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電気工事士試験 · 学習ガイド

平成29年度第一種電気工事士技能試験(12月3日) 課題4の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

平成29年度第一種電気工事士技能試験(12月3日) 課題4の概要
30:00

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三相変圧器Δ-Δ結線・開閉器・運転表示灯回路の実技施工

第一種電気工事士技能試験 · 三相3線式Δ-Δ結線 / 変圧器二次側回路 / 電流計接続 / 開閉器代用端子台 / リングスリーブ圧着

図1に示す配線図、図2〜図4の端子台説明図・結線図、および施工条件に従って、支給材料を用いて三相変圧器(Δ-Δ結線)、開閉器、電流計回路、運転表示灯(ランプレセプタクル)回路を完成させなさい。 【配線図・施工条件の主な要点】 1. 変圧器代用端子台(2P×3個:T1, T2, T3)を用いて三相変圧器のΔ-Δ結線を行う。一次側はKIP 8mm²を各端子台に配線する。二次側はIV 5.5mm²(黒)わたり線を用いてΔ結線を構成し、変圧器T1のv端子にB種接地線(IV 5.5mm² 緑)を接続する。 2. 二次側のR相(赤)、S相(白)、T相(黒)はVVR 2.0-3Cでアウトレットボックスに導入する。 3. 電流計は変圧器二次側のS相に直列に接続すること。 4. 開閉器代用端子台(3P 15A)の電源側(R, S, T)へはVVF 1.6-3C(赤・白・黒)で配線する。負荷側(U, V, W)からは電動機回路用としてVVF 1.6-3C(赤・白・黒)を引き出す。 5. 運転表示灯(ランプレセプタクル)は開閉器負荷側のU相とV相間に接続し、受金ねじ部の端子には白色絶縁被覆の電線を接続すること。開閉器負荷側端子台(U端子およびV端子)からボックスへVVF 1.6-2Cで接続し、ボックス内でランプレセプタクルへのVVF 1.6-2Cと接続する。 6. ジョイントボックス(アウトレットボックス)を経由する電線はすべてリングスリーブにより接続し、打抜き済みの穴(5箇所)すべてにゴムブッシングを装着して使用すること。

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解答

三相変圧器Δ-Δ結線(二次側わたり線IV 5.5mm²黒、T1のv端子に接地線IV 5.5mm²緑接続)、二次側S相への電流計直列挿入、開閉器負荷側U-V相への運転表示灯回路接続、およびアウトレットボックス内におけるリングスリーブ圧着接続(刻印「小」3箇所、刻印「○」3箇所)を正しく施工する。

解説

三相3線式変圧器のΔ-Δ結線では、二次側の相回転および相順(R相・S相・T相)を各端子(u, v)の接続関係に合わせて正しく構成する必要があります。また、低圧電路の安全確保のため変圧器二次側の1端子(本問ではT1のv端子)にB種接地工事を施します。計器用回路において電流計は負荷電路に直列に挿入しなければならないため、指定された相(S相)の電路をボックス内で一旦電流計側へ送り、電流計を経由した戻り線を開閉器の電源側S端子へ接続する直列ループを構成します。さらに、リングスリーブの圧着マークは接続する電線の公称断面積の合計(2.0mm+1.6mm=約5.15mm²は「小」、1.6mm+1.6mm=約4.02mm²以下は「○」)に正確に合致させる必要があります。

解き方

  1. 単線図から複線図を作成し、変圧器代用端子台のΔ結線わたり線、接地線の接続端子(T1のv)、電流計のS相直列挿入、開閉器負荷側(U-V)からの運転表示灯回路の分岐を漏れなく図示する。
  2. 材料表に従って各電線(KIP、VVR、VVF、IV)を寸法どおりに切断・被覆剥ぎ取りし、アウトレットボックスの打抜き穴5箇所にゴムブッシングを装着する。
  3. 変圧器代用端子台に一次側KIP線、二次側IVわたり線、接地線、VVRケーブルを締め付けトルクに留意して確実に接続する。
  4. 開閉器代用端子台の電源側にVVF 1.6-3C、負荷側に電動機行きVVF 1.6-3Cおよび表示灯用VVF 1.6-2Cを正しく接続する。
  5. ランプレセプタクルの受金ねじ部側に白色線を接続し、アウトレットボックス内で指定の圧着マーク(小が3箇所、○が3箇所)を確認しながらリングスリーブ圧着を行う。

覚えるポイント

  • 電流計は電路に直列接続するため、S相の電源側から電流計へ行き、電流計から開閉器S端子へと戻る複線結線にする。
  • 電線太さの組み合わせにおける刻印選定:2.0mm+1.6mmは「小」、1.6mm+1.6mmは「○」となる。
  • ランプレセプタクルの受金ねじ部端子には必ず白色の電線を接続する。

間違えやすいところ

  • 電流計を電源と並列(S相と他相間)に誤接続して短絡事故回路を作ってしまうミス。
  • 変圧器の接地線をT1のv端子以外の端子へ接続してしまう施工ミス。
  • 開閉器負荷側の運転表示灯送り線を、U-V端子ではなく電源側や他の相へ誤結線するミス。
  • VVR 2.0mmとVVF 1.6mmのリングスリーブ圧着で、誤って「○」刻印ダイスで圧着してしまうミス。

出題の前提:平成29年度第一種電気工事士技能試験(2017年12月3日実施)課題4 試験問題・施工条件および公式解答例

出典:電気技術者試験センター『平成29年度第一種電気工事士技能試験(12月3日) 課題4』
公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp)

平成29年度第一種電気工事士技能試験(12月3日) 課題4

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した平成29年度第一種電気工事士技能試験(12月3日) 課題4の問題・解答資料です。