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FP技能検定 · 学習ガイド

2026年5月 2級 損保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2026年5月 2級 損保顧客資産相談業務の概要
30:00

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公的年金の老齢給付(老齢基礎年金および老齢厚生年金)の年金額の計算

ライフプランニングと資金計画 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 報酬比例部分 / 経過的加算 / 加給年金

設例のAさん(1978年5月12日生まれ)が、原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2025年度価額)について、〈計算の手順〉の空欄①〜④に入る数値を計算しなさい。なお、端数処理は円未満四捨五入とし、与えられた資料の計算式および条件に基づくこと。

解答・解説を表示

解答

① 771,055円 ② 686,724円 ③ 391円 ④ 1,103,015円

解説

老齢給付は、加入月数を種類ごとに整理し、決まった順番で計算します。まず老齢基礎年金を求めます。次に老齢厚生年金の報酬比例部分と、経過的加算(定額部分と老齢基礎年金相当分の差額)を足します。厚生年金の被保険者期間が20年以上あり、要件を満たす配偶者などがいれば、加給年金額を加えます。

解き方

  1. 加入履歴から、納付済月数(厚生年金24月+279月、国民年金142月の計445月)と未納月数(35月)を確かめ、老齢基礎年金を計算します。
  2. 報酬比例部分(2003年3月以前と4月以降に分けて)と経過的加算額を計算し、基本年金額を求めます。
  3. 厚生年金保険の被保険者期間が20年(240月)以上あり、要件を満たす配偶者がいるので、加給年金額を加えて老齢厚生年金の合計額を出します。

答えの内訳

①:771,055
老齢基礎年金の計算式に基づき、831,700円 × (24月+279月+142月) / 480 = 831,700円 × 445月 / 480 = 771,055.20…円となり、円未満を四捨五入して771,055円となります。
②:686,724
報酬比例部分の計算式より、2003年3月以前分ⓐは260,000円 × (7.125 / 1,000) × 24月 = 44,460円。2003年4月以後分ⓑは420,000円 × (5.481 / 1,000) × 279月 = 642,263.58円。ⓐ+ⓑ = 44,460円 + 642,263.58円 = 686,723.58円となり、円未満四捨五入で686,724円となります。
③:391
経過的加算額の計算式より、定額部分相当額は1,734円 × 303月 = 525,402円。控除額は831,700円 × 303月 / 480 = 525,010.625円。525,402円 - 525,010.625円 = 391.375円となり、円未満四捨五入で391円となります。
④:1,103,015
Aさんの厚生年金被保険者期間は303月(20年以上)あり、65歳到達時に生計維持関係にある65歳未満の妻Bさんがいるため加給年金額(415,900円)が加算されます。よって、老齢厚生年金の額は基本年金額(報酬比例部分686,724円 + 経過的加算391円 = 687,115円)に加給年金額415,900円を加えて、1,103,015円となります。

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覚えるポイント

  • 老齢基礎年金の満額月数は480月、2003年4月を境に乗率(7.125/1,000と5.481/1,000)が変わる点、加給年金の要件(被保険者期間原則20年以上)を正確に押さえましょう。

間違えやすいところ

  • 経過的加算では厚生年金保険の被保険者期間の合計月数(24月+279月=303月)を使いますが、これを国民年金の納付月数などと混同して間違えやすい点に注意します。
  • 加給年金の加算要件(厚生年金の被保険者期間が240月以上)を満たしているか確かめず、基本年金額のままにしてしまう間違いに注意します。

出題の前提:2025年4月1日現在施行の法令等

出典:金融財政事情研究会『2026年5月 2級 損保顧客資産相談業務』
公式問題 p.2(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.5(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2026年5月 2級 損保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2026年5月 2級 損保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。