学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
令和4年度第一種電気工事士技能試験(12月11日) 課題5の概要
三相3線式変圧器V結線と動力開閉器・表示灯回路の配線工事
配線工事 · 変圧器V結線 / 動力用端子台接続 / リングスリーブ圧着 / 表示灯回路
図1に示す配線図、施工条件、および支給材料に従い、三相3線式6600Vから210Vへ降圧する変圧器代用端子台(V結線)、開閉器代用端子台、運転・電源表示灯、動力用接地極付コンセントからなる配線工事を完成させなさい。
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解答
変圧器V結線(T1のv端子にB種接地線IV5.5mm2とわたり線2.0mm白を接続、T2のu端子へ渡りS相白色線を引出、T1のu端子にR相赤、T2のv端子にT相黒を結線)、開閉器代用端子台(電源側RSTに赤白黒、負荷側XYZに赤白黒を結線)、ジョイントボックス内接続計6箇所(中スリーブ2箇所・刻印「中」、小スリーブ3箇所・刻印「小」、小スリーブ1箇所・刻印「○」)、接地極付コンセントおよびパイロットランプの極性・電線色別を施工条件通りに正しく施工する。
解説
三相3線式変圧器のV結線では、2台の単相変圧器の共通接続端子をS相とし、そこにB種接地線を接続します。また開閉器の電源側と負荷側で相表記(RST/XYZ)と回路機能(常時通電の電源表示灯とスイッチ連動の運転表示灯)が異なるため、複線図に基づいて正確に電線色と結線先を対応させる必要があります。
解き方
- 単線図および施工条件から複線図を作成し、変圧器V結線の共通相(S相)接地、電源表示灯(S-T間)、運転表示灯(Y-Z間)、他の負荷(S-T間)への配線ルートと電線色を決定する。
- 寸法に合わせてKIP、VVFケーブル、IV電線を切断し、指定された外装・絶縁被覆を剥ぎ取って器具(端子台、コンセント、表示灯枠)へ結線する。
- アウトレットボックスにゴムブッシングを装着し電線を通線後、電線太さと本数の組み合わせに応じた適切なリングスリーブ(小または中)を選定して所定の圧着ダイスで刻印(○・小・中)を正しく圧着する。
覚えるポイント
- V結線のS相端子台接続はわたり線(2.0mm白)と接地線(5.5mm2緑)の結線端子(T1のv端子)を間違えないこと
- リングスリーブ圧着刻印は、1.6mm×2本のみが「○」、2.0mmを含む接続や1.6mm×3本以上は「小」または「中」となる
間違えやすいところ
- 電源表示灯(電源側S-T)と運転表示灯(負荷側Y-Z)の接続元を混同して誤接続すること
- S相およびT相の接続部(2.0mm×1本+1.6mm×3本)でリングスリーブ小を使用してしまったり圧着マークを誤ること
出題の前提:令和4年度第一種電気工事士技能試験(2022年12月11日実施)公表問題No.5の施工条件および支給材料表に基づく。
出典:電気技術者試験センター『令和4年度第一種電気工事士技能試験(12月11日) 課題5』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
令和4年度第一種電気工事士技能試験(12月11日) 課題5
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した令和4年度第一種電気工事士技能試験(12月11日) 課題5の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

