閉器 / 電磁開閉器
配線図の制御盤P-1内に配置されている④で示す四角の中に「S」を配した図記号の機器として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ロ
解説
動力制御盤内の単線結線図において、四角枠内に「S」(Switch)と表記された機器は電磁開閉器(電磁接触器/マグネットスイッチ)を示し、外部制御回路からの信号で主接点を開閉します。
解き方
- 制御盤P-1内の④で指されている四角枠に「S」の記号を確認する。
- 配線図記号の定義から電磁開閉器(電磁接触器)であることを判断する。
- 選択肢 イ不正解
- 進相コンデンサは記号「C」や2本線のキャパシタ記号等で表されます。
- 選択肢 ロ正解
- 四角に「S」は電磁接触器(電磁開閉器)を表し、制御信号で接点を開閉する機器です。
- 選択肢 ハ不正解
- 始動器(スターデルタ始動器等)を単独で示す記号ではありません。
- 選択肢 ニ不正解
- 熱線式自動スイッチセンサの記号ではなく、制御盤の主回路開閉用電磁開閉器です。
覚えるポイント
- 動力制御盤内の四角に「S」は電磁開閉器(電磁接触器)を示す。
間違えやすいところ
- 配線用遮断器(B)や漏電遮断器(BE)と電磁開閉器(S)の表記を混同しないようにする。
出題の前提:JIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
配線図記号の識別(タイムスイッチ)
配線図 · 配線図記号 / スイッチ / タイムスイッチ
配線図の制御盤P-2内に配置されている⑤で示す「TS」の図記号の名称として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
電気図面において、あらかじめ設定した時刻や時間間隔に従って回路を自動的に開閉するタイムスイッチは「TS」と表記されます。
解き方
- 制御盤P-2内の⑤で指示されている「TS」の記号を確認する。
- 文字記号「TS」がタイムスイッチ(Time Switch)を表すことを特定する。
- 選択肢 イ不正解
- 遅延スイッチはスイッチの傍記「D」(Delay)などで表されます。
- 選択肢 ロ不正解
- 通常の点滅器(タンプラスイッチ)は黒丸「●」で表されます。
- 選択肢 ハ不正解
- 小型変圧器は「T」または変圧器記号で表されます。
- 選択肢 ニ正解
- 「TS」は設定時間で作動するタイムスイッチ(Time Switch)の図記号です。
覚えるポイント
- TSはタイムスイッチ(Time Switch)を表す。
間違えやすいところ
- 遅延スイッチ(D)や熱線式自動スイッチ(A)などの他の自動点滅器と取り違えないようにする。
出題の前提:JIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
配線図記号の識別(リモコンリレー)
配線図 · 配線図記号 / リモコン配線 / リモコンリレー
配線図の分電盤L-1近傍にある⑥で示す丸の中に「L」が表記された図記号の名称として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ハ
解説
低圧リモコン配線において、操作スイッチからの小勢力信号を受けて主回路の点滅を行うリモコンリレー(リモコンラッチングリレー)は、丸の中に「L」を記入した図記号で表されます。
解き方
- 分電盤L-1の下部から引き出されている⑥の丸に「L」の図記号を確認する。
- リモコン配線システムにおいて「L」がリモコンリレーを表すことを照合する。
- 選択肢 イ不正解
- 火災表示灯の記号ではありません(消防設備用の表示灯記号とは異なります)。
- 選択肢 ロ不正解
- リモコンセレクタスイッチは丸の中に「●」とスイッチ等の表記がなされます。
- 選択肢 ハ正解
- 丸の中に「L」は遠隔操作を行うリモコンリレーを表す正しい名称です。
- 選択肢 ニ不正解
- 漏電警報器は通常「LGR」等の記号で表されます。
覚えるポイント
- 丸の中に「L」はリモコンリレー(Remote Control Relay)を示す。
間違えやすいところ
- 丸の中に数字の入ったリモコン変圧器(リモコントランス)やセレクタスイッチと混同しないようにする。
出題の前提:JIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
接地抵抗の最大値の計算・判定
配線図 · 接地工事 / D種接地工事 / 接地抵抗値
配線図の⑦で示す部分の接地工事における接地抵抗の最大値[Ω]として、正しいものはどれか。なお、引込線の電源側には地絡遮断装置は設置されていないものとする。
解答・解説を表示
解答
ロ
解説
使用電圧が300V以下の低圧用機械器具の鉄台・金属製外箱等にはD種接地工事を施す必要があります。D種接地工事の接地抵抗値は原則として100Ω以下です(0.5秒以内に自動遮断する漏電遮断器が設置されている場合は500Ω以下に緩和されますが、本問では地絡遮断装置が設置されていないため100Ωです)。
解き方
- ⑦で接地される対象回路の使用電圧を確認する(動力用三相3線式200V、300V以下)。
- 使用電圧300V以下の低圧回路に適用される接地工事がD種接地工事であることを確認する。
- 電源側に地絡遮断装置がない条件から、緩和条件は適用されず接地抵抗の最大値は100Ωとなる。
- 選択肢 イ不正解
- 10ΩはA種接地工事や300Vを超えるC種接地工事における基準値です。
- 選択肢 ロ正解
- 300V以下の低圧回路に施すD種接地工事の接地抵抗値は100Ω以下であるため正しいです。
- 選択肢 ハ不正解
- 300Ωという規定基準値はありません。
- 選択肢 ニ不正解
- 0.5秒以内に自動的に電路を遮断する漏電遮断器がある場合は500Ω以下に緩和されますが、問題条件で地絡遮断装置がないとされているため適用されません。
覚えるポイント
- D種接地工事(300V以下)の基準値は原則100Ω以下。
間違えやすいところ
- 漏電遮断器の動作緩和条件(500Ω)を問題文の条件を読まずに適用してしまうミスに注意する。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈 第17条(接地工事の種類等)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
配線図における最少心線数の決定
配線図 · 心線数 / 複線図 / 点滅器回路
配線図の地下1階ポンプ室内において、⑧で示す部分の配線の最少電線本数(心線数)として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ロ
解説
スイッチ箱(または操作器具群)と負荷照明・ジョイントボックス間を結ぶ電線本数は、回路の電源供給線(非接地側・接地側)と、各負荷を個別に制御するためのスイッチ戻り線の合計本数によって決まります。
解き方
- ⑧の配線経路を通過する負荷とスイッチの関係を確認する(ポンプ室内の照明「b」「c」等)。
- 電源供給用の接地側電線1本、非接地側電線1本が必要であることを確認する。
- スイッチ「b」および「c」を制御するための連絡線(戻り線)がそれぞれ1本ずつ必要となるため、合計本数は 1 + 1 + 1 + 1 = 4本 となる。
- 選択肢 イ不正解
- 3本ではスイッチ2系統の制御線と電源供給線をまかないきれません。
- 選択肢 ロ正解
- 電源の非接地線・接地線およびスイッチ返り線2本の合計4本が最少心線数となります。
- 選択肢 ハ不正解
- 配線経路を整理して共通線を共有すれば5本までは必要ありません。
- 選択肢 ニ不正解
- 6本は過剰であり、最少電線本数として不適切です。
覚えるポイント
- 照明回路の心線数は、常時電源線(接地・非接地)+各スイッチの戻り線本数で整理する。
間違えやすいところ
- 接地側電線をスイッチ側にも配線してしまうなど、複線図の共通線接続ルールを誤解しやすい。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈 内線規程
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
配線図記号の識別(フロートスイッチ)
配線図 · 配線図記号 / 水位制御 / フロートスイッチ
配線図の地下1階受水槽近傍に配置されている⑨で示す丸の中に「F」を配した図記号の名称として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ロ
解説
水槽内の液面(水位)の変化に応じて浮子(フロート)が上下し、接点を開閉してポンプの発停を行う水位検出器(フロートスイッチ)は、丸の中に「F」(Float)を記入した図記号で表されます。
解き方
- 地下1階の受水槽付近にある⑨の記号(丸に「F」)を確認する。
- フロート(Float)スイッチの頭文字「F」に基づく配線図記号であることを照合する。
- 選択肢 イ不正解
- 電磁開閉器用押しボタンは丸の中に「●」や押しボタンマークで表されます。
- 選択肢 ロ正解
- 丸に「F」は受水槽等の水位を浮子で検知して接点を開閉するフロートスイッチの図記号です。
- 選択肢 ハ不正解
- 圧力スイッチは通常丸の中に「P」(Pressure)で表記されます。
- 選択肢 ニ不正解
- 電極棒によるフロートレススイッチ電極帯は電極記号等で示され、丸に「F」ではありません。
覚えるポイント
- 丸に「F」はフロートスイッチ(Float switch)を表す。
間違えやすいところ
- 丸に「P」の圧力スイッチ(Pressure switch)と文字記号を混同しないように注意する。
出題の前提:JIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
コンセントの傍記表示(引掛形)
配線図 · 配線図記号 / コンセント / 引掛形
配線図の⑩で示す部分は引掛形のコンセントである。その図記号に付記する傍記表示として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
JIS C 0303において、プラグを差し込んで右に回すことで容易に脱落しないようにロックする「引掛形」コンセントには「T」を傍記します。プラグを差し込んで少し回す「抜け止め形」コンセントには「LK」を傍記します。
解き方
- 問題で指定されたコンセントが「引掛形」であることを確認する。
- JIS C 0303のコンセント傍記表示の定義(引掛形は「T」、抜け止め形は「LK」)に照らし合わせる。
- 選択肢 イ正解
- 引掛形コンセントの傍記文字は「T」であり正しいです。
- 選択肢 ロ不正解
- 「LK」は「抜け止め形」(Locking)コンセントの傍記表示です。
- 選択肢 ハ不正解
- 「EL」は「漏電遮断器付」コンセント(Earth Leakage)の傍記表示です。
- 選択肢 ニ不正解
- 「H」は「医用」コンセント(Hospital grade)の傍記表示です。
覚えるポイント
- 引掛形は「T」、抜け止め形は「LK」。
間違えやすいところ
- 引掛形(T)と抜け止め形(LK)を混同しやすいので頭文字の由来(Twist vs Lock)で区別して覚える。
出題の前提:JIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.11 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
コンセントの図記号と外観の識別
配線図 · 配線図記号 / コンセント / 単相200V
配線図の⑪で示されたコンセントの図記号「20A 250V E」に該当する器具の外観写真として、適切なものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
ハ
解説
配線図のコンセント記号に付記される「20A 250V」は単相200V回路の20A定格を示し、「E」は接地極(Earth terminal/pole)付を表します。刃受の形状は電圧および定格電流ごとに異なり、250V 20A用は横向きの刃が差し込めるエルバー形等の専用形状となります。
解き方
- 配線図の⑪に添えられた表記「20A 250V E」から定格電圧250V、定格電流20A、接地極付であることを確認する。
- 写真の各器具の刃受形状を照合し、250V 20A接地極付の差込口形状を持つハを選定する。
- 選択肢 イ不正解
- 一般的な単相100V(125V 15A)用の接地極付および接地端子付コンセントであるため不適です。
- 選択肢 ロ不正解
- 単相125V 20A用の接地極付コンセントであり、刃受の片側がT字形となっているため不適です。
- 選択肢 ハ正解
- 横向きの2本の刃受と接地極穴を持つ単相250V 20A接地極付コンセントであり、記号と一致します。
- 選択肢 ニ不正解
- 一般家庭などで広く使用される単相100V 15A用の埋込形ダブルコンセントであるため不適です。
覚えるポイント
- 250V 20A接地極付コンセントの刃受は横向き2本と接地極穴の組合せである。
間違えやすいところ
- 125V 20A用(片側T字刃受)と250V 20A用(水平平行刃受)の形状を取り違えないように注意する。
出題の前提:JIS C 0303 構内電気設備の配線用図記号に基づくコンセント表示の規定
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.12 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答 p.1 ↗(www.shiken.or.jp)
ジョイントボックス内の電線相互接続とリングスリーブの選定
配線図 · リングスリーブ / 圧着接続 / 電線相互の接続
配線図の⑫で示す集会所の天井内ジョイントボックスにおいて、電線相互をリングスリーブで圧着接続する場合に使用するリングスリーブの種類と最少個数の組合せとして、適切なものを1つ選べ。ただし、照明器具「イ」への配線はVVF1.6-2Cとする。
解答・解説を表示
解答
ニ
解説
リングスリーブ圧着において、電線断面積の合計が8mm²以下の場合は小スリーブ(1.6mm×2本のみ刻印「○」、その他は刻印「小」)、8mm²を超え14mm²以下の場合は中スリーブ(刻印「中」)を選定します。1.6mmの断面積は約2.0mm²、2.0mmは約3.14mm²として計算します。
解き方
- ボックス内の接続箇所を接地側(白)、非接地側(黒)、点滅回路の返り線に分解する。
- 接地側接続は電源2.0mmが1本、照明2台へ各1.6mmが2本、下方の自販機コンセントへ1.6mmが1本で計4本(2.0mm×1+1.6mm×3)。合計断面積は約9.14mm²で8mm²を超えるため中スリーブ1個を用いる。
- 非接地側接続は電源2.0mmが1本と下方回路へ1.6mmが1本(計2本)。合計約5.14mm²で8mm²以下のため小スリーブ1個を用いる。
- 照明器具「イ」への返り線はスイッチからの1.6mmが1本と照明2台へ各1.6mmが2本(計3本)。合計約6.0mm²で8mm²以下のため小スリーブ1個を用いる。
- 必要なリングスリーブは小2個、中1個となる。
- 選択肢 イ不正解
- 小スリーブは非接地側と返り線の2箇所のみで足りるため、3個は過大です。
- 選択肢 ロ不正解
- 中スリーブが必要となる接続箇所は断面積が8mm²を超える接地側1箇所のみです。
- 選択肢 ハ不正解
- 断面積が8mm²を超える接続箇所は1箇所だけであるため、中スリーブ2個は不適です。
- 選択肢 ニ正解
- 接地側に中スリーブ1個、非接地側に小スリーブ1個、点滅線に小スリーブ1個の計3箇所接続となり正解です。
覚えるポイント
- 2.0mm電線1本+1.6mm電線3本の接続は合計断面積が8mm²を超えるため中スリーブとなる。
間違えやすいところ
- コンセント(自販機回路)への電源送り線を見落として接地線の本数を誤認しないようにする。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈および内線規程に基づく電線の接続規定
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.12 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答 p.1 ↗(www.shiken.or.jp)
照明器具の図記号と外観の識別
配線図 · 配線図記号 / 照明器具 / 蛍光灯
配線図の⑬で示された共用廊下の壁面に取り付ける照明器具の図記号に該当するものとして、適切な外観写真を1つ選べ。
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解答
イ
解説
配線図記号において、細長い長方形は蛍光灯器具を表し、壁面を示す線に接して描かれている場合は壁付形照明器具を示します。丸形記号は白熱灯系ブラケットやペンダント、埋込丸記号はダウンライトとして区別されます。
解き方
- 配線図15ページの⑬が指す記号が、共用廊下の壁面に配置された細長い長方形の蛍光灯記号であることを読み取る。
- 選択肢の写真から長方形の直管蛍光灯器具であるイを選定する。
- 選択肢 イ正解
- 細長い長方形の壁付形蛍光灯器具であり、図記号⑬と一致します。
- 選択肢 ロ不正解
- 丸形の白熱灯ブラケット器具であり、蛍光灯記号には該当しません。
- 選択肢 ハ不正解
- 天井から吊り下げるペンダントライトであり、壁付器具の図記号とは一致しません。
- 選択肢 ニ不正解
- 天井埋込形のダウンライト器具(丸の中にDまたは斜線)であるため不適です。
覚えるポイント
- 細長い長方形の図記号は蛍光灯器具を示し、壁に接していれば壁付形である。
間違えやすいところ
- 丸形の白熱灯ブラケット器具と長方形の蛍光灯器具の記号形状を混同しないようにする。
出題の前提:JIS C 0303 構内電気設備の配線用図記号
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.12 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答 p.1 ↗(www.shiken.or.jp)
位置表示灯内蔵スイッチの図記号と裏面配線図
配線図 · 点滅器 / 位置表示灯内蔵スイッチ / ホタルスイッチ
配線図の⑭で示された図記号「●L」のスイッチに該当する器具の外観および裏面結線図として、適切なものを1つ選べ。
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解答
ニ
解説
スイッチの図記号「●」の傍記表示において、「L」は位置表示灯内蔵スイッチ(ホタルスイッチ、OFF時に点灯)、「H」は確認表示灯内蔵スイッチ(パイロットランプ連動、ON時に点灯)を表します。ホタルスイッチの外観には発光を確認する透明窓が設けられています。
解き方
- 配線図の⑭が指す図記号が傍記「L」を伴う黒丸記号(●L)であることを確認する。
- 傍記「L」が位置表示灯内蔵スイッチ(ホタルスイッチ)を示す知識に基づき、操作部に小窓があり裏面図に表示灯回路を持つニを選定する。
- 選択肢 イ不正解
- 単なる片切スイッチ(単極スイッチ)の結線構造であり、位置表示灯が内蔵されていません。
- 選択肢 ロ不正解
- 端子0・1・3を持つ3路スイッチの裏面構造であるため不適です。
- 選択肢 ハ不正解
- 端子1・2・3・4を持つ4路スイッチの裏面構造であるため不適です。
- 選択肢 ニ正解
- 消灯時に位置を示すランプを備えた位置表示灯内蔵スイッチ(ホタルスイッチ)であり正解です。
覚えるポイント
- スイッチ記号の「L」はホタルスイッチ(位置表示灯内蔵)、「H」は確認表示灯内蔵である。
間違えやすいところ
- 傍記L(位置表示灯)と傍記H(確認表示灯)の機能および記号の意味を逆に覚えないようにする。
出題の前提:JIS C 0303 構内電気設備の配線用図記号
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.12 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答 p.1 ↗(www.shiken.or.jp)
スイッチ・コンセント複合器具の識別
配線図 · 配線器具 / 連用取付枠 / 接地極付コンセント
配線図の⑮で示された給水加圧ポンプ付近の壁面器具の図記号(片切スイッチおよび接地極付接地端子付コンセント)に該当する外観写真として、適切なものを1つ選べ。
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解答
ロ
解説
連用取付枠を用いて1つの埋込ボックスに複数の配線器具を取り付ける場合、図面上でもスイッチ記号とコンセント記号が隣接または四角枠内に併記されます。ポンプ室等の水気のある場所では、接地極および接地端子を備えたコンセント器具が選定されます。
解き方
- 配線図15ページの⑮が指す器具記号が、片切スイッチと接地極・接地端子付コンセントの複合体であることを確認する。
- 各写真を確認し、上部に片切スイッチ、下部に接地極穴およびアース端子覆いを持つロを選定する。
- 選択肢 イ不正解
- 下側のコンセントが接地極や接地端子のない普通コンセントであるため不適です。
- 選択肢 ロ正解
- タンブラスイッチと接地極付接地端子付コンセントが組み合わされており、図記号と合致します。
- 選択肢 ハ不正解
- タンブラスイッチが2個組み合わされた器具であり、コンセントが含まれていません。
- 選択肢 ニ不正解
- 2口の埋込ダブルコンセントであり、スイッチが含まれていないため不適です。
覚えるポイント
- 接地端子付コンセントは下部にアース線を接続するための端子カバーが設けられている。
間違えやすいところ
- 接地極(プラグ刃受の穴)のみと接地端子(カバー付ねじ端子)の有無を見落とさないようにする。
出題の前提:JIS C 0303 構内電気設備の配線用図記号
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.12 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答 p.1 ↗(www.shiken.or.jp)
ねじなし電線管工事で使用する工具の識別
配線図 · 金属管工事 / ねじなし電線管 / 電工工具
配線図の⑯で示された「(E31)」ねじなし電線管工事において、使用されることのない工具として、適切なものを1つ選べ。
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解答
イ
解説
金属管工事(ねじなし電線管E31)では、太い電線管の切断時の固定にパイプバイス、切断面の内側バリ取りにクリックボール用リーマ、管の曲げ加工に油圧式パイプベンダーを用います。木造用手動ドリルや穴掘り工具は金属管配管作業では使用しません。
解き方
- 配線図⑯の「(E31)」が太さ31mmのねじなし電線管による金属管配管であることを確認する。
- ロ(クリックボール+リーマ:面取り)、ハ(油圧パイプベンダー:E31の曲げ加工)、ニ(パイプバイス:管固定)が金属管配管用工具であることを照合する。
- 金属管工事と無関係な木工・穴掘り用具であるイを使用しない工具として選択する。
- 選択肢 イ正解
- 木造の穴あけや土壌の穴掘りに用いる工具であり、金属管工事(E31)では使用しないため正解です。
- 選択肢 ロ不正解
- 電線管切断面の内側バリを取るリーマをクリックボールに装着したものであり、金属管工事で使用します。
- 選択肢 ハ不正解
- 手動力では曲げにくいE31などの太い金属管を曲げ加工する油圧式パイプベンダーであり使用します。
- 選択肢 ニ不正解
- 電線管を切断・ねじ切りする際にしっかりと把持・固定するパイプバイスであり使用します。
覚えるポイント
- クリックボールにリーマを取り付けた器具は金属管の内側バリ取り(面取り)に使用する。
間違えやすいところ
- クリックボール本体の形状だけを見て木工専用と誤認せず、先端にリーマが付いている点を確認する。
出題の前提:電気設備技術基準および内線規程における金属管工事の施工方法
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.12 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答 p.1 ↗(www.shiken.or.jp)
金属製可とう電線管工事で使用する材料の識別
配線図 · 金属製可とう電線管工事 / 配線材料 / 継手
配線図の⑰で示された給水加圧ポンプ用電動機への接続部分(金属製可とう電線管工事)において、使用されることのない材料として、適切なものを1つ選べ。
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解答
イ
解説
電動機周辺は振動を伝えないため固定電線管から金属製可とう電線管に切り替えて配線します。この工事では可とう管本体(プリカチューブ)、金属管と可とう管を接続するコンビネーションカップリング、管固定用サドルを用いますが、硬質塩化ビニル管用のTSカップリングは使用しません。
解き方
- ⑰が示す配管が固定配管(E31)から電動機への接続部である金属製可とう電線管工事であることを把握する。
- 各材料を確認し、ロ(コンビネーションカップリング)、ハ(可とう電線管)、ニ(サドル)が可とう管工事用材料であることを確認する。
- 硬質ポリ塩化ビニル電線管(合成樹脂管)相互を接続するためのTSカップリング(イ)が不要であると判断する。
- 選択肢 イ正解
- 硬質ポリ塩化ビニル電線管用の継手(TSカップリング)であり、金属製可とう電線管工事には使用しません。
- 選択肢 ロ不正解
- 金属管と金属製可とう電線管を接続するためのコンビネーションカップリングであり使用されます。
- 選択肢 ハ不正解
- 可とう電線管工事の主材料である2種金属製可とう電線管(プリカチューブ)であり使用されます。
- 選択肢 ニ不正解
- 可とう電線管を造営材に固定するための片サドルであり使用されます。
覚えるポイント
- TSカップリングは硬質塩化ビニル管(VE管)用であり、金属管や可とう管工事には使用しない。
間違えやすいところ
- 金属管用ボックスコネクタやコンビネーションカップリングと合成樹脂管用継手の外観を混同しないようにする。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈 第159条(金属製可とう電線管工事)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.13 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答 p.1 ↗(www.shiken.or.jp)
接地線用圧着端子の接続工具の選定
配線図 · 圧着工具 / 裸圧着端子 / 接地線接続
配線図の⑱で示された接地線(IV 5.5mm²)に写真の銅線用裸圧着端子を圧着接続するための工具として、適切なものを1つ選べ。
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解答
イ
解説
電線相互を接続するリングスリーブ用圧着工具はハンドルが黄色でダイスに刻印マーク(○、小、中、大)があります。一方、機器端子台等に接続する銅線用裸圧着端子(端子形状が丸形や先開形)の圧着には、ハンドルが赤色の裸圧着端子・スリーブ用圧着工具を使用します。
解き方
- 問題写真の端子が丸形の「銅線用裸圧着端子」であることを確認する。
- 端子の種類に対応する工具を判別し、リングスリーブ用(黄色ハンドル)ではなく裸端子用(赤色ハンドル)であるイを選定する。
- 選択肢 イ正解
- 裸圧着端子・スリーブ用の圧着工具(JIS C 9711、柄が赤色)であり、適切です。
- 選択肢 ロ不正解
- 配管やボルト等を掴んで回すウォーターポンププライヤーであり、圧着作業には使用できません。
- 選択肢 ハ不正解
- 屋内配線接続のリングスリーブ専用圧着工具(柄が黄色)であり、裸圧着端子には使用できません。
- 選択肢 ニ不正解
- より太い電線用の大型手動油圧式圧着工具であり、IV 5.5mm²の端子圧着には手動式のイが適しています。
覚えるポイント
- 圧着工具の柄の色:黄色はリングスリーブ用、赤色は裸圧着端子用である。
間違えやすいところ
- リングスリーブ用(黄柄)で裸端子を圧着したり、その逆を行ったりする重大欠陥の誤認に注意する。
出題の前提:JIS C 9711 屋内配線用電線接続工具・JIS C 2805 銅線用圧着端子
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.13 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答 p.1 ↗(www.shiken.or.jp)
動力回路の漏れ電流測定器の判別
配線図 · 電気計測器 / 漏れ電流測定 / クランプ形漏れ電流計
配線図の⑲で示す動力回路において、回路の漏れ電流を測定できる測定器として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ロ
解説
低圧電路の漏れ電流を測定する場合、回路を停電させることなく活線状態で測定できるクランプ形漏れ電流計を使用します。単相回路では2本、三相3線式回路では3本の電線をまとめてクランプすることにより、正常電流が相殺され、漏れ電流成分のみを安全に測定できます。
解き方
- 問題で要求されている測定対象が「動力回路の漏れ電流」であることを確認します。
- 提示された4つの測定器の写真から、活線状態で漏れ電流を測定可能なクランプ形漏れ電流計(ロ)を特定します。
- 選択肢 イ不正解
- 回路計(テスタ)は、直流・交流の電圧や抵抗、小さな直流電流などを測定する機器であり、活線状態の漏れ電流測定には適しません。
- 選択肢 ロ正解
- クランプ形漏れ電流計(リーククランプメータ)であり、電線をクランプ部に一括して挟むことで微少な漏れ電流(mA単位)を測定できます。
- 選択肢 ハ不正解
- 補助接地棒や測定コードを備えた接地抵抗計(アーステスタ)であり、接地極の接地抵抗値を測定するために用いる測定器です。
- 選択肢 ニ不正解
- 絶縁抵抗計(メガー)であり、停電状態の電路と大地間や電線相互間の絶縁性能(MΩ単位)を測定するための計器です。
覚えるポイント
- 漏れ電流測定には活線状態で測定可能なクランプ形漏れ電流計(リーククランプ)を使用する。
間違えやすいところ
- 絶縁状態の確認だからといって絶縁抵抗計を選ばないこと。絶縁抵抗計は停電時に抵抗値を測定する機器です。
出題の前提:電気設備の技術基準の解釈第14条および第272条(漏れ電流基準1mA以下)
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.13 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
施工場所における使用機器・材料の判別
配線図 · 配線図の読み取り / 施工場所の機器 / 液面制御機器
配線図の⑳で示す地下1階のポンプ室内において、使用されない機器・材料はどれか。
解答・解説を表示
解答
ハ
解説
配線図に示された各部屋の設備内容を正確に把握する必要があります。地下1階のポンプ室内には汚水ポンプや湧水ポンプ等の電動機、電極棒(LF3)、配線集約用のプルボックスが設置されますが、受水槽の水位検出に用いるフロートスイッチ(図記号⑨)は隣接する受水槽室側に設置されます。
解き方
- 地下1階平面図の⑳(ポンプ室)に配置されている機器(汚水ポンプ・湧水ポンプ・電極棒LF3など)を確認します。
- 各選択肢の写真の器具(電動機、プルボックス、フロートスイッチ、電極棒)と図面記号を照合し、ポンプ室ではなく受水槽室に設けられているフロートスイッチ(ハ)を選定します。
- 選択肢 イ不正解
- 三相誘導電動機であり、ポンプ室内にある汚水ポンプや湧水ポンプの駆動用モータとして使用されます。
- 選択肢 ロ不正解
- プルボックスであり、電線管の屈曲箇所や多数の配管が集中するポンプ室内において電線の引き入れ・接続用に使用されます。
- 選択肢 ハ正解
- フロートスイッチであり、配線図上では受水槽室の水位検出用(図記号⑨)に設置されるため、ポンプ室内では使用しません。
- 選択肢 ニ不正解
- フロートレス液面リレー用電極棒であり、ポンプ室内の湧水ピット等にある湧水ポンプの液面制御(記号LF3)に使用されます。
覚えるポイント
- 電極棒(LF)はフロートレス用、フロートスイッチ(F)は浮子式用として区別して図面上の位置を確認する。
間違えやすいところ
- 受水槽室とポンプ室の境界を見誤り、受水槽室に設置されるフロートスイッチをポンプ室の機器と混同しないように注意する。
出題の前提:JIS C 0303 構内電気設備の配線用図記号
出典:電気技術者試験センター『平成22年度第二種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.13 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式問題 p.15 ↗(www.shiken.or.jp)
平成22年度第二種電気工事士筆記試験
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した平成22年度第二種電気工事士筆記試験の問題・解答資料です。

