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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和7年度第一種電気工事士下期技能試験(11月22日) 課題2の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和7年度第一種電気工事士下期技能試験(11月22日) 課題2の概要
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変圧器代用端子台・自動点滅器・切替開閉器回路の施工と結線

配線工事 · 変圧器端子台結線 / 自動点滅器回路 / 片切・3路スイッチ結線 / リングスリーブ圧着 / 差込形コネクタ接続

令和7年度第一種電気工事士下期技能試験(11月22日実施)課題2の配線図及び施工条件に基づき、変圧器代用端子台、自動点滅器代用端子台、配線用遮断器、ランプレセプタクル、埋込連用スイッチ部(片切+3路)、ジョイントボックスA(アウトレットボックス)、VVF用ジョイントボックスBにおける電線の結線方法、電線色、接続器具の端子接続、リングスリーブの圧着マークおよび差込形コネクタの極数を具体的に答えなさい。

解答・解説を表示

解答

ジョイントボックスAではリングスリーブ(小)4箇所(○が2箇所、小が2箇所)、VVF用ジョイントボックスBでは差込形コネクタ3箇所(3本用が2個、2本用が1個)を用いて接続する。スイッチ部では片切スイッチの二次側から渡り線1本で3路スイッチの端子3(または1)に接続し、自動点滅器からの返り線(白)を端子1(または3)に、共通端子0にランプレセプタクルへの赤を接続する。

解説

この回路は、夜などに照明を手動で消したり点けたりできる、手動と自動の切り替え回路です。3路スイッチを手動側と自動(点滅器)側の切替開閉器として使い、片切スイッチを手動系統のON/OFF用スイッチとして直列に入れます。そのため渡り線は、片切スイッチの負荷側と3路スイッチの切替端子の間を結ぶ1本だけになります。

解き方

  1. 配線図と展開接続図(図4)を見て、電源の非接地側(黒)が片切スイッチに入り、その二次側から渡り線1本で3路スイッチの端子3(1)へ、自動点滅器の出力が端子1(3)へ、共通端子0が器具(ランプ)へ向かう複線図を作る。
  2. 変圧器代用端子台の内部結線(図2)に従い、u-o間(100V)とu-v間(200V)、そしてo端子のB種接地線を正しく振り分ける。
  3. ボックスA(リングスリーブ)とボックスB(差込形コネクタ)の接続点ごとに、電線の組み合わせと太さを整理し、指定された刻印とコネクタの極数を選ぶ。

答えの内訳

変圧器代用端子台結線:一次側U・VにKIP電線(各100mm)。二次側uにIV5.5mm2黒とVVF2.0-2C(200V施工省略)黒、oにIV5.5mm2白とIV5.5mm2緑(EB接地線)、vにVVF2.0-2C(200V施工省略)白を接続する。
単相変圧器の二次側単相3線式(210/105V)端子台において、中性点o端子にB種接地線(緑)および接地側電線(白)を接続し、u-o端子間100V回路の非接地側に黒を接続します。u-v端子間200V回路(施工省略)へはu端子に黒、v端子に白を接続します。
配線用遮断器(B)の結線:電源側にIV5.5mm2(黒・白)、負荷側にVVF2.0-2C(黒・白)を接続し、N表示端子にそれぞれ白線を結線する。
施工条件5の④により、配線用遮断器の接地側極端子(Nと表示)には白色の電線を結線します。電源側からのIV線および負荷側ジョイントボックスAへ向かうVVF線の白線をN端子側へ揃えて確実に締め付けます。
ジョイントボックスA(リングスリーブ接続):①白3本(2.0+1.6+1.6)=刻印「小」、②黒3本(2.0+1.6+1.6)=刻印「小」、③赤・黒2本(1.6+1.6)=刻印「○」、④白・赤2本(1.6+1.6)=刻印「○」の計4箇所。
接地側電線(白)は遮断器からの2.0mm、ボックスB行き1.6mm、ランプレセプタクル行き1.6mmの計3本をスリーブ小・刻印「小」で圧着します。非接地側電線(黒)は遮断器からの2.0mm、ボックスB行き1.6mm、スイッチ行き1.6mmの計3本をスリーブ小・刻印「小」で圧着します。ランプへの返り線(スイッチからの赤+ランプへの黒)および自動点滅器からの返り線(ボックスBからの赤+スイッチへの白)はそれぞれ1.6mm同士2本のため、スリーブ小・刻手「○」で圧着します。
ジョイントボックスB(差込形コネクタ接続):①接地側白3本(ボックスAから、自動点滅器端子2、施工省略負荷)に3本用コネクタ、②非接地側黒3本(ボックスAから、自動点滅器端子1、施工省略負荷)に3本用コネクタ、③点滅出力赤2本(ボックスAへの赤、自動点滅器端子3からの赤)に2本用コネクタ。
施工条件6の②によりB部分は差込形コネクタを使用します。自動点滅器の電源端子1(黒)および2(白)を電源線と施工省略の負荷線に接続するため各3本接続となり、自動点滅器の接点出力端子3(赤)からボックスAへ向かう返り線(赤)は2本接続となります。
埋込連用スイッチ部(片切+3路スイッチ)の結線:電源非接地側(黒)を片切スイッチへ接続し、片切スイッチの負荷側から渡り線1本で3路スイッチの端子3(または1)に接続する。自動点滅器からの出力線(白)を3路スイッチの端子1(または3)に接続し、共通端子0からランプレセプタクルへの返り線(赤)を接続する。
図4の展開接続図に基づき、片切スイッチは手動点灯回路の入り切りを行い、3路スイッチは手動点灯と自動点滅器による自動点灯を切り替える切替開閉器として機能します。片切スイッチから3路スイッチへ渡る線は1本のみであり、手動側の入力として端子3(または1)へ接続され、他方の切替端子1(または3)には自動点滅器からの点滅出力線(白)が直接接続されます。
自動点滅器代用端子台およびランプレセプタクル:自動点滅器端子台:端子1に黒、端子2に白、端子3に赤を接続。ランプレセプタクル:受金ねじ部側端子に白、中心接触片側端子に黒を接続する。
図3の内部結線図より、1-2端子間がCdS回路および駆動電源、端子3が開閉接点の負荷側出力です。ランプレセプタクルは施工条件5の④に従い、接地側電線(白)を受金ねじ部の端子へ必ず接続します。

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覚えるポイント

  • 片切スイッチと3路スイッチを組み合わせた手動/自動切替回路では、渡り線は片切二次側と3路切替端子の間の1本だけ結線する。
  • 本問に示された接続の範囲で考えます。リングスリーブ小による圧着マークは、1.6mm×2本のみ「○」、2.0mmを含む接続や3本以上の接続は「小」を使用する。この圧着の説明を別の径・本数へ一般化せず、異なる接続では単線・より線の別も含めて適合表でスリーブと刻印を選び直します。

間違えやすいところ

  • 片切スイッチの両端から3路スイッチの1番・3番端子へ2本の渡り線を配線してしまう結線ミス(回路の短絡や自動点滅器の誤動作の原因)。
  • 配線用遮断器のN極端子やランプレセプタクルの受金ねじ部に、非接地側(黒色)を誤って結線する極性の間違い。

出題の前提:令和7年度第一種電気工事士技能試験候補問題No.2 施工条件および電気設備技術基準・内線規程

出典:電気技術者試験センター『令和7年度第一種電気工事士下期技能試験(11月22日) 課題2』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)

令和7年度第一種電気工事士下期技能試験(11月22日) 課題2

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和7年度第一種電気工事士下期技能試験(11月22日) 課題2の問題・解答資料です。