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電気工事士試験 · 学習ガイド

令和6年度第一種電気工事士下期技能試験(11月24日) 課題9の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

令和6年度第一種電気工事士下期技能試験(11月24日) 課題9の概要
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令和6年度第一種下期技能試験 課題9 配線工事の施工

技能試験 · 第一種電気工事士 / 変圧器代用端子台 / タイムスイッチ / 自動点滅器 / リングスリーブ圧着

図1に示す配線図および支給材料を用い、<施工条件>に従って単相変圧器二次側からの100V回路、露出形コンセント、タイムスイッチ、自動点滅器、屋外灯回路を完成させなさい。変圧器・タイムスイッチ・自動点滅器は端子台で代用し、ジョイントボックスA(アウトレットボックス)部分はリングスリーブ、ジョイントボックスB部分は差込形コネクタを用いて接続すること。

解答・解説を表示

解答

ジョイントボックスAではリングスリーブを用い、変圧器・コンセント・タイムスイッチ電源・自動点滅器電源の白4本を「中」、黒4本を「中」、自動点滅器接点からTS接点への渡り2本を「○」、TS接点から屋外灯への送り2本を「○」で圧着する。ジョイントボックスBでは差込形コネクタを用い、白3本を3極、黒2本を2極、接点渡り2本を2極、負荷送り2本を2極で接続する。変圧器二次側のo端子にはIV緑色(B種接地)と100V白線を接続し、u端子に100V黒線を接続する。

解説

この回路は、暗くなると働く自動点滅器の接点と、決めた時間だけ電気を通すタイムスイッチの接点を屋外灯に直列につないだもので、夜の一部の時間だけ点灯します。自動点滅器は明るさを感じるために、タイムスイッチは時計を動かすために、それぞれ常時電源(黒と白)が要ります。自動点滅器の中では端子1と接点の入力がつながっているので、端子3の出力をジョイントボックスAを通してタイムスイッチの接点(L2-L1)へ送り、そこから屋外灯へ電気を送ります。

解き方

  1. 単線図と展開接続図から複線図を作り、各器具への常時電源線(白・黒)と、自動点滅器端子3→タイムスイッチ接点L2-L1→屋外灯という直列の制御回路の道すじを整理する。
  2. 変圧器代用端子台の一次側(KIP)と二次側(u・o・v端子、o端子にはIV緑色の接地線)を正しく結線する。
  3. アウトレットボックスの打抜き穴4箇所にゴムブッシングを付け、4方向から各ケーブルを引き込む。
  4. 露出形コンセントは台座の裏側からケーブルを入れ、W端子に白線をのの字曲げで接続する。
  5. タイムスイッチ代用端子台(S1黒、S2白、L2黒、L1白)と自動点滅器代用端子台(1黒、2白、3赤)を結線する。
  6. ジョイントボックスAでは電線の太さと本数(2.0mm+1.6mm×3は刻印「中」、1.6mm×2は刻印「○」)を確かめてリングスリーブで圧着し、ジョイントボックスBでは差込形コネクタ(3本用×1、2本用×3)を奥まで確実に差し込む。

小問ごとの答え

小問 配線工事の完成:施工条件および複線図に従い、変圧器代用端子台・タイムスイッチ・自動点滅器・露出形コンセント・アウトレットボックス・差込接続部を適正に施工・接続する。
単相変圧器二次側(u-o間100V)からボックスAへVVF 2.0-2Cで給電し、B種接地(o端子)にIV 5.5mm2緑色を接続します。ボックスAでは白4本(中)、黒4本(中)、接点回路各2本(○が2箇所)をリングスリーブで圧着します。ボックスBでは差込形コネクタを用いて白3本(3本用)、黒2本(2本用)、接点連絡線2本(2本用×2箇所)を結線します。
小問 変圧器代用端子台の結線:一次側U-VにKIP各100mm、二次側uに黒(100V)および200V回路黒(施工省略)、oに白(100V)および接地線IV緑、vに200V回路白(施工省略)を結線する。
一次側端子台U・VにはKIP 8mm2を接続します。二次側は210/105V回路となり、中央のo端子が中性極(接地側)となるためB種接地工事のIV 5.5mm2緑色電線と100V回路のVVF 2.0-2C白色電線を接続します。u端子には100V回路の黒色電線を接続し、u-v端子間に施工省略の単相200V用VVF 2.0-2Cを接続します。
小問 タイムスイッチ代用端子台の結線:電源端子S1に黒、S2に白(接地側)、負荷接点端子L2に黒、L1に白を結線する(2心ケーブル2本を使用)。
施工条件3により端子S2を接地側(白)とし、S1に非接地側(黒)を2心ケーブル1本で接続します。接点端子L1・L2にはもう1本の2心ケーブルを接続し、自動点滅器のリレー接点出力と屋外灯への送り回路を構成します。
小問 自動点滅器代用端子台の結線:端子1に黒(電源非接地側)、端子2に白(電源接地側)、端子3に赤(負荷接点出力)を結線する(VVF 1.6-3Cを使用)。
自動点滅器内部では端子1-2間にCdS制御回路、端子1-3間に受光リレー接点が接続されています。施工条件8-③により端子1に黒色、端子2に白色を接続し、接点出力端子3には赤色電線を結線します。
小問 ジョイントボックスAの接続と圧着刻印:接地側白4本(2.0+1.6×3)はスリーブ中・刻印「中」、非接地側黒4本(2.0+1.6×3)はスリーブ中・刻印「中」、接点回路各2本(1.6×2)はスリーブ小・刻印「○」を2箇所圧着する。
変圧器(2.0mm)からの常時電源白線・コンセント白線・TS電源白線・自動点滅器電源白線の計4本(2.0mmが1本+1.6mmが3本=9.17mm2)はリングスリーブ中で刻印「中」となります。常時電源黒線4本も同様に刻印「中」です。自動点滅器接点からTS接点への渡り2本(1.6mm×2)およびTS接点から屋外灯への送り2本(1.6mm×2)はリングスリーブ小で刻印「○」となります。
小問 ジョイントボックスBの差込形コネクタ接続:白3本(電源白+自動点滅器2白+屋外灯白)に3本用コネクタ、黒2本(電源黒+自動点滅器1黒)に2本用コネクタ、赤と黒(自動点滅器3赤+TS送り黒)に2本用コネクタ、白と黒(TS送り白+屋外灯黒)に2本用コネクタを使用する。
接地側白線3本を差込形コネクタ3本用で接続し、自動点滅器の電源黒線2本を2本用で接続します。自動点滅器端子3からの赤色線とAへ送る黒色線を2本用で接続し、タイムスイッチ接点から戻ってきた白色線と屋外灯黒色線を2本用で接続します。
小問 露出形コンセントの施工:ケーブルを台座下部(裏側)の穴から挿入し、W表示側の極端子に白、反対側端子に黒を右巻き(のの字)でネジ止めする。
施工条件11に基づき台座の裏側からケーブルを挿入し、挿入部に近い端子に結線します。施工条件8-④により接地側極「W」表示端子に白色電線を結線し、心線を時計回りに曲げてネジの緩みが生じないよう確実に締め付けます。

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覚えるポイント

  • リングスリーブ圧着マーク:1.6mm×2本は必ず「○」、2.0mm×1本+1.6mm×3本は「中」を使用する。
  • 自動点滅器端子台は1が電源非接地(黒)、2が電源接地(白)、3が負荷出力(赤)である。
  • アウトレットボックスを通るケーブルには必ずゴムブッシングを介在させる。

間違えやすいところ

  • ジョイントボックスAで白4本・黒4本を圧着するとき、2.0mmが入っているのに「小」で圧着してしまう刻印の間違い。
  • 自動点滅器端子台の1番と2番(接地側の白と非接地側の黒)を逆につないでしまう極性のミス。
  • 露出形コンセントで台座の裏側ではなく側面のノックアウトを割って入れ、W端子に黒を結線してしまうミス。

出題の前提:令和6年度第一種電気工事士下期技能試験(2024年11月24日実施)課題9の配線図および施工条件に基づく。

出典:電気技術者試験センター『令和6年度第一種電気工事士下期技能試験(11月24日) 課題9』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)

令和6年度第一種電気工事士下期技能試験(11月24日) 課題9

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した令和6年度第一種電気工事士下期技能試験(11月24日) 課題9の問題・解答資料です。