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電気工事士試験 · 学習ガイド

平成27年度第一種電気工事士技能試験 課題1の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

平成27年度第一種電気工事士技能試験 課題1の概要
30:00

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平成27年度第一種電気工事士技能試験 課題1 配線工事

配線工事・技能施工 · 三相変圧器Δ結線 / 開閉器結線 / リングスリーブ圧着接続 / ランプレセプタクル配線

公式問題PDFの図1〜4と施工条件1〜9に従い、支給材料を加工して変圧器・開閉器の代用端子台、表示灯、ジョイントボックスの配線工事を完成させなさい。試験時間は60分。以下の解説は公式配線図・複線図を読む補助として参照する。図1の施工寸法は、変圧器一次側KIPの切断端まで100mm、変圧器から接地線の切断端まで100mm、変圧器二次側からボックスまで200mm、ボックスから電源表示灯まで150mm、ボックスから開閉器まで200mm(電源用・表示灯送り用とも)、ボックスから運転表示灯側の切断端まで200mm、開閉器から電動機側の切断端まで100mmである。これらの電線部分は施工し、図中の点線で示す電源・接地極・運転表示灯器具・電動機等の部分は施工しない。省略部分へ続く電線の端末は切断したままとする。

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解答

【変圧器代用端子台(2P×3個)】一次側:支給された長さ約600mmのKIP 8mm²1本を図1の6本の配線に加工し、T1・T2・T3それぞれのU端子とV端子へ1本ずつ接続。二次側:IV 5.5mm²(黒)わたり線でT3(v)-T1(u)、T1(v)-T2(u)、T2(v)-T3(u)を環状に接続してΔ結線とし、T1(v)にB種接地線IV 5.5mm²(緑)を接続。出力側VVF 2.0-3CはT1(u)に赤(u相)、T2(u)に白(v相)、T3(u)に黒(w相)を接続する。【ジョイントボックス内接続(全5箇所リングスリーブ小で圧着)】①u相:2.0赤+1.6赤(圧着マーク「小」)、②v相:2.0白+1.6白+1.6白(圧着マーク「小」)、③w相:2.0黒+1.6黒+1.6黒(圧着マーク「小」)、④運転表示灯黒線:1.6黒+1.6黒(圧着マーク「○」)、⑤運転表示灯白線:1.6白+1.6白(圧着マーク「○」)。【開閉器代用端子台(3P)】電源側端子R・S・TにVVF 1.6-3Cの赤・白・黒を接続。負荷側端子U・V・Wに電動機側VVF 1.6-3Cの赤・白・黒を接続し、U端子に運転表示灯送りVVF 1.6-2Cの黒、V端子に白を共締め接続する。【ランプレセプタクル(電源表示灯)】接地側である受金ねじ部端子に白線、中心接触片端子に黒線を接続し、ケーブルは裏面引込口から挿入する。

解説

三相3線式Δ-Δ変圧器結線では、各変圧器の二次側端子を環状に接続します。本課題の公式複線図ではT3(v)-T1(u)、T1(v)-T2(u)、T2(v)-T3(u)を黒色IV 5.5mm²で渡り配線し、出力線をT1(u)から赤、T2(u)から白、T3(u)から黒で取り出します。T1(v)には緑色のB種接地線を接続します。渡りで結ばれた端子は同電位ですが、作品は公式図の物理的な接続位置と施工条件を確認して組み立てます。本課題の圧着刻印は、1.6mm2本の2箇所が「○」、2.0mm1本と1.6mm1本の1箇所、および2.0mm1本と1.6mm2本の2箇所が「小」です。この組合せ以外の電線径・本数へ一般化しません。

解き方

  1. 施工条件から各回路の電線色・接地線接続位置(T1のv端子にB種接地緑線、u相赤・v相白・w相黒、開閉器U赤・V白・W黒、受金ねじ部白線)を確定し、複線図を作成する。
  2. 公式複線図の配置どおりに、二次側をT3v-T1u、T1v-T2u、T2v-T3uの3本で渡り配線する。出力線はT1uに赤、T2uに白、T3uに黒を接続し、接地線の緑はT1vに接続する。
  3. アウトレットボックスの打抜き穴5箇所すべてにゴムブッシングを取り付け、電線を通線して各相および表示灯回路をリングスリーブ(規定の刻印:小または○)で終端接続する。
  4. 開閉器端子台の電源側(R・S・T)および負荷側(U・V・W+表示灯わたり線)を極性に注意して結線し、ランプレセプタクルの極性(受金ねじ部に白線)および台座裏面引込を確認して施工を完了する。

覚えるポイント

  • 本課題では1.6mm2本の接続に「○」、2.0mm1本と1.6mm1本または2本の接続に「小」の刻印を使う。
  • ランプレセプタクルは本課題の施工条件に従い、受金ねじ部に白線を接続し、台座を欠かずに裏面からケーブルを入れる。
  • T3vは渡り線でT1uと同電位になる。黒のw相出力はT3uから取り出し、赤のu相と同じ端子群へ接続しない。

間違えやすいところ

  • ジョイントボックス内の変圧器二次側u相(VVF 2.0-3Cの赤線)と開閉器電源側R相(VVF 1.6-3Cの赤線)の接続において、電線色の取り違えや刻印を「○」と誤認して圧着不良を起こすミス。
  • 開閉器端子台の負荷側において、運転表示灯用電線をU相・V相ではなくW相などに誤って接続してしまう結線ミス。
  • 変圧器代用端子台のB種接地線(緑色)を施工条件指定のT1(v)端子以外の端子に接続してしまう誤配線。

出題の前提:平成27年度第一種電気工事士技能試験 技能試験問題・施工条件(一般財団法人電気技術者試験センター公表資料)

出典:電気技術者試験センター『平成27年度第一種電気工事士技能試験 課題1』
公式技能課題・施工条件 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式技能課題・施工条件 p.3 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.1 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.2 ↗(www.shiken.or.jp) / 公式解答例・完成図 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)

平成27年度第一種電気工事士技能試験 課題1

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した平成27年度第一種電気工事士技能試験 課題1の問題・解答資料です。