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FP技能検定 · 学習ガイド

2024年1月 2級 生保顧客資産相談業務の問題・解答解説

日本FP協会・金融財政事情研究会の公式問題・模範解答を、級・学科/実技・公開年度に分けて収録しています。CBT公開問題は1セットの公表問題で、全受験者への出題を網羅するものではありません。

2024年1月 2級 生保顧客資産相談業務の概要
30:00

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老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額の計算

公的年金・社会保険 · 老齢基礎年金 / 老齢厚生年金 / 報酬比例部分 / 経過的加算 / 加給年金

X社に勤務するAさん(1968年8月13日生まれ、65歳まで勤務見込み)が原則として65歳から受給できる老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額(2023年度価額)について、〈計算の手順〉の空欄①~④に入る数値を計算しなさい。

解答・解説を表示

解答

① 742,000円 ② 1,284,822円 ③ 53,360円 ④ 1,338,182円

解説

65歳から受け取る公的年金は、老齢基礎年金と老齢厚生年金の2つでできています。老齢厚生年金は、報酬比例部分・経過的加算・条件を満たすときの加給年金でできています。加給年金は、65歳になったときに、自分が養っている65歳未満の配偶者などがいるときだけ加算されます。

解き方

  1. 20歳から60歳までの厚生年金の加入期間(納付済月数)448月を数え、老齢基礎年金の額を出します。
  2. 2003年3月以前と2003年4月以後に分けて、それぞれの報酬比例部分を計算して足します。
  3. 厚生年金の全加入月数(上限480月)から定額部分を出し、20歳以上60歳未満の厚生年金期間分を引いて経過的加算を出します。
  4. 妻Bさんの生年月日からAさんの65歳時点の年齢を確かめます。65歳未満でないので加給年金は付かないと分かり、老齢厚生年金の合計を出します。

答えの内訳

①:742,000
老齢基礎年金の計算式より、満額795,000円×(納付済月数448月/480月)=742,000円となります(20歳から60歳までの480月から学生未加入期間32月を除いた448月が納付済月数となります)。
②:1,284,822
報酬比例部分はⓐ2003年3月以前分:280,000円×(7.125/1,000)×144月=287,280円、ⓑ2003年4月以後分:500,000円×(5.481/1,000)×364月=997,542円となり、合計すると287,280円+997,542円=1,284,822円となります。
③:53,360
経過的加算額は、定額部分1,657円×480月(厚生年金期間508月だが上限480月)-795,000円×(448月/480月)=795,360円-742,000円=53,360円となります。
④:1,338,182
Aさんが65歳到達時、配偶者である妻Bさんは67歳であり既に65歳以上であるため、加給年金額は加算されません。よって老齢厚生年金額は報酬比例部分1,284,822円+経過的加算53,360円=1,338,182円となります。

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覚えるポイント

  • 経過的加算の定額部分に乗じる月数は被保険者期間全体(上限480月)で計算する。
  • 加給年金は厚生年金の被保険者期間が20年以上ある受給権者が65歳到達時に65歳未満の配偶者等を有する場合に加算される。

間違えやすいところ

  • 妻が年上だと、本人が65歳になったとき妻はすでに65歳以上なので加給年金は付きません。ここを見落とす間違いです。
  • 経過的加算で引く額を、20歳以上60歳未満の厚生年金期間ではなく全体の期間で計算してしまう間違いです。

出題の前提:2023年10月1日現在施行の公的年金関連法令(2023年度価額)

出典:金融財政事情研究会『2024年1月 2級 生保顧客資産相談業務』
公式問題 p.3(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp) / 公式問題 p.4(公式掲載ページ) ↗(www.kinzai.or.jp)

2024年1月 2級 生保顧客資産相談業務

参照した公式資料

金融財政事情研究会が公開した2024年1月 2級 生保顧客資産相談業務の問題・解答資料です。

金財のPDFは公式掲載ページからご覧ください。古い資料は現在の一覧に掲載されていない場合があります。