本文へ移動

電気工事士試験 · 学習ガイド

平成30年度第一種電気工事士筆記試験の問題・解答解説

学科(旧称:筆記)の問題と公式解答を種別・年度・期・午前午後で区別しています。CBTの出題例は過去の筆記試験とは別種別です。技能の課題は学科と分けて収録しています。

試験の概要
30:00

問題番号から選ぶ

直流回路におけるコンデンサとコイルの蓄積エネルギーの計算

電気理論 · 直流回路 / 静電エネルギー / 電磁エネルギー

図のような直流回路において、電源電圧100 V、R=10 Ω、C=20 μF及びL=2 mHで、Lには電流10 Aが流れている。Cに蓄えられているエネルギーW_C [J]の値と、Lに蓄えられているエネルギーW_L [J]の値の組合せとして、正しいものを一つ選びなさい。

解答・解説を表示

解答

ハ

解説

直流定常状態において、理想的なコンデンサは開放状態(電流が流れない)となり端子間には印加電圧が現れます。一方、理想的なインダクタは短絡状態(直流抵抗ゼロ)となります。コンデンサの静電エネルギーはW_C = (1/2)CV^2 [J]、インダクタの電磁エネルギーはW_L = (1/2)LI^2 [J]で計算されます。

解き方

  1. 回路構成を確認し、コンデンサCは電源100 Vに直接並列接続されているため端子電圧V_C = 100 Vであることを把握する。
  2. 静電エネルギーの公式 W_C = (1/2) C V^2 に数値を代入し、W_C = (1/2) × 20×10^-6 × 100^2 = 0.1 J を算出する。
  3. 電磁エネルギーの公式 W_L = (1/2) L I^2 に数値を代入し、W_L = (1/2) × 2×10^-3 × 10^2 = 0.1 J を算出する。
選択肢 イ不正解
静電エネルギーまたは電磁エネルギーの単位換算(μやm)の桁数を誤った計算結果です。
選択肢 ロ不正解
公式の係数 1/2 を掛け忘れて計算したり、単位計算を誤ったりした数値です。
選択肢 ハ正解
W_C = (1/2)CV^2 = 0.1 J、W_L = (1/2)LI^2 = 0.1 J であり、正しい組み合わせです。
選択肢 ニ不正解
両エネルギーの計算において公式の 1/2 を掛け忘れた場合の数値(0.2 J)です。

覚えるポイント

  • 静電エネルギーは W = (1/2)CV^2 [J]
  • 電磁エネルギーは W = (1/2)LI^2 [J]
  • マイクロ(μ)は 10^-6、ミリ(m)は 10^-3

間違えやすいところ

  • エネルギーの公式で 1/2 を掛け忘れてしまう間違い
  • 単位の接頭辞(μFやmH)の指数計算を間違えて桁をずらしてしまうミス

出題の前提:平成30年度第一種電気工事士筆記試験 問1

出典:電気技術者試験センター『平成30年度第一種電気工事士筆記試験』
公式問題 p.3 ↗(www.shiken.or.jp)

平成30年度第一種電気工事士筆記試験

参照した公式資料

電気技術者試験センターが公開した平成30年度第一種電気工事士筆記試験の問題・解答資料です。