学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。
2019年度第一種電気工事士技能試験(12月7日) 課題6の概要
2019年度第一種技能試験 課題6 配線工事
配線工事 · 変圧器Δ-Δ結線 / 電流計接続回路 / 開閉器および電動機・運転表示灯回路 / リングスリーブによる圧着接続
配線図および施工条件に従い、支給材料を用いて単相変圧器代用端子台3台によるΔ-Δ結線、電流計回路、開閉器代用端子台、運転表示灯(ランプレセプタクル)およびアウトレットボックス内の結線・器具取り付けを完成させる施工手順と留意点を答えよ。
解答・解説を表示
解答
変圧器代用端子台3台の二次側をIV 5.5mm²黒色わたり線を用いてΔ結線(T1のu-T2のv、T2のu-T3のv、T3のu-T1のv)し、T1のv端子にIV 5.5mm²緑色接地線(B種接地)を接続する。二次側R相(赤)・S相(白)・T相(黒)をVVR 2.0-3心でアウトレットボックスへ配線する。ボックス内ではS相回路に直列に電流計(IV 1.6mm×2本)を挿入し、開閉器電源側端子台(R, S, T)へVVF 1.6-3心で接続する。開閉器負荷側(U, V, W)には電動機用VVF 1.6-3心と、運転表示灯用VVF 1.6-2心(U相に黒、V相に白)を並列結線し、ボックスを経由してランプレセプタクル受金ねじ部端子に白線を接続する。ボックス内の電線相互接続(6箇所)はリングスリーブ小を用い、2.0mmと1.6mmの接続3箇所を刻印「小」、1.6mm2本の接続3箇所を刻印「○」で圧着結線する。
解説
三相変圧器の二次側Δ結線では各相の端子を環状に接続し、指定相の端子から線路を引き出します。また計器用変流器を介さない低圧電流計は線路に直接直列に接続する必要があるため、指定相(S相)の往復配線を構成します。電線の太さの異なる組み合わせ(2.0mmと1.6mm)をリングスリーブ小で圧着する場合は、断面積合計に基づき圧着マーク「小」を選定し、1.6mmが2本の場合は「○」を選定する基準を遵守します。
解き方
- 支給材料の寸法に合わせてケーブル・電線を切断し、変圧器代用端子台二次側の渡り線(IV 5.5mm²黒)および接地線(IV 5.5mm²緑)を寸法に合わせて成形・被覆剥ぎする。
- 変圧器代用端子台T1〜T3の端子ねじに一次側KIP線、二次側VVRケーブル心線、渡り線、接地線を施工条件の端子配置に従って確実に結線する。
- アウトレットボックスにねじなし電線管・コネクタ・絶縁ブッシング・ゴムブッシングを取り付け、各ケーブルおよびIV線をボックス内へ入線する。
- 開閉器代用端子台の電源側(R, S, T)および負荷側(U, V, W)にケーブルを接続し、負荷側U-V端子には電動機用ケーブルと表示灯用ケーブルを共締め結線する。
- ランプレセプタクルにケーブルを接続し、受金ねじ部端子に白色電線が正しく接続されていることを確認する。
- アウトレットボックス内の結線を行い、複線図に基づき電流計の直列回路および電源・負荷・表示灯回路をリングスリーブ(刻印「小」3箇所、「○」3箇所)で圧着する。
覚えるポイント
- 電流計は線路に直列接続するため、S相電源線が直接開閉器に行かず電流計を経由して戻る結線になること。
- 変圧器二次側の渡り線はIV 5.5mm²の黒色、B種接地線は緑色でT1のv端子に接続すること。
- リングスリーブの刻印は、2.0mm+1.6mmが「小」、1.6mm+1.6mmが「○」となること。
間違えやすいところ
- 電流計回路を開閉器の電源側ではなく負荷側や相間に並列接続してしまうミス。
- 変圧器代用端子台二次側のわたり配線や接地線の接続端子(T1のv端子)を取り違えるミス。
- VVR 2.0mmと1.6mmのリングスリーブ小による接続箇所を刻印「○」で圧着してしまうミス。
出題の前提:2019年度第一種電気工事士技能試験(12月7日実施)課題6の配線図・施工条件および公式正解作品例に基づく。
出典:電気技術者試験センター『2019年度第一種電気工事士技能試験(12月7日) 課題6』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)
2019年度第一種電気工事士技能試験(12月7日) 課題6
参照した公式資料
電気技術者試験センターが公開した2019年度第一種電気工事士技能試験(12月7日) 課題6の問題・解答資料です。
- 公式技能課題・施工条件 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)
- 公式解答例・完成図 ↗ — www.shiken.or.jp(PDF・3ページ)

