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日商簿記検定 · 学習ガイド

第170回 1級 商業簿記・会計学の問題・解答解説

1級の年度別過去問と、2・3級の公式サンプル問題を区別しています。問題文・答案用紙は公式PDFで確認できます。日本商工会議所が案内する解答・解説へのリンクは公式サンプル問題ページにあります。

全4設問のうち3設問の解説を掲載しています。指定答案用紙などが確認できない設問は掲載していません。

第170回 1級 商業簿記・会計学の概要
30:00

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会計学 第1問(有価証券・会社法と金商法・引当金・連結税効果)

会計学 · 有価証券の評価 / 会社法と金融商品取引法の関係 / 引当金の計上要件 / 連結税効果会計(未実現利益の消去)

問題文・数表・選択肢は公式問題で確認してください。公式の問題文を開く ↗

解答・解説を表示

解答

1: ア, 2: エ, 3: ア, 4: エ

解説

金融商品会計基準、企業会計原則、会社法、連結財務諸表の税効果会計基準の各規定・定義を正確に理解しているかを問う総合理論問題です。条文の細かい条件まで押さえ、各記述が基準に合うかどうかを一つずつ判断します。

解き方

  1. 各設問の記述を現行の会計基準、企業会計原則、会社法および金融商品取引法等の条文・指針と照合する。
  2. 例外規定や適用要件の誤謬表現(義務の有無、算定手続、表示区分など)を排除して最も適切な肢を特定する。

小問ごとの答え

小問 1:ア
市場価格のないその他有価証券は原則として取得原価で評価しますが、社債等の債券について取得原価と額面金額との差額が金利の調整と認められる場合は償却原価法を適用します。
小問 2:エ
金融商品取引法の適用を受けて開示財務諸表を作成・提出している株式会社であっても、会社法上の計算書類およびその附属明細書の作成義務が免除または省略されることはありません。
小問 3:ア
引当金の発生原因は「当期以前の事象に起因」することとされているため、前期に発生した事象に起因するものであっても、当期において計上要件をすべて満たした場合には当期の費用または損失として引当金を計上します。
小問 4:エ
連結貸借対照表において、連結固有の一時差異(未実現利益の消去等)に伴い繰延法によって計上された繰延税金資産は、個別財務諸表上の資産負債法による繰延税金資産と区分せず一体として表示されます。

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覚えるポイント

  • 会社法上の計算書類はB/S、P/L、株主資本等変動計算書、個別注記表の4つであり、C/F計算書は含まれない点に注意します。
  • 未実現利益消去に伴う税効果は繰延法により売却元の税率を適用し、将来の回収可能性判断や税率変更による修正は行いません。

間違えやすいところ

  • 引当金の「当期以前の事象に起因」を「当期中の事象に起因」と限定して解釈し、前期発生事象起因のものを誤りと判断してしまうミス。
  • 未実現利益の税効果(繰延法)において、買い手(保有会社)側の税率を用いてしまう、あるいは税率改正時に修正してしまうミス。

出題の前提:金融商品会計基準、企業会計原則注解18、会社法第435条第2項、連結財務諸表における税効果会計に関する実務指針

出典:日本商工会議所『第170回 1級 商業簿記・会計学』
公式問題 p.4 ↗(www.kentei.ne.jp)

第170回 1級 商業簿記・会計学

参照した公式資料

日本商工会議所が公開した第170回 1級 商業簿記・会計学の問題・解答資料です。