学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和4年度第一種電気工事士技能試験(12月11日) 課題10の概要
令和4年度第一種電気工事士技能試験 課題10 配線工事
配線工事 · VT結線 / VCB開閉表示灯回路 / リングスリーブ圧着
配線図および施工条件に従い、VT(計器用変成器)2台、VCB補助接点、表示灯回路、ジョイントボックスを含む配線工事を完成させなさい。施工条件に基づく端子台結線、わたり線・接地線の施工、電線の色別、およびジョイントボックス内におけるリングスリーブ圧着マーク(刻印)の決定を正しく行うこと。
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解答
VT代用端子台(T1・T2)において二次側わたり線(白)をT2-uとT1-v間、接地線(緑)をT1-v、不足電圧継電器回路(CVV 2心)をT1-uおよびT2-vに接続する。VCB補助接点端子台ではa1とb1をわたり線(黒)で接続しT相を入力、a2から表示灯a(赤ランプ)、b2から表示灯b(緑ランプ)へ配線する。表示灯端子台cにはS相(白)を接続する。電圧計回路はT相とR相間に接続する。ジョイントボックス内はすべてリングスリーブ小を用い、T相3本接続箇所を刻印「小」、残る4箇所(R相2本、S相2本、赤ランプ回路2本、緑ランプ回路2本)を刻印「○」で圧着する。
解説
VTのV結線では、2台の変圧器の二次側を正しく直列接続して三相110Vを取り出し、指定端子(T1のv端子)に接地工事を施します。開閉表示灯回路はVCBのa接点・b接点の開閉状態に応じて赤ランプ・緑ランプが点灯するよう、電源T相および接地側S相を正しく展開接続します。技能試験におけるリングスリーブ圧着では、公式解答例の指定に従い、接続する心線構成(本数と断面積)に応じた正しい圧着マークの刻印が必須となります。
解き方
- 施工条件及びVT結線図に従い、VT代用端子台(T1・T2)の一次側KIP配線、二次側わたり線(より線2mm²白色)、接地線(緑色)、不足電圧継電器用配線(CVV 2心)、ジョイントボックスへの二次配線(CVV 3心:R相赤、S相白、T相黒)を正しく端子台へねじ留め接続する。
- VCB補助接点端子台のa1とb1を黒色電線でわたり接続し、a2を赤ランプ用、b2を緑ランプ用としてボックスへ配線する。表示灯端子台では共通端子cに接地側(S相白色)を接続し、a端子・b端子にそれぞれVCB接点からの信号線を接続する。
- ジョイントボックスの打抜き穴4箇所にゴムブッシングを取り付け、電線を通線する。電圧計用配線(CVV 2心)は施工条件に従いT相とR相の間に接続する。
- ジョイントボックス内の接続箇所(5箇所)をすべてリングスリーブ小で圧着する。CVV 2mm²の3本接続となるT相は「小」マーク、2本接続となるR相、S相、赤ランプ回路、緑ランプ回路の4箇所は「○」マークで圧着し、心線の端末を適切に整える。
覚えるポイント
- 本課題のジョイントボックス内圧着マークは、3本接続のT相が「小」、2本接続の4箇所(R相・S相・各表示灯回路)は「○」となる。
- VTの二次側接地線(緑色)は指定されたT1のv端子へ接続する。
間違えやすいところ
- ジョイントボックス内の接続で、公式解答例で「○」マークと指定されている2本接続箇所を誤って「小」マークで圧着してしまう欠陥。
- VCBのa接点(常時開・入で閉じる)とb接点(常時閉・切で閉じる)を取り違えて表示灯の赤・緑を逆に結線してしまうミス。
出題の前提:令和4年度第一種電気工事士技能試験(2022年12月11日実施)候補問題No.10の施工条件及び公式解答例・複線図に基づく。
出典:電気技術者試験センター『令和4年度第一種電気工事士技能試験(12月11日) 課題10』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和4年度第一種電気工事士技能試験(12月11日) 課題10
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和4年度第一種電気工事士技能試験(12月11日) 課題10の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

